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初重賞制覇!ニューコンビで梅雨空の下で大外一気!!

梅雨入りして、雨が降ったり止んだりする中「エプソムカップ」で、1番人気に推されたジャスティンカフェ。直線大外から矢のような末脚で豪快にゴール前一気。初重賞制覇となりました。

エプソムカップは迎えて40回目。記念すべき一戦でした。昨年の毎日王冠でサリオスに半馬身差届かず2着。そして、前走のダービー卿CTでも惜しい2着。なんとも不運な馬でしたが、今回は東京の舞台で、持ち味の末脚がフルに生きるとファンに後押しされて、これに見事に応えました。

私の予想は横山家の父である横山典騎手のマテンロウスカイ。前走のメイS同様にポンと出ると一人旅。相手は横山家の長男が乗るジャスティンカフェが〇と予想。

ところが、マテンロウスカイはスタートのタイミングが合わず後方からポジション。それでも仕掛けて内から前に浮上。それを意識しながらショウナンマグマの吉田豊騎手が譲らず先頭。そこに外からややかかり気味にルージュエヴァイユ。懸命に石川騎手がなだめて2番手をキープ。中団には3番人気のレインフロムヘヴン、その後ろにレクセランス。そしてエアファンディタ、エアロロノア、ジャスティンカフェの追い込み勢。

前半の5ハロンが通過58秒3。馬場コンディションから緩みないペース。そして、直線は泥が跳ねあがる内から外に広がる展開。

内のショウナンマグマと2番手のルージュエヴァイユの間からマテンロウスカイが先頭に立つ勢いでしたが、外のルージュエヴァイユも実にしぶとい。マテンロウスカイかルージュエヴァイユか、と見えたその時でした。大外からまさに矢のように迫って来たのがジャスティンカフェ。見事に前の2頭を捉える圧巻の重賞初勝利。

以前、横山典パパが騎乗していたので、初騎乗の横山和騎手は何らかのアドバイスを受けていたのかも知れません。

激しい2着争いは私の願い空しく外のルージュエヴァイユが、クビ差マテンロウスカイを振り切り2着を確保。2番人気のインダストリアは直線伸びを欠き7着。レインフロムヘヴンは12着に敗退。

ジャスティンカフェは初重賞制覇で、昨年同様に秋の東京の初戦「毎日王冠」が、楽しみになりました。

GI連勝!マイルの女王が新たな恋人で衝撃の快走!!

    東京のマイル戦に絶対的な自信を持つ4番人気ソングライン。3週前の「ヴィクトリアマイル」に続き、GI「安田記念」を撃破!

それは戸崎圭太騎手という絶妙の伴侶を得て、春のGIマイルの頂点に立ちました。ソングラインは昨年に続く安田記念の連覇でもあります。

  日曜の東京競馬場。直前の金曜、土曜は台風の影響で大雨警戒予報が出た府中市。安田記念当日は、晴れても渋った馬場コンディションが予想されました。

ところが、当日は初夏の太陽が馬場の回復を加速。安田記念の直前は内側辺りで少し泥が跳ね上がる状態だったものの、むしろ結果的に足がかりの良いコンディションに変貌した印象です。それが高速の結着に繋がりました。

  レースはウインカーネリアンの三浦騎手が激しくしごいて主導権を取ります。これを内からジャックドール(5番人気)、2番人気のソダシが追いかける展開。前半の3ハロンが34秒2。昨年を大きく上回るペース。この流れで後方待機のシュネルマイスター(1番人気)には願ってもない展開。

  顔ぶれから流れが遅くなると読んだ3番人気のセリフォスのレーン騎手が、少し掛かり気味に4、5番手のインをキープ。中団の外からソングライン。その内側に私の期待ガイアフォース(8番人気)。

そしてレースの後半が45秒4―33秒8。超ハイレベルの結着。2番手から直線で先頭に立ったジャックドール。その背後にいたセリフォスが接近。ところが、外から忍び寄って来たソングラインが、鋭い脚勢で一気に肉薄。その後方からシュネルマイスターと、その内からガイアフォースも接近。

あっという間に抜け出したソングライン。2番手を突き放す独壇場のパフォーマンス。激しい2番手争いは横一線。4頭がアタマ・クビ・クビ差の大接戦。辛くもインのセリフォスが、シュネルマイスターを振り切り2着を確保。

惜しかったのはガイアフォース。直線で前にダノンスコーピオンがいて、少し邪魔になるような不利。ゴール前の脚色が良かっただけに惜しい4着でした。仮に3着で3連複は万馬券。印象からベストは2000mくらいかと推察しています。

ソングラインと戸崎騎手。呼吸もピッタリ。見事なプレーにスタンドの観衆も魅了されたようです。昨年勝てなかったGI戦。今年はフェブラリーSで愛馬レモンポップが坂井瑠騎手にチェンジ。悔しい思いをしたことでしょう。

そこに、突然、現れた女神ソングライン。その新たな恋人を得て、戸崎騎手の笑顔は満開そのものでした。