みちのく福島市を流れる阿武隈川。それをぐるりと囲むように、信夫山、安達太良山。この福島盆地にある福島競馬場。夏はあくまでも暑く、冬はあくまでも寒い。メリハリの利いた気候条件なのです。
7月13日、この日は福島夏開催の最終日。夏の太陽は梅雨明け前だというのに、痛いほどジリジリと肌に刺します。
この日、私はBSフジ「競馬中継」に出演。MCはフジテレビの長谷川豊アナウンサー。そしてタレントのもりちえみさん。もりちえみさんはイベントでもよく一緒になる方で、このブログでもお馴染みです。この方と一緒になると、大きな馬券を的中するので、朝からウキウキ状態。きっと相性がいいのでしょうね。
この日の番組の見どころは「アベコーVS椋木 熱闘!馬券対決!」と銘打って、福島の9レース織姫賞、10レース彦星賞、11レース七夕賞。そして、阪神10レースのプロキオンSに、函館11レースの巴賞。以上5レースの対決。1レースあたり3,000円購入し、トータルして配当額が多いほうが勝ち。
「いやあ、先週ランキング最下位だったし、昨日もダメ。今日も自信はないんですよ」とムクちゃんこと椋木さん。
「でも、ムクちゃんには頑張って欲しい」と、エールを送る私。
まず、私の織姫賞は◎アポロクイック。これを軸に3,000円を3連複にして、直線アポロがグイグイ伸びて2着。☆マイネトゥインクルが1着でセーフ。ところが、△マジックビクトリアを切ったのが無念。4着の△ボレロビートと鼻差。3、4着が逆転していたら万馬券で的中だったのになあ・・。
「アベコーさん、アポロクイックって9番人気ですよ。馬連で6,320円ですよ。もったいないなあ・・」と、長谷川アナ。
10レースの彦星賞は、5番人気のロータスシチーの単騎逃げ切りに期待していたのですが、予想外に発汗がひどく、馬体も18Kプラス。結局5着に敗退。
函館の巴賞が、未知の魅力を買って、◎トーセンキャプテンに期待。ところが、函館という日本で一番直線が短いコースなのに、あまりにも消極的作戦。加えて、馬場コンディションのいい函館なのに大外を回るロスで4着。「武幸四郎~・・ククク!」
ただ、このレース3連単2頭軸フォーメーションで、○印のフィールドベアーと▲マヤノライジンが、1、2着同着。なんと的中!4,730円也。
福島、七夕賞は◎ダブルティンパニーの3連複で臨んだものの、2番手で伸びを欠き無念の10着。
そして、阪神10レースのプロキオンSは、先行力に一段と鋭さと、しぶとさを身に付けてきたヴァンクルタテヤマが◎。これが大正解。フォーメーションで3連単が的中!思わず 「バンザーイ、バンザーイ!」と、ガッポーズで雄たけび。
おお、3万1,470円をゲット!
「アベコーさん、やりましたねー」と長谷川アナ。
「アベコーさん、おめでとうございます!」と、ニッコリと笑顔が可愛いもりちえみさん。
かくして「アベコーVS椋木の対決」は、3万6,200円対0円で私の優勝。やはり、もりちえみさんとの相性は、強運も呼び込んでくれる女神のようです。ハイ。
Archive for 競馬
夏空の信夫山は遠く霞みて・・(・・)/~~~
仙台のホテルで夜景を見ながら七夕賞をふっと思う(T_T)
伝統の一戦、七夕賞。前日、私は杜の都、仙台に宿泊。知人たちからの誘いを断り、JALシティホテル仙台の窓から見える夜景を見ながら、明日の狙いどころ、勝負どころを思案。
「七夕賞か、人気はカネトシツヨシオーかキャプテンベガだろうな。ただ、カネトシツヨシオーは夏場の中2週、福島テレビOPを使って、臨んでくる馬はほとんどが壊滅状態。とくに関西馬でこのローテーションは過去10年連対馬がゼロ。福島テレビOPの勝ちっぷりが良かったのと、調教が抜群だったから、○印にしたけど不安がだな・・。▲キャプテンベガか、大きなフットワークをする馬だし、小回りでボコボコ馬場の福島は明らかに減点だし・・。大波乱のような気がするな」
バスタブに身を沈めながらも七夕賞を頭の中で展開。もう既にナイガイタイムス紙などでは予想を発表しているものの、どうもしっくりしません。
「それじゃエプソムC組も、グラスボンバーは3着だったけど、8歳馬でエプソムCが12番人気。4着のトウショウヴォイスが13番人気。これらはフロックの可能性があるぞ。逃げ先行馬が総崩れで恵まれたのだろう。休養明けでエプソム5着だったマイネルキッツは、巴賞のメンバーを見て急に巴賞を止めたんだとか。じゃあ、予定を変更するくらいだから、自信がないのか・・。福島巧者アルコセニョーラも内枠でインコースの悪いところを走らなくちゃいけない。体のない馬だし、力の要する馬場も減点だな」
上位の人気馬が総不安だらけ。しかも、上位の人気馬は差し追い込みタイプ。流れはおそらくスロー。
「やはり、◎ダブルティンパニーで正解か。エプソムC18頭の8着だから、そんなに負けてないし、今回は休み明け3走目。2,000m6戦3勝、2着1回3着1回。間違いなく得意の距離。ハンデが53Kでスンナリと先行できそう。よし、このダブルに賭けよう。戸崎圭太は10番人気のドリームスカイで東京ダービー優勝だ。この勢いもいいぞ!そうだ、ミヤビランベリもひょっとして逃げるかも知れないから、馬券に加えておこう」
かくして、翌朝、いざ福島の地に乗り込んだわけです。ところが、結果はとんでも事態の結末。
先手を取ったミヤビランベリがそのまま逃げ切り勝ち。2番手のダブルティンパニーがモタモタして伸びを欠き、好位置から馬場のシッカリしている外を走れたミストラルクーズが2着。7番人気と11番人気で1、2着。マイネルキッツが3着で、キャプテンベガが4着。カネトシツヨシオーは6着。大波乱となってしまいました。優勝したミヤビランベリは1,600万からの挑戦。
来年の七夕賞も間違いなく波乱になるぞ、今年の七夕賞を振り返って、改めてそう思いました。