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ハスキーヴォイスのジャズシンガー♪真梨邑ケイさんと3年ぶり有馬記念以来の再会に・・(^^♪

Img_1269 「アベコーさん、お久しぶりです!」といって現われたのが、ハスキーヴォイスが魅力の女性ジャズシンガー。
 「やあ、ようこそケイさん。本当に久しぶりでしたね」と私。
 で、始まったTBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」。今夜のお客様は日本を代表するジャズボーカリストの真梨邑ケイさん。
 「アベコーさんと真梨邑さんは、なにか古くからのお知り合いだそうですね」と、TBS江藤愛アナウンサー。
 「はい、以前から親しくさせて頂いております」と真梨邑さん。
 「いつ以来になりますかね・・。あっそうだ、中山競馬以来ですよ!」
 「そうです、そうです、有馬記念以来になりますよね。」と真梨邑さん。
 「あれって、どのくらい前でしたかね、3年くらい前のような気がしますけど・・」と私。
 「う~ん、確かそのくらい前になりますかね。いやあ、あの時はアベコーさんに、ご招待して頂いたんだけど、とっても楽しかったですね。また行きたいわ~。フフ」と真梨邑さん。
 「是非どうぞ来て下さい。お待ちしております」と私。
 「わあ、嬉しい。約束ですよ。競馬場って、いろいろイマジネーションが沸くんですよ。とっても素晴らしいところですね~」と真梨邑さん。
Img_1271_3  「さてさて、真梨邑ケイさんについて、ご紹介させて頂きますと、1982年にアルバム『EREGANCE』でジャズシンガーとしてデビュー。その後、代表作となった『THE MAN I LOVE』でヒット賞、作品賞を受賞されて、昨年の秋には待望のベストアルバム『真梨邑ケイブリリアント・ベスト』をリリース!」と江藤アナ。
続けて「また、一方で、女優として多くの映画やドラマにも出演。2001年には『マーメイド~海から来た少女~』で、映画監督も務めました。ジャズライヴを中心に歌手、女優として活躍している真梨邑さんですが、ところで、アベコーさんは真梨邑ケイさんのライヴにも行かれているとか」。
 「行きましたね。ケイさんの声、ハスキーヴォイスに惹かれましたね。とくに好きだったのが、イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン。明るい軽いトーンで歌うケイさんの魅力が良く出ている曲ですよ」と私。
 「ありがとうございます。この曲は映画『ペイパー・ムーン』のテーマ曲にもなったんです。ライアン・オニール、テイタム・オニールの親子が出演して話題になりましたが、元々は1935年のビリー・ローズなどが歌った『イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン』という曲が劇中歌として入ったものですね」と真梨邑さん。
 「僕は黒人の、もう亡くなったエラ・フィッツ・ジェラルドというお婆ちゃんが歌った『サマータイム』という名曲が大好きで、あの人生を悟ったような深みのあるしわがれ声を聞くと、もうたまらなく涙が自然に出ちゃうんですよ。きっと地中海のミコノス島あたりの真夏の昼下がりに、ただわずかにそよぐ風を感じながらこの曲を聴いたら最高ですよね~。ケイさんの歌はビターのチョコと、ウイスキーかバーボンでも手にしながら聞くといいですよ。幸せ気分かな」と私。
 「わあー、嬉しいですね。本当にそういったシュチュエーションで聴いて頂くと、シンガー冥利につきます」。
 「いいなあ。私もジャズを聴きたくなっちゃいました。そうしたライヴは誰でも気軽に入れるんですか」と江藤アナ。
 「ええ、もちろん大丈夫ですよ。是非、アベコーさんと一緒に私のライヴに来て下さい」と真梨邑さん。
 「わあ!ありがとうございます。アベコーさん、一緒に絶対行きましょうね。ところで、真梨邑ケイさんは、休日はなにか小説を書いているとか?」江藤アナ。
 「はい、そうなんです。家の前がもう九十九里なので、そこを歩いている馬とか、風と海の音を聴きながら書いています」と真梨邑さん。
 「え、それってもう完成真近かとか?」私。
 「はい、ほとんど出来ています。それで春に徳間書店さんから『インティマシー・逢引き』というタイトルで出ることになっています」と真梨邑さん。
 「もうタイトルまで決まっているんですね。それにしても、ケイさんは色んな顔を持っていますね~。ジャズシンガーに女優、監督、脚本家、写真家、そして小説家。本当に多彩ですよね。驚きます」と私。
 「なんでもチャレンジしてみることが好きなんです。よろしくお願い致します」
 続けて「是非、アベコーさんも江藤さんも家に遊びに来て下さい。大歓迎いたします」と真梨邑さん。
 「ケイさん、今夜はありがとうございました。競馬場にまた行きましょう。楽しみにしています」と私。

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 いつもご主人と二人三脚で活動されている真梨邑ケイさん。寒い夜は彼女の「♪イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン」が、夢の誘い(いざない)をしてくれるでしょうね。

あれは他のジョッキーに対して主張する僕のパフォーマンスなんです!!と内田博騎手(^o^)/

Img_1274_2  単勝支持率が1・9倍。断然の人気を集めたアメリカJCCのトーセンジョーダン。アルゼンチン共和国杯まで3連勝。長い休養から本格化の勢いを見せつけて、頂点の有馬記念に参戦。逃げ粘ってしぶとく5着に善戦。トップクラスでも通用する能力をアピール。
 有馬記念8着のネヴァブション以外、ほとんどがGIとは無縁のようなメンバー構成。準オープンをやっと勝ったばかりの馬や、準オープンに在籍している馬。7歳、8歳、9歳馬といった高齢馬が揃って、実績、勢いのあるトーセンジョーダンにとっては、負けられない、負けてはいけないアメリカJCCだったのです。
 当然ながらレースは2着争い、相手探しといった楽観ムード一色。どのくらい突き放すのか、ひょっとしたら馬なり状態で勝つかも知れない、そういった観測も流れる中で、レースはスタート。
 主導権はミヤビランベリが取り、マルカボルトがこれに続く形。更にサンライズベガと、中山金杯を制したコスモファントムが好位のイン。ダイワジャンヌ、トーセンジョーダンも差なく射程権内を追走。前半の5ハロンが63秒4でレースは坦々としたスロー。
 ペースが上がったのがラスト4ハロンを残したところ辺りから。勝負どころでサンライズベガとマルカボルトが減速気味。このとき注目のトーセンジョーダンの手綱が激しく動くのですが、どうもスーと行けず3、4番手で、逃げるミヤビランベリ追いかけて差を詰めるのに四苦八苦の状態。おお、これは大丈夫なのか?ファンも息を呑んでいる状態。
 2番人気のコスモファントムの伸び脚も今ひとつ切れがありません。そうこうしている間に、やっとのことで逃げるミヤビランベリに並びかけようとするトーセンジョーダン。ゴール寸前でした。脚色に勝ったトーセンがミヤビランベリを僅かに捉えてゴールイン。大外から内に切れ込みながら3連覇を目指したネヴァブションが3着。コスモファントムがこれに半馬身差で続く4着。
 戦前の下馬評よりも以外に苦戦だったトーセンジョーダン。8歳馬ミヤビランベリの好走を誉めたらいいのか迷うところですが、時計は過去10年で9番目の遅さ。平凡な時計に意外と手こずった優勝でした。
 その辺のところを内田博騎手に、直接質問をぶつけてみました。
「もっと楽な競馬ができると思ったのですが、意外と苦労しましたね」と私。
「いやあ、着差こそなかったけれど、あれでも余裕があったし、見た目以上の強さでしたよ」と、内田博騎手。
「でも、4コーナーの手前では激しく手綱が動いていましたよね」
「ああ、あれは絶対この位置は譲らないということを主張したかったし、それにあの位置で激しく手綱が動いたことは、他の馬に乗るジョッキーにプレッシャーをかける一種の僕なりのパフォーマンスなんです」と内田博騎手。
 さすがにトップジョッキー。なんとも心憎いばかりの演出だったのです。他の乗り手に与える心理作戦は、まずはお見事といっていいのかも知れません。
 今年は好スタートで決めた内田博騎手。関東関西のトップを走ります。なにやら今年は内田博イヤーになるような気がしてきました。
 「絶対ケガをしないで下さいね」という私の願いに、
 「了解です。ありがとうございます」と、にっこり笑って片手を上げ、引き上げて行きました。