fbpx

Archive for 競馬

小回りの小倉は断然!!さすがGI馬の貫録!!

026 小倉のGⅢ「小倉大賞典」芝1800m。この条件にドンピシャなのがカレンブラックヒル。持ち前の先行力と中距離の芝1800mであれば、たとえ58Kでも推し切れると見ていました。なにしろ、東京芝1800mの毎日王冠で、あのジャスタウェイを押し切った馬です。昨秋の天皇賞でも優勝したスピルバーグと0秒3差の粘り腰。役者が一枚も二枚も上だろうと考えていたのです。 しかも、メイショウナルトやマイネルミラノの同型が外枠にまわったことで、その◎の自信度はグンとアップ。 020 ところが、メイショウナルトがヤケクソのように外から強引に先頭を狙いに行きます。仕方なく2番手に控えたカレンブラックヒル。 「なんで外から競り込んできたのだろう。自滅覚悟か!」と、カレンブラックヒルの秋山騎手は、そう思ったかも知れません。 そして3コーナーから、強気にメイショウナルトを捉まえて、一気に先頭を奪い、小雨の降る重馬場もまったく苦にせず、経済コースを通りそのまま押し切りました。 021 道悪馬場の緩みない流れで展開。そのためメイショウナルト、ハナノシンノスケ、マイネルミラノなど前で展開した馬は、総じて直線でギブアップ。後方で展開し、3角からスパートをかけた道悪巧者のコスモソーンパーク、そして後方から直線大外に出したダコールが良く追い上げて2、3着。 022 優勝したカレンブラックヒルは半馬身差ながら内容的には圧勝と、いっていい内容。春一連の中距離戦での活躍が期待できそうです。 023027

あっぱれリチャード史上初のFS連覇達成!!

011 013   単勝2.1倍、圧倒的な人気に支持されたコパノリッキーが、東海Sを独走したその勢いを持ち越して、今回のGI「フェブラリーS」を連覇しました。

過去、フェブラリーSを連覇した馬はゼロ。目に見えない高いハードルでした。それに挑むコパノリチャード。強力ライバルのホッコータルマエは川崎記念からドバイワールドCに向かうため回避。コパノリッキーにとっては、いい風が吹いていたのです。

そして、今回の当面の強敵だった絶好調エアハリファが、直前で右前のフレグモーネ。急遽回避。まさに幸運というラッキーな風はコパノリッキーにだけ吹いていたのです。

015 さらに、この日は大逃げ宣言していたコーリンベリーが、スタートで躓いて大きく出遅れ。予想外の事態でした。コパノリッキーも決して絶好のスタートではありませんでしたが、内からスルスルと前に出て行きます。逃げるコーリンベリーがいないことで、横山典騎手のアドマイヤロイヤルが仕掛けて主導権を取りに出て来ました。これには武豊騎手がコパノリッキーの手綱を懸命に引いて、2番手で折り合いをつけます。外にはキョウワダッフィー。グレープブランデーにレッドアルヴィスが好位置。ワンダーアキュートもこの位置。その外には早めにインカンテーション。その後ろのインにはサンビスタ、外にベストウォーリア。2番人気のワイドバッハはいつもより早めに中団をキープ。そこから離れてスタートでダッシュのつかなかったローマンレジェンド。

前半の3ハロンが34秒3。考えていた以上に速い流れです。ところが、4ハロン、5ハロンが12秒6-13秒1とダウン。

016 4角を先頭でまわって来たアドマイヤロイヤル。本来は1400mがベストで、直線に入りコパノリッキーが外から先頭に立つと、そこで息切れ。好位で展開したインカンテーションが迫ってきました。内からグレープブランデー。外からベストウォーリアもジワジワと接近。

002 ラスト200mで突き抜けたコパノリッキー。まさにゴールへまっしぐらです。そして、インカンテーションが懸命に迫ります。そして外からベストウォーリアが前の2頭を凌ぐ脚で強襲したところがゴールでした。

優勝はコパノリッキー。初めてのフェブラリーS連覇。半馬身差でインカンテーション。僅かに及ばずベストウォーリアという順で入って来ました。

009 004 006 1分36秒3は過去10年で9番目。やや物足りなさが残りました。この日はお昼頃から小雨という予報。結局、レース中に雨は降りませんでした。1分34秒台の決着を予想していたことから残念でした。

残念といえば、優勝したコパノリッキーが、2日後に軽度の骨折が判明。予定していた5月5日の船橋「かしわ記念」は白紙。全治に半年とも言われています。

010 「この馬は暑さに弱いので、ドバイは行きたくないです」と、フェブラリーSのレース後に語っていたコパさん。

私が「米国遠征はどうですか?」と水を向けると、「それ、考えている。でも来年だろうね」とコパさん。

早く回復して是非とも米国遠征の夢を、実現して欲しいです。