菊花賞最前線はG1馬が好スタート発進!!
菊花賞トライアル「セントライト記念」は、皐月賞馬、ダービー3着のディーマジェスティが、1番人気に応えて優勝。圧倒的な人気に応えました。
これで菊花賞に向けて順風満帆でしょうか。とはいえ、2番人気のゼーヴィント(2着)とクビ差。結果的には大接戦でした。
キークラッカー、ピースマインド、ノーブルマーズ、ケンホファヴァルトと逃げ、先行馬がいましたが、結局、主導権を取ったのはキークラッカー。ケンホファヴァルトが2番手で、直後にはピースマインドがいて外からセーヴィントが浮上。ノーブルマーズがその後で、出負けしたマウントロブソンが中団の内。1番枠のメートルダールが続き、少し離れてプロディガルサン。その外に馬体を併せてディーマジェスティ。しっかりと当面の敵をブロックする形。最後方がネイチャーレット。
前半1000m通過が61秒0。スローで展開。3コーナー過ぎまでプロディガルサンを内に閉じ込めて、前に行こうとしなかったディーマジェスティが、4コーナーに向かって外からスパート態勢。これを見てプロディガルサンも外から追いかけます。
そして、4コーナーで2番手に上がったセーヴィント。そして入り口で先頭に立ちかけた時に、外からスパートをかけたディーマジェスティが一気に並びかけて来ました。さらに外からプロディガルサンです。誰の目にも3頭の争い。内で頑張るセーヴィントが盛り返します。ピッタリと馬体を併せたディーマジェスティ。その外から追いて来たプロディガルサンが馬体を並べようとしたときに、ディーマジェスティが一瞬、外側に寄れました。その煽りでプロディガルサンが外側に逃げるような素振り。
結局、ディーマジェスティの底力が上回り、セーヴィントをクビ差、ネジ伏せて優勝。少し遅れてプロディガルサン。
「ディーマジェスティが外にいて前に行かないものだから、まさに蓋をされた感じ。まあ、正義(ディーマジェスティ)にうまくやられたよ」と、国枝師がレース後にコメント。
続けて「本当はもっと前に行く予定だった。本来の力を出し切れたら、もっと際どかったと思う」と語っていました。
セーヴィントも先行馬が崩れる中で、早めにディーマジェスティに並ばれる厳しい競馬となりました。それでクビ差なのですから収穫を感じているはずです。
今週は菊花賞トライアル関西版「神戸新聞杯」です。圧倒的な人気に推されることになりそうなサトノダイヤモンドが登場します。今週も目を離せません。
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やっと勝てた!1年余の苦闘の大器に場内賞賛の嵐!!
1番人気に推された大器が、ウイニングランでスタンド前に戻って来ました。これを待ちかねたように場内からから大歓声と拍手の嵐。それは度肝を抜いた昨年夏の「新潟2歳S」以来のことでした。
出遅れて18頭の最後方に置かれる不利。直線では最後方近くからケタ違いの迫力で馬込みを割って出たかと思うと、あっという間に先頭に立ち、あとは楽々4馬身差の独走。
「凄い馬が現れた!間違いなく大物だ!次元が他の馬とは違う!あのハープスター以上の大器だ!」と、新聞紙上では賞賛の形容詞が躍りました。
ところが、それはドラマという一幕の終了でもあったのです。スタートの出が鈍いということもあって、直線一気のパターンが続き、追い込んだものの届かずというレースの繰り返しが続くことになりました。ただ、もし中山2000mのホープフルS(ハートレーの2着)ではなく、マイル戦の朝日杯FSに挑戦していたら、その後の運命は変わっていたかも知れません。それはNHKマイルCでメジャーエンブレムの2着が実証していたような気がします。
今回のマイル戦は、そのNHKマイルC以来。しかも、ハンデキャッパーは55kという、やや甘い採点を付けたのです。それは、昨年の秋から惨敗続きのクラリティスカイが57.5kだったことからもよく分かります。
さて、今回の中山開幕週の「京成杯AH」は、強力な逃げ馬がいません。そこを察したピークトラムが主導権を主張。好スタートを決めたシベリアンスパーブが引き、外からペイシャフェリスが2番手に進出。内にはワキノブレイブが内から2番手争いに並んでいきます。ダンスアミーガが好位をキープ。直後にダノンリバティ。その内にはクラリティスカイ。その真後ろにカフェブリリアント。この直後にダイワリベラル。これをマークする形で、1番人気のロードクエストが陣取ります。それを前に見て出遅れた2番人気ダノンプラチナ。
前半の3ハロンが35秒1、半マイルが46秒4。顔ぶれから以外に流れています。そして1000m通過が58秒0。このあたりからロードクエストが外をまわり進出態勢。
4コーナーを先頭でまわるピークトラム。外にはペイシャフェリス。内にはワキノブレイブ。そしてダノンリバティが外から接近。その直後にロードクエストが接近。ダノンアミーガが内から脚を伸ばそうとしていますが、直後にいたカフェブリリアントが抜群の手応え。前がカベになっていたクラリティスカイがロードクエストの後ろにつく形。その外からダノンプラチナ。
懸命に頑張っていたピークトラムも外から並びかけられると、さすがに脚は残っていません。坂の下から迫っていたロードクエストが、坂の上で早くも一気に先頭。これを窮屈な内からカフェブリリアントが猛然と追い込みロードクエストを追います。この2頭が抜け出す形。外からダノンプラチナが3番手争いに進出。それを内からクラリティスカイと最内からダイワリベラルも圏内に浮上。
結果は早めに先頭に立ったロードクエストが優勝。半馬身差まで肉薄したカフェブリリアントが2着。そしてダノンプラチナが3着。クラリティスカイとダイワリベラルが4着同着。クラリティスカイは57.5kが最後に応えた印象でした。
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