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日本全国JRA10場制覇に最高の笑顔!!

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それは最高の笑顔でした。横山典弘騎手が新潟記念で待望の全10場を制覇。表彰台の上で、スタンドに向かって最高の笑顔を見せました。

この日、例年、波乱含みの新潟記念にアデイインザライフで参戦。2番人気に推されて、最後方グループで展開。直線は迷わず大外ラチ沿いを選択。ゴール前で先頭に立った1番人気のアルバートドックを外から見事に捉えて待望の初重賞制覇。

それは鞍上の横山典騎手にとっても、長く待ちわびた勝ち星でした。JRA全10場制覇という金字塔。レース後の表彰台で、こうコメントしました。

「前からリーチが、かかっていたので、正直やっと、と言う感じです」続けて「今年の夏の新潟は、これで3勝目だったので、ファンの皆様に、ずいぶん迷惑をかけちゃいました。この新潟記念で少しは恩返しが出来たかな、と思います」と、にこやかなホッとした表情でインタビューに答えていました。

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波乱含みの新潟記念。1、2番人気は苦戦続き。ハンデ頭も大苦戦。小倉記念直行組が7年連続で馬券の対象。このデータから1番人気で58kのアルバートドック、2番人気のアデイインザライフにとっても決して良い材料ではありませんでしたが、1000m通過が58秒5。開催最終日でインコースがボコボコした状態。外をまわる待機馬にとっては展開や条件が好転したのです。

2コーナーのポケットからスタート。外からしごいて、しごいて先頭に立った小倉記念優勝馬クランモンタナ。それを内からサッと、当然のようにメイショウナルトが主導権を奪って先頭。仕方なく函館記念優勝のマイネルミラノが3番手。

004 バーディーイーグルがいつもより早めの好位4番手。中団の外に付けたアルバートドック。アデイインザライフは後方。出遅れたダコールがあいた内を突いてスルスルと先行馬に接近。

2番手以下を大きく引き離して逃げるメイショウナルト。直線に入ってそのまま逃げ込まんとするものの直線の長い新潟外回り。メイショウナルト、ダコール、クランモンタナを捉えて、マイネルミラノが馬場中央から抜け出しかけましたが、その外から待機組がどっと押し寄せて来ました。

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ファントムライトにその間からルミナスウォリアー。マイネルミラノの柴田大騎手が左ステッキで外に寄れたので、ルミナスウォリアーが挟まれる感じで不利。そんなときに戸崎騎手のアルバートドックが満を持して一気に外から抜け出します。これを直後から一番外のラチ沿いを通ったアデイインザライフが猛然と強襲。あっという間に先頭に立ってゴールイン。

2着にアルバートドック。3着争いが横並び。5頭並んだ中から追い込んだロンギングダンサーが、ベルーフ、ルミナスウォリアーをハナ差捉えて3着。

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後方から追い込んだ馬たちが、上位を独占するという新潟記念では珍しい結果となりました。馬場の内が傷んでいたこと、そして速いペースで流れたことが、今回の結果に繋がったようです。

それにしても、波乱必至と言われた新潟記念が、皮肉にも2番人気、1番人気の決着とは、それはそれで驚きでした。

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もの凄く自信があったキーンランドCは文句なしの圧勝!!(^^♪

  007   010 今年の札幌「キーンランドカップ」は、予想する上で、もの凄く自信があり、まず負けない!という思いで、枠順が発表された前日からワクワクしっぱなし。我ながら興奮して睡魔がなかなか訪れませんでした。

それがブランボヌールでした。枠が一番外の14番枠。スタートのいい馬だし、前が飛ばすので、包まれない外枠はラッキー。なによりかにより、鞍上には重賞請負人、戸崎圭太騎手。ところが、ふたを開けて見てビックリ。1年以上、勝ち星から遠ざかっているブランボヌール。近走も14→8→6着。今一つ成績的にはパッとしなかったのですが、なんとこの日の当日は2番人気。

函館スプリントSでレコード勝ちしたソルヴェイグ、函館スプリントS3着のGI馬レッツゴードンキよりも高い支持率なのですから我ながらたまげました。

「これは馬主さん、その関係者が相当馬券を購入したのかも知れない・・」と、勝手に想像。

とはいえ、「1番人気のシュウジが相手で馬単が2000円以上。3連単も1、3番人気相手で、1万円台の配当ならば悪くない。単勝600円近いオッズであれば、これは勝負と出ていいだろう」と、私は強気の心を崩しませんでした。「ここで勝負しないで、いつするの?」と、決戦の場に乗り込んで行ったのです。

主導権を主張したのが、名手モレイラ騎手が騎乗したシュウジ。これを当面の相手だと見ていた戸崎騎手は、好スタートから内のシュウジに目をやります。と同時に、内からアクティブミノル、外からナックビーナス、ソルヴェイグあたりが前に出てくると、戸崎騎手は手綱を絞って6番手くらいまでブランボヌールを下げます。

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逃げるシュウジが前半の3ハロンを34秒1。過去33秒台が何度もあったキーンランドC。まさにシュウジのペースでした。

2番手にアクティブミノル。外にはナックビーナス。そこにはソルヴェイグもいます。それらを前に見ながらブランボヌール。外からいつでもスパートをかけられる態勢で続きます。そのあとにエポワス。外にレッツゴードンキも虎視眈々。

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4コーナーをまわると突き放しに出たシュウジ。それを見たブランボヌールが外から一気に先行馬の近くに接近。

懸命に逃げるシュウジ。モレイラ騎手のステッキが入ります。とはいえ、末脚を温存していたブランボヌールの強烈な伸び脚。あっという間に外から並んだと思ったら、アッサリと先頭に立ち、あとは手綱を持ったままで余裕のゴールイン。着差は半馬身差でしたが内容的には圧勝劇そのものでした。

ブランボヌールを追って外から追い込んだレッツゴードンキが、シュウジに半馬身差まで詰めより3着。ソルヴェイグが4着で、ナックビーナスが5着に頑張りました。

それにしても強かったブランボヌール。馬体がプラス20k。ようやくデビュー時の身体に戻って来ました。今後も、この馬体を維持できれば、短距離戦では相当活躍が期待できそうです。

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