ディープの弟が、ああ…
先週の阪神2日目、9レースに注目のディープインパクトの弟、ニュービギニングが出走。新馬、OPを迫力で後続を圧倒し2連勝。さすがディープの弟、クラシック兄弟制覇に向けて、順風満帆のように見えたのですが、一線級と対戦した共同通信杯が一息伸びきれず4着。まあ、相手がクラシック最前線のトップを走るフサイチホウオーではいたし方ないのかな、と判断。
ところがところが、重賞でもないOP特別の「すみれS」に出てきて、なんと7着の大惨敗。それも後方のままでまったく見せ場なし。単勝のオッズが2・1倍。ダントツの人気。これには馬券を買ったファンも怒るのもわかります。
「納得がいかない内容。少し長い目で見てください」と、苦しい心情の武豊騎手。
ということは、長い目ということで、次もダメということなのかな?…
残された道はフラワーC
ガッカリしたといえば、このすみれSに私のクラシック候補が出走してきたのです。その名はベッラレイア。まさに超大物。牝馬クラシックは頂き!くらいに、思いは頭の中を超特急で走っていたのですが、残念無念の3着。外から34秒フラットの豪脚を見せて、素質の片鱗を感じさせたとはいえ、あまりにもチョイスしたレースにポリシーが感じられません。
新馬戦(マイル戦)を独走。2戦目に選んだレースが重賞アーリントンC。なるほど、新馬と同じマイル戦。相手は強化しても、潜在能力から勝ち負けできる、とみたのですが残念ながら除外。まあ、ここまでは仕方なかったのですが、それじゃ、ということで何故、男馬相手の2,200mなのですか? 翌週に桜花賞トライアルのチューリップ賞。3着まで入れば桜花賞行きのチケット。その翌週が、またまたトライアルのフィリーズレビュー。素晴らしい能力を持った逸材なのですから、当然クラシックを目標にレースを組み立てられてしかるべき。
桜花賞まであと6週。1勝馬で権利のない馬には、ひとつのレースの持つ意味は大変重要であり、あとがないわけです。桜花賞が目標であれば、すみれSの出走はまるで意味が持たないものだと考えます。
残された桜花賞のベストの道は、昨年、キストゥヘヴンが歩んだフラワーC→桜花賞の路線しかないように思います。いかがでしょう。