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腰を抜かすくらいの春の嵐で衝撃の結末!!
時に競馬は誰もが予期し得なかったドラマを生み出すことがあります。春を告げる平成最後のGI「高松宮記念」。それは、まさい衝撃的な結末となりました。
圧倒的な1番人気に推されたダノンスマッシュが4着に敗退。続く2番人気のモズスーパーフレアが15着に惨敗。
優勝は3番人気で初めての芝1200m挑戦のミスターメロディ。終始インの好位4、5番手で機を窺い、ゴール前で力強く抜け出しました。
18頭のフルゲート。直前のオーシャンSで、前半32秒3で飛ばし圧勝したモズスーパーフレア。今回は15番枠。なんとダッシュが鈍く、このことが結果的に大きな足かせとなってしまいました。
逆に内から抜群のダッシュ力を見せたセイウンコウセイ。一瞬2馬身くらい前に出たように見えました。そこへラブカンプーとナックビーナスの5枠2頭が接近。ミスターメロディが内からこの後につきます。
そして、外から武豊騎手がシゴキながらモズスーパーフレアが、前を行くラブカンプー、セイウンコウセイに追いついて先頭。3コーナーを目前にしてのことでした。
中団にアレスバローズ、ナックビーナス、ティーハーフ。そしてロジクライは中団の後方。ショウナンアンセムがその直後のイン。デアレガーロ、レッツゴードンキが後方。
前半の3ハロンが33秒2で昨年と同じようなペースで進みます。比較的、先行馬に有利な流れとも取れます。
直線に入り先頭のモズスーパーフレアに外からセイウンコウセイが並びかけると、もうギブアップ。そこへラブカンプーとダノンスマッシュが、先頭に躍り出たセイウンコウセイウを追います。
その時でした。好位インで前の動きを見ながら展開したミスターメロディが、直線で内から中央に進路を取り、グイグイと迫って来ました。そしてゴール前で内からセイウンコウセイに並びかけると、力強く抜け出したミスターメロディ。また、開いた内ラチをピッタリと通ったショウナンアンセム鋭く急追。
好位グループで展開したダノンスマッシュ、そのまた内からティーハーフも良く追い上げましたが4着、5着。
1分7秒3でミスターメロディが優勝。2着はしぶとく粘りに粘った12番人気で一昨年の高松宮記念の優勝馬セイウンコウセイ。写真判定の3着に17番人気のショウナンアンセムが入り大波乱。
1番人気のダノンスマッシュは直線に入り2、3番手グループの外に位置していましたが、コーナーの外目を走ったぶん一息及ばず4着。このコース取りの差が明暗を分けた形にもなりました。
レッツゴードンキは6着。ロジクライが8着。ナックビーナスが14着でモズスーパーフレアは撃沈の15着に敗退。
おそらく今回の枠順が内外逆であったならば、結果はまた違っていたかも知れません。上位3頭はラッキーな面があったと思われます。今年の秋のスプリント決戦「スプリンターズS」が目を離せません。
それにしても、3→12→17番人気で3連単が449万7470円也。競馬に絶対はない、事実は小説より奇なりであります。
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皐月賞戦線は波高し!波乱の結果だったスプリングS!!
皐月賞最終便の「スプリングS」が終了しました。3着以内に入れば皐月賞出走とあって、ほとんどの馬が全力投球。
そんな中で、ゴール前は一転二転と劇的に情勢が変わりました。そして、意外な結末となったのです。
主導権を内から取ったクリノガウディー(4番人気)。3番人気のヒシアグネスが一瞬前に出かけましたが、控えて2番手で折り合いに専念。その外から黄色の帽子の2頭。ディキシーナイトにエメラルファイト。そして内には1番人気のファンタジスト。
2コーナーで2番手の外に少し掛り気味にカラテ。ディキシーナイトが5番手。そして2番人気のロジャーバローズ。その背後にピッタリとエメラルファイト。そこから離れてファンタジストが下げて待機策。タガノディアマンテにユニコーンライオン。それらの外にシークレットラン。ニシノカツナリも同じようなポジション。
1000m通過が60秒0。良に回復した馬場状態とはいえ、インサイドがいくらか渋ったコンディション。
直線に入り逃げるクリノガウディーに並びかけたヒシイグアス。その外から黄色の帽子2頭が伸びて来ました。エメラルファイトにディキシーナイト。そして一番外からファンタジストが強襲。
ゴール前で抜け出したエメラルファイトとディキシーナイト。そこへファンタジストが猛然と肉迫。
結果はアタマ差でエメラルファイトが優勝。外から迫ったファンタジストが2着。ディキシーナイトが3着。以下、タガノディアマンテ、ヒシイグアスと続きました。
優勝したエメラルファイトは10番人気。白梅賞を接戦で勝ち上がって初めての中山でしたが、勝負強さを如何なく発揮しました。
1番人気ファンタジストはアタマ差届きませんでしたが、GI朝日杯FS4着の地力では垣間見えた印象です。3着のディキシーナイト(7番人気)は手堅さがセールスポイント。それをフルに生かせました。
2番人気のロジャーバローズは7着。中団で伸びを欠きました。注目していた葉牡丹賞の勝ち馬シークレットラン(5番人気)は、走りがぎこちなく8着。持ち味を生かせませんでした。
とはいえ、優勝したエメラルファイトから10着のニシノカツナリまで0秒7差。もう一度同じメンバーで走れば、また違った結果になるような気がします。
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