その方はサイコロ風の物を出し「これは筮竹(ぜいちく)の代わりのような物なんです」と言ってコロコロと手からテーブルに転がしました。
「そうですね、明日のラッキーカラーは白色がいいようですね」と、にっこりと微笑まれたのです。
この日の「アベコーのモリもりトーク」のゲストは“西新宿の母”として、圧倒的な支持者を持つ真如雅子(しんじょまさこ)さん。大人気の占い師さんです。
母にも似たとても優しい眼差しで、占った結果を告げる真如さん。とにかく、その占いが当たるということから、話題となり西新宿の某百貨店の前には、彼女に占って欲しいという方が長蛇の列。私もその行列横に、凄い人気だなあ・・と思いつつ幾度となく通り過ぎたことがありました。
現在は新宿西口の百貨店前から南口に移動して占っているそうですが、新宿西口の郵便局そばにある事務所のスペースでも占っているそうです。
冬の寒い日には行列の人たちにホッカイロを配ったり、その優しく温かな応対に心を引かれる方も多くいて、西口の母の人気は留まることを知らず。
「この占いを始めてから15年くらいになりますかね・・。1度お見えになった方が2度、3度と来られたりするんですよ」と真如さん。
やはり、圧倒的に若い女性の方が多いらしいのですが、最近はある程度の年齢の男性諸氏も多いとか。なかなか回復しない景気の影響が、仕事を占って欲しいという声に出ているようです。
「アベコーさん、あなたの手相を拝見すると、現在のお仕事はピッタリですね。いろいろ構想を練ったり、あるいは企画したり、人前で話をしたり、そういった職業に優れている方たちの手相なんです。中指と薬指の上の間にある2本の線が、これからの財力を示していますよ。それにしてもいい手の形と厚みをしていますね~」と真如さん、いや真如先生からありがたいご提示。
真如さんの占いを携帯のサイトで始めたら、現在は占い部門のベストスリーに入る大変な人気だとか。
さあ、そこで明日(1月17日)のラッキーカラーをお聞きしたところ、はっきりと「白」ときっぱり。で、翌日の京成杯の白、1番のレッドスパークルが3着。私の本命のフラガラッハの追撃を頭差凌ぎました。私的には悔しい頭差「白」でした。
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超人気・あの西新宿の母のご提示は1枠白い帽子だったんですが・・結果は!?
超スローがわかっていた安藤勝騎手が取った作戦に、おお、さすがだなあ・・と感心!!
京成杯の安藤勝騎手のプレーには驚かされました。この日、騎乗したのは期待の注目馬アドマイヤテンクウ。未勝利勝ちしたときが外から鋭く追い込んで優勝。そして、前走のラジオNIKKEI杯2歳Sでは、最後方近くから直線内をついて接近。5着ながら0秒2差の接戦。これまでの4戦が、スタートでモタついたり、行き脚がつかなく直線だけの競馬。それゆえ、2,000mの距離は歓迎なのですが、京成杯は中山内回り。しかも、枠順が1番枠。顔ぶれをみても、どうも流れが速くなりそうになく、この状況で追い込んで来れるのか、不安のほうが大きかったのです。
ところが、今回のアドマイヤテンクウは違いました。好スタートを決めると、コーナーを利して押し出されるように先頭。驚きです。あの追い込みのアドマイヤテンクウが逃げているのです。前半の5ハロンが63秒2。まさに超スローペースです。いつも逃げていたブルーソックスは中団。このブルーソックスは結局、最後方の13着でゴール。騎乗したクラストゥス騎手は「最初は引っ掛かり気味で押さえるのに苦労したよ。最後はいっぱいだったね。距離は短いほうがいいんじゃないかな」と。逃げたことしかない馬を、無理やり超スローで押さえ込もうとしたアナタが悪いんじゃないか! とつぶやく私。
結局、この流れにうまく乗ったアドマイヤテンクウが終始リードして、そのまま逃げ切るかに見えたのですが、これを早めに察知した絶好調の横山典騎手の1番人気エイシンフラッシュが、直線で並びかけて激しい叩き合いの末、鼻差競り勝って優勝。ラスト2ハロンは11秒4-11秒4。後続馬はなすすべがありませんでした。
優勝したエイシンフラッシュの横山典騎手は「最初は逃げてもいいかな、と思っていたが、まさか安藤さんが行くとは考えていなかったので、さすがだなあ・・と思いました。アドマイヤがしぶといのはわかっていたから、いつでも並びかけられるよう用意はしていました。まあ、それだけの手応えもあったしね。まだ背中が緩い馬だから、まだまだ良くなってきますよ。楽しみです」とコメント。
惜しかったのは私の本命だったフラガラッハ。暮れの阪神のデビュー戦で2着ながら、5回阪神開催でラスト33秒8は、同開催の阪神で同期出走馬のなかでピカイチ。この破壊力に期待したのですが、3着の2番人気レッドスパークルに頭差4着。外を回り、ゴール前は3着馬を凌ぐ勢い。少しずぶいところがあるので、距離延長したほうがより持ち味が生きそうです。ただし、賞金を加算できなかったことが、クラシックに向う上で大きな痛手。12月20日のデビューからもう3戦も消化。これでサバイバル戦に突入すると、疲労残りが不安になります。
父はマイル戦以下の距離で、強烈な末脚で一世を風靡したデュランダル。その父の枠を超えた活躍を期待したものです。