前半の3ハロンが33秒7。時計を要する馬場コンディション。緩みないペースで流れます。インコースのコンディションが悪いと言うことで、主導権を取ったモズスーパーフレアの北村友騎手が内を避けて4コーナーをまわります。その直後の2番手クリノガウディーも、またその外にだしてスパート態勢。ガラリと開いたインからセイウンコウセイが伸びて来ました。さらにその内を狙ったライトオンキューが肉迫。
ラスト200mはモズスーパーフレアが先頭。内から並びかけたセイウンコウセイ。モズスーパーフレアの外に進路を取ったクリノガウディーの脚色が鈍くついて行けません。最内からライトオンキューの伸び脚が良く先頭を狙う勢い。そして一気に先頭に立ちます。このまま後続を離し圧勝かと思われましたが、一番外から満を持したシヴァージが、内のラウダシオンを引き連れて強襲して来ました。
そして、ゴール前はインで懸命に粘るライトオンキューを、一番外のシヴァージが力強く捉えて優勝。3着にラウダシオン。中団からしぶとく伸びたリバティハイツが4着。以下、セイウンコウセイが5着。
また1番人気のモズスーパーフレアはブービーの17着。その前にクリノガウディーがいました。
GI「高松宮記念」は、3月28日の中京競馬場。まだ残っている阪急杯、オーシャンSなどの関門から勝ち上がって来る馬は何か、例年と異なる中京開催で馬場コンディションはどうなるのか、まだまだ課題は残されていますが、とりあえず今回の優勝でシヴァージが有力株になり上がったことに間違いはありません。









