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GI制覇にこの人あり。今年もM・Dという男の凄さに脱帽!!

012 013 昨年、GI4勝を稼ぎ出したのが、ご存知、M・デムーロ騎手。昨年のGIキングに輝きました。そのデムーロ騎手が、今年の最初のGI「フェブラリーS」にモーニンで挑戦。人気はノンコノユメに続き2番人気。デビュー以来6戦5勝。前哨戦の根岸Sを戸崎騎手で快勝し、まさに昇り竜の勢いを見せていました。

003 そして、目下フェブラリーSを2連覇中のコパノリッキーを念頭に、終始インのコパノリッキーを外目の好位でマーク。直線で外から一気に仕掛けて先頭に立つと、そのままの勢いでゴール板前を突き抜けていました。まさに、M・デムーロ騎手の見事な騎乗。さすがです。

レースはチャンピオンズCで消極的なレースで残念な結果に終わったコーリンベリーが思い切って行きます。モンドクラッセが急追。そして内からコパノリッキー、スーサンジョイ。直後にはインにタガノトネールが好位置を確保。ベストウォーリア、ロワジャルダン、その外からモーニンが進出。そして内からホワイトフーガ、アスカノロマンが中団待機。後方にはノンコノユメ、その真後ろにローマンレジェンド。離れた最後方をマルカフリート。

前半3ハロンが34秒1。予想されたように緩みないペースです。半マイルが46秒1で芝並みのペース。

004 005 直線に入ると内からコーリンベリー、スーサンジョイ、タガノトネールが並んで先頭争い。それを抜群の手応えでゴーサインを待つモーニン。内のモンドクラッセはギブアップ気味。その後ろのコパノリッキーはここで伸び脚が今ひとつ。その外にロワジャルダン、外にはグレープブランデー。中団外から伸びてきたのが、ベストウォーリアと外に並んだアスカノロマン。後方はローマンレジェンド、外に併せる形でノンコノユメ。

007006 011 抜群の手応えからラスト200mで追い出しをかけたモーニン、堂々と先頭に立ってそのまま危なげなくゴールイン。初重賞制覇となりました。後方から外に出したノンコノユメが高速馬場を最速のラスト34秒7。芝並みのパンチ力でグングンと追い上げて2着。 3着争いはロワジャルダン、その外のベストウォーリア、また外から馬体を併せたアスカノロマンが一緒にゴールに飛び込んで写真判定。アタマ差でアスカノロマンがベストウォーリアを抑えて3着。

009 コパノリッキーは伸びを欠いて7着。3連覇とはいきませんでした。どうも内で包み込まれて、時計の速い高速馬場は向かない印象です。 それにしても、7戦6勝、3着1回のモーニン。走るたびにパワフルに成長してきている印象があります。課題はマイル戦までしか経験がなく、これからは距離の壁をどこまで克服できるかでしょう。

また4歳馬同士の決着は7年前のサクセスブロッケンとカジノドライヴ以来。高齢化が進んでいたダート界。楽しみな4歳馬たちです。

 

M・デムーロで大器が魅せた大器サトノクラウン!!

005 昨年の皐月賞で後方から大外一気に伸びて来たサトノクラウン。さらに続くダービーで直線大外からもの凄い脚で追い込んで来たサトノクラウン。今回の京都記念は昨秋の天皇賞17着以来の実戦。加えて大飛びということもあって、使い込まれた重馬場のコンディションは減点と考えていたら、これが衝撃的な結末となったのです。

1_1 6番人気と評価が低かったこともあって、デムーロ騎手も気楽に騎乗できたのでしょうか。さっと行き脚がついて主導権を取ったスズカデヴィアスの2番手。そこへ外からワンアンドオンリーが並びかけて来ました。

中団インにアドマイヤデウス。直後にヤマカツエース、外にはタッチングスピーチ。後方は末脚温存のヒストリカル。そしてポツンと最後方を進む1番人気のレーヴミストラル。馬場に脚を取られながら走っているようにも見えました。

3コーナー過ぎに中団にいたトウシンモンステラが仕掛けてスズカデヴィアスの外に馬体を並べて来ました。後続も一気に差を詰めて来たのですが、好位に下げたサトノクラウンが抜群の手応えで仕掛けのタイミングを計っています。

002 4コーナーでは先頭のスズカデヴィアスの外からサトノクラウンが進出。内からアドマイヤデウス、その外にワンアンドオンリー、ミュゼゴースト。直線外に出すヤマカツエースとタッチングスピーチ。後方から大外にヒストリカル。

スズカデヴィアスを捉えて先頭に立ったサトノクラウン。仕掛けると後続を一気に突き放し、ゴール前は余裕綽々に3馬身差の圧勝。役者の違いを見せつけた印象です。

それは大器がようやくその素質の片鱗を見せつけた一戦でした。これから天皇賞、宝塚記念へ突き進みそうですが、待たれたスターがパワーアップして、待望のGI制覇に大いに期待が募ってきます。003 004006 一昨年のダービー馬ワンアンドオンリーが6着。押してなんとか2番手に付けたものの、道悪馬場のコンディション。勝負ところで外から内から次々に来られたので、馬自身も気持ちが途切れたようです。期待しましたが残念です。

タッチングスピーチが2着。昨秋のエリザベス女王杯3着以来の実戦。重馬場ながらゴール前の伸び脚がひと際目立っていました。同様に5着に頑張ったヤマカツエース。12K増の504K。福島記念を勝ったときが486K。馬体の成長が目立ちます。

1番人気のレーヴミストラルは12着。まったくついて行けず惨敗。道悪馬場だけが敗因だったのか迷うところです。