過去10年で最低のラスト3F!本当に大丈夫かスプリング組!!
無傷の3連勝で皐月賞トライアル最終便の「スプリングステークス」を制したベラジオオペラ(2番人気)。3冠の第一関門、皐月賞に向けて胸を張って駒を進めることとなりました。
とは言え、前日からの降雨で重馬場。過去、10年で一番遅い上がり3ハロンが37秒2。各馬は脚を取られてバタバタ気味の結着。皐月賞に向かう上で、なにか心もとない内容であったことも確かです。
中団に待機したベラジオオペラ。直線は外目に出して内で懸命に粘らんとするホウオウビスケッツ(3番人気)をゴール寸前で捉えました。
主導権を取ったのは最内から13番人気のグラニット。ホウオウビスケッツが直後の2、3番手の正攻法で追う展開。
そして1番人気のセブンマジシャン。後方で待機し直線で外に出したものの馬場に脚を取られてバランスを崩し追走に四苦八苦。本来の能力を発揮できないまま6着に敗退。皐月賞出走が微妙になりました。
優勝したベラジオオペラに内でしぶとく食い下がったホウオウビスケッツが2着。経済コースをピッタリと走って来たメタルスピード(8番人気)が、逃げ粘るグラニットをゴール前で半馬身捉えて3着。
以上、上位を占めた3頭が本番の皐月賞に挑戦。初重賞勝ちが有力馬を相手にクラシック戦線で、再び快走を見せることが出来るのかベラジオオペラ。またホウオウビスケッツにメタルスピード。皐月賞でどんな走りが見られるのか目を離せません。
そして、横山武騎手のベラジオオペラ。そして横山家の長男、横山和騎手のホウオウビスケッツ。どんな戦いになっても本番は熱い戦いであることは変わりがありません。
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5戦5勝と最強のコンビで大外一気!初重賞制覇!!
大方で予想されたことではありますが、中京メインの「金鯱賞」を1番人気に推されたプログノーシスが快勝。GI「大阪杯」のトライアルを見事な末脚で初重賞制覇。本番に向けて力強い一歩を踏み出しました。
昨年、人気のジャックドールがレコードで圧倒。今年は3番人気のフェーングロッテンが、外から1コーナーで主導権を奪うと、これに競り込んで行く馬が不在。まさに単騎の一人旅。これで流れが落ち着きました。逆に、プログノーシスはスタートで後手。後方で川田騎手は折り合いに専念。
前半の5ハロン通過が60秒9。良馬場発表でもいくらか馬場がほれて泥が飛ぶ状態。遅いペースとあって後続も追走が楽。ヤマニンサルバムが2番手で、内からアラタ、ディープモンスター。背後のインに好スタートを決めた2番人気のマリアエレーナ。
後方にはポタジェ、プログノーシスにハヤヤッコ、バイオスパークが待機。遅いペースで先頭のフェーングロッテンから最後方まで引っ付いた団子の展開。
勝負は直線だけの末脚比べ。一人旅に持ち込んだフェーングロッテンが、内からしぶとく二枚腰を披露。その外にヤマニンサルバム、ルビーカサブランカ。その背後にディープモンスター。その内にアラタ。背後のラチ沿いにマリアエレーナ。
ペースがアップして11秒台の結着。ところが、抜群の手応えで内から外に出そうとタイミングを計っていた松山・マリアエレーナが、まったく進路がなく、そこへ外からポタジェ、ハヤヤッコが上昇。まるで内のポケットに閉じ込められた格好。そして後方で満を持していたプログノーシスが一番外から猛然と強襲。グングン加速して一気にゴール前を駆け抜けて行きました。
2着に主導権を取って持ち味をフルに生かしたフェーングロッテン。内の経済コースを好位置で走って来たアラタが3着。直線で末脚を伸ばして来たハヤヤッコ、好位でしぶとさを発揮したディープモンスターが4、5着。
以下、ポタジェ、ヤマニンサルバム。そしてまともに追い出しさえ出来なかったマリアエレーナと続きました。
優勝したプログノーシスは初めての重賞制覇。これで川田騎手と5戦5勝の強力コンビ。無事ならこのままGI「大阪杯」に直行となりそうですが、川田騎手によれば疲労が残りやすいタイプとか。中間の動向に注目です。
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