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元国際線のスッチーが競馬中継で、その全貌を見せちゃいました。その彼女とは・・(^^♪

1005201  5月15日、土曜日。この日は前日とうって変わって、木々の緑が眩しいくらいの好天に恵まれた新潟競馬場。
 この日のBSNテレビ中継「ワンダフル競馬」は、いつもの星野アナと高橋アナが特別番組の出演で不在。そこで実況中継を私の隣りで、いつもガハハを連発しているMCの近藤文靖アナが実況アナに変身。さすがです。名調子を織り交ぜながら的確に実況していくあたりは、この方、只者ではありません。関東圏ではテレビ東京を通してオンエアーされていますが、これを聞いたTBSの宮沢アナが「近藤君はさすがだね。彼は本当にうまいなー。TBS系列の優勝者だけあるよ」と絶賛!「もちろん、星野君もソフトで、ボクの好きないい実況をするんだけどね」と、評価を忘れませんでした。
1005202  さて、この日、リハーサルから私の隣りでソワソワしていたのが、女子アナ界の恋する旅人・水島知子アナ。
 「隣りに頼りになる近藤さんがいないから、ああ、どうしよう。ナマだし緊張しますね。ドキドキしています。アベコーさん、助けてくださいね。よろしくお願いします」と、目は女子大生が入社試験の面接に向うようなオドオド状態。競馬の実況生放送では伝えなければならない情報を、絶対間違えてはいけない、というプレッシャーと、番組の進行を打ち合わせの台本通りに進めなければいけない、という重なる心理負担が、彼女を不安定にさせているのかも知れないな・・と思いつつ番組はスタート。
 実は、この日、番組内でMC席の横に登場したのが、入社2年目の米澤和1005203代アナ。私とBSNラジオの「エンジョイ競馬」では、二人で一緒にやっているのですが、その容姿、全貌を、競馬ファンにテレビ画面を通して披露するのは初めてのこと。
 新潟の隣り富山県魚津市の出身なのですが、この米澤アナなんと元国際線のフライトア テンダント、客室乗務員、いわゆるスチュワーデス、スッチーなのであります。上品なサービスと、オリエンタルな良さで有名なシンガポールエアラインの客室乗務員という異色の肩書きを持つ彼女。いまやBSN(新潟放送)にはなくてはならないアナウンサー。
 この日、初めてのMC席での顔出しにもかかわらず、隣りの水島アナの心中を知ってか知らずか、なんとなんとハキハキして堂々したもの。そういえばパドックの進行もテキパキとして驚きの手際の良さです。この辺りは客室乗務員で培った度胸が一本据わっているのかも知れません。
1005204  もちろん、英語には精通していて、シンガポールに住んでいたこともあり、もしかしたらマレー語も話すかも・・なんて、羨ましく思ったりします。今週は尋ねてみましょう。
 ただし、今週はその米澤アナとラジオの「エンジョイ競馬」はあるのですが、彼女の「ワンダフル競馬」は、出演の予定がないとか。
 世の男性諸氏をトリコにする愛くるしい眼差しに、これからますます視聴者のファンが増えそうです。
 そういえば、私の叔母が長い間、魚津に住んでいて、ヨネコ“米ちゃん”と呼ばれていました。で、思いついた愛称が“スッチーおよね”。もちろんご本人からNGが出ればカット致します。悪しからず。

踊り出さんばかりの横山典騎手にノリ・コールと拍手の渦が出迎え!!

1005191  ヴィクトリアマイルは、単勝1・5倍と圧倒的な人気に支持された2冠の女王ブエナビスタが、絶好の位置から抜け出したヒカルアマランサスを、ゴール寸前で首差捉えて優勝。多くのファンの期待に応えました。
 あまり表情に出さず、普段、派手なパフォーマンスを見せない横山典騎手が、高々と左手を上げたかと思えば、ファンのノリ・コールにも応えて、また左手を天に向けてアントニオ猪木よろしく“ダーッ!”さらには何度も何度も自分を鼓舞するようにガッツポーズ。
 それは本当に珍しい光景でした。クールなトップジョッキーが見せた勝利の雄叫びに、スタンドから1005192 はやんや、の大歓声。
 断然の1番人気だから優勝して当然という声もあるのですが、それに応えなくてはならない精神的なプレッシャーは相当なものがあったと思います。
 しかもレース後、横山騎手が言うように「帰国後、決して万全の状態ではなかったと思いますし、今日は返し馬のときに、いつもに比べて硬い感じがしました。そのため出が少し悪かったですね。それに勝負どころで反応も今ひとつ。それでも、勝つのだからやはり本当に凄い馬ですよ」、表情は本当に勝てて良かったという安堵感が、こちらにも熱いほど伝わってきました。

 そもそも今年のヴィクトリアマイルは、NHKマイルCの日本レコード樹立。そういった高速1005193 馬場の状況下にあって、ハイレベルの時計の決着になることが予測されました。ただし、強力な逃げ馬が不在。前でも対応できる高速馬場に対応できる馬が有利と判断し、
内枠が有利も含めて出した答えがラドラーダ。単勝11・2倍。3番人気とは、直前の阪神牝馬S6着から意外でしたが、結果は残念ながら13着に敗退。何ということだ! これは間違いに違いない、とも考えたくなる結果。マイル戦は5戦で3勝2着2回。昨秋の東京、ユートピアSで典型的な超スローペース。3番手で流れに乗って有利に戦いを進めていたヒカルアマランサスを、中団からカミナリのような末脚でラスト33秒0の破壊力。まさに容赦なく差し切った内容は際立っていました。そのヒカルアマランサスが今回のヴィクトリアマイルで首差2着。
 「いやあ、ゲートでボコッと出てしまった。しかも、道中はまったく行くところがなくて、ホントに不完全燃焼の競馬をさせてしまいました」と安藤勝騎手。一瞬の破壊力はブエナビスタともヒケをとらない強烈なバネの持ち主。それゆえ、何とも割り切れない気持ちです。
 ブエナビスタの宿敵のレッドディザイア。結果は4着でした。高速馬場を意識して四位騎1005194 手は意識的に早めの作戦。「前が止まらないこの馬場だから意識的に前に行こうと考えていました。それにこの17番枠なので、どうしても仕掛けて行くことになったんですが、その分、少しリキんで走ってしまいました。まあ、ボクが上手に乗っていたらもう少し際どかったと思いますが・・」と悔しそうに四位騎手。
 とはいえ、優勝したブエナビスタとわずか0秒1差。枠順がブエナビスタと逆だったらミクロの決着になっていたかも知れません。
 同じ日の8レース、500万クラス。優勝したクリールトルネードのタイムが1分32秒9で、2着がラルケットで首差。前半の半マイルが45秒6、ヴィクトリアマイルが45秒5と、ほとんど同じ流れ。ヴィクトリアの1分32秒4の時計と0秒5差。時計的に見て、今年のヴィクトリアマイルはハイレベルだとは考えづらいところです。そこに体調一息だったブエナビスタが優勝した運もあったような気もします。