私の6月21日の誕生日のときにもブログで書いたのですが、今年も年齢をまたひとつ重ねて、1秒間に3人の割り合いで命を落としていく子供たち。とくに悲惨な状況にあるアフリカの子供たちを、一人でも多く助けたい、と心が強く揺り動かされました。戦争、激しい部族間の対立、疲弊した田畑、エイズ、デング熱、砂漠化による飲料水不足。そして食糧不足と飢餓と飢饉。その中で幼い子供たちは命を落としていきます。私たち日本人と同じ人間の血が通った子供たちが・・。アフリカでは5歳まで生きられる子供たちが5人のうち3人もいない悲しい現実があります。
アフリカ南部に位置するジンバブエという国では、独裁政権のムガベ大統領が一段と独裁色を強め、敵対する相手を抹殺。欧米から経済制裁を受け、食糧難に更に拍車がかかっています。非営利組織のNGOなどの援助団体も6月にムガベ政権が活動停止という強硬手段。今月9月に入ってから欧米、国連などの圧力で停止が解除され、国会にも野党が認められたものの年率は1,000を超し、パン一切れが1億ジンバブエ$という、まさにハイパーインフレ。ゆえに、飢餓、飢饉はことさら進み、そのしわ寄せが子供たちに向っているのです。
私はこの状況をなんとかしたい、なんとか手助けしたい、一人でも多くの子供たちを助けたいと、強く思っています。もちろん、一人では空に種を蒔くようなもの。一人でも多くの人たちと手に手を取り、少しでも子供たちにとって大きな力で届けたいと願う思いで、チャリティー・ディナーショーを企画。ご相談したら一つ返事で全面協力を申し出てくれたY・Kさん。そして、ボランティア精神でお手伝い頂いたYさんのお仲間の方々。
そして、早乙女太一の代表作「蒼伝説」のエンディングテーマ曲にもなった「ムグンファの花」を歌っている天雀(テンチュエ)さん。以前から懇意にしている関係から彼女にお願いしたら協力して頂けるとのこと。素晴らしい歌詞と美しいメロディー。それを見事に歌い上げた天雀さんの歌唱力が聴けるのです。私の一番好きな1曲です。作曲は浜圭介さんさすがです。
そして、アイドル演歌で大人気だった林あさ美さん。大勝軒の山岸一雄さんを歌った人生の応援歌、つんく作曲の「男花吹雪」のCDを発売記念のときに、私が司会をしたことから知り合い今回の出演をお願いしたら喜んでとのこと。
更に、売り出し中の男性デュオ、BIGBELL。彼らは抜群の歌唱力と透明感のあるハーモニーで、テレビ朝日「旅の香り」、「ちい散歩」のテーマ曲を歌っている注目のユニット。これはテレビ朝日映像の方が協力して頂きました。
また、当日は友情出演で東京トルヴェール女性合唱団の一部の方も参加。BIGBELLとの初めてのコラボも披露してくれるとのこと。そして、世界画家で世界遺産の東照宮の絵馬も手がけている友人の池依依依、女流画伯がチャリティーに絵を供出。
収益金はNGO「セーブ・ザチルドレン・ジャパン」の方に来ていただいて、発起人代表のガバゴンこと教育評論家の阿部進さんから目録を手渡すことにしました。
ディナーショーは18時から21時まで。熊谷にある「ホテルガーデンパレス」で、司会進行はこの私。そして競馬中継のキャスターでお馴染みの荘司典子さんにお手伝いをお願い致しました。
今回の企画のディナーショーは、来ていた方が楽しくチャリティーに参加して頂きたい、との思いから料金も1万円に設定。これには会場となるホテルガーデンパレスのご協力、そしてボランティアとして、まさに手弁当で頑張って頂いた多くの仲間がいます。この方たちに感謝で一杯です。
いよいよ9月29日、日を追ってちょっぴりドキドキしております。
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「アフリカの子供たちのために」9月29日チャリティー・ディナーショーがいよいよ実現!!
雨がもたらした?大変だ!3歳戦線は大混戦だ!!
今年の3歳クラシックは春から混戦模様でしたが、ひと夏越してどういう展開になるのか、先週の菊花賞トライアル「セントライト記念」、そして秋華賞トライアル「ローズS」は、大いに注目されました。
当日は中山、阪神ともに雨が降る悪コンディション。初めて経験する馬が多く、仕上がりと馬場の巧拙が左右するだろうと考えていたら、共に人気薄の伏兵が優勝。とくにセントライト記念は、9番人気のダイワワイルドボアが、人気の中心だったマイネルチャールズを撃破。半馬身差でチャールズが2着を確保。
ダイワワイルドボアは休養明けを新潟で2戦。2走前の佐渡特別では成長著しい超良血のキングオブカルトの際どい3着。キングオブカルトはその前のラジオNIKKET賞で0秒2差だったことから、ダイワワイルドボアの潜在能力を評価。オープンでも通用、今回はチャンスもあると思いマークしていたのですが、好位置で流れに乗りチャールズとノットアローンの叩き合いを制しました。菊花賞もおそらく人気薄ですが、大駆けのチャンスは残しています。人気のチャールズはまさに完敗。いつも上位に顔を出す馬ですが、今回しかり、菊花賞で優勝は厳しくなりました。
惜しかったのはダイバーシチー。ゴール前で外から伸びて4着。3着ノットアローンに半馬身届きませんでしたが、内容はこの馬が一番。ただし、運がなかっただけ。私は本馬場入場したときから、素晴らしい馬体と、ダクからキャンターに移るときに、惚れ惚れするような動きに、フッワークに感動。◎印の期待度が、更に凄い勢いでヒートアップ。単・複、3連単、3連複、馬単と強気一色。腰を据えて結果を待ったのでした。
ところが、運命の神様は本当に皮肉。1コーナー手前で故障したリノンリーズン、その煽りで落馬したフジヤマラムセスの影響をモロに受けてしまったのです。これは致命的な不利。それでも、なんとか4角では中団近くまで押し上げて、直線外に出し、グイグイと差を詰めたところがゴール。勝ち馬と0秒2差。1角での不利が大き過ぎました。そして無常にも菊花賞のチケットに半馬身届きませんでした。実に悔しい一戦です。
☆秋華賞は大変なことになる!!
ローズSは7番人気マイネレーツェル、9番人気ムードインディゴ、1番人気レジネッタの激しい叩き合い。鼻・首差で上記の着順。この日の阪神は午後に入り、雷と雨足が強くなり、馬場状態も一気に悪化。ローズSの頃には雨が上がりつつあったとはいえ、雨で濡れた馬場コンディションは、高速馬場から力を要する状況に急速に変化。
その中で、優勝したマイネレーツェル。馬場、枠順、流れと恵まれた面はあったのですが、予想以上の勝負強さ。桜花賞トライアルが11番人気での優勝。敗れたとはいえ桜花賞が内田博騎手で0秒3差、オークスが武豊騎手で0秒6差。ともに人気薄でしたが差はほとんどなかったのです。ムードインディゴもオークスで10着ながら0秒8差。今回は馬体がマイナス18K。これはわすれなぐさ賞を優勝したときの馬体重。クイーンSを叩いて旧に復していました。秋を待たれていた1頭。秋華賞も不気味な存在です。
1番人気だったレジネッタは休養明けのクイーンSをひと叩きしての挑戦。本番は秋華賞だとしても、どうしても取りこぼしが目立ってしまいます。秋華賞でも人気の中心馬。余力を残して本番に、という青写真は出来たのでしょうか。
私は、強烈な決め手、クインーンSでも見せ場を作ったメイショウベルーガが本命。ところが、出遅れ、脚を取られるほどの重馬場で5着。オークス馬トールポピーに先着したことが唯一の得点でしたが、良馬場でこの馬の破壊力に期待してみたい馬です。
いずれにしても秋華賞は3連単の1番人気でも万馬券の様相。またまた大波乱が待ち構えているような気がする3牝馬秋の陣です。