fbpx

歴史的定説を塗り替えた条件馬の快走劇!!

   これはある意味で歴史を塗り替えるような衝撃的な結末でした。夏の新潟恒例の「アイビスサマーダッシュ」。キャリア5戦、2勝馬の3歳オールアットワンスが初重賞制覇。1番人気に見事に応えました。一昨年の優勝馬で昨年2着と実績断然のライオンボス(2番人気)が2着。

結果的には人気サイドの決着となりましたが、実は3着と力走したのがバカラクイーン(14番人気)。2勝クラスで凡退続き。正直、重賞ではいかにも家賃が高い印象に映りました。

しかも、新潟1000mでは絶望的な1枠1番枠。馬場コンディションがいい外側に向かって、スタートと同時に各馬が外へ外へと向かって走ることが定着していた新潟1000m。

ところが、バカラクイーンの菅原騎手は、陣営の指示どおりも、イチかバチか真逆のコース取りを選択。内ラチ沿いに向かってバカラクイーンを誘導します。他の馬は一団となって外に向かいます。まわりに他の馬がいないことで、ポツンと内から果敢に先行するバカラクイーン。

一番外からライオンボス、その内にロードエース。これに内から並びかけようとするオールアットワンス。これらを追って3番人気のモントライゼ。そして、我が道を行くとばかりに内ラチ沿いを飛ばすバカラクイーン。

内側1頭に対して外側に広がった争いは、ライオンボスを捉えて先頭に躍り出たオールアットワンスが、外ラチから食い下がるライオンボスを振り切り優勝。その間が開いたインサイドで頑張ったのがバカラクイーン。1馬身差で3着に頑張り抜きました。

まさに定説破りの戦法で3着と快走したバカラクイーン。3着はアイビスサマーダッシュ史を変えるような粘り腰でした。まさに衝撃の銅メダルといった結末。

  このバカラクイーンの好走で、これからはインを選択する馬が増えるかも知れません。圧倒的、外枠有利の定説を塗り替えたバカラクイーン。これからはインを狙う馬が出て来そうな気がします。

今年も初重賞の栄冠に輝いた名手が導いた馬は・・!!

昨年大穴を出した立役者メイケイダイハードが参戦した「中京記念」。今年は舞台を中京から小倉に移して開催。右回りの中京記念で距離も1600→1800mに延長。

  私にとっては狙いすましていた1頭が参戦して来ました。カテドラル(6番人気)です。GI安田記念、マイルCSに出走。GⅢの重賞で56kのハンデなら1800mでも負けられない、と推察し◎。

スタートと同時に躊躇なく福永騎手は後方に控えます。一気に飛び出して後続を離す4番人気ディアンドル。2番手にロータスランド(3番人気)。好位の内を1番人気のアンドラステ。絶好のポジションを占めます。その外に2番人気のボッケリーニ。そして中団の内をミスニューヨーク。メイケイダイハードが中団の後方で、その後ろをカテドラルがキープ。背後にはクラヴェル(5番人気)が追走。

前半の5ハロン通過が59秒9、小倉の芝1800mにしては水分を含んだ良馬場でもスローに近いペース。

動きがあったのは3コーナーを過ぎてから。そして勝負どころの4コーナーでは馬場を考慮して内側を開けるように逃げるディアンドル。その外に並ぶロータスランド。開いた内側からアンドラステ。好位にいたボッケリーニは中団まで後退。それに並びかけたメイケイダイハード。コーナーで外側に張り出し気味で、その煽りをまともに受けたのが外にいたカテドラル。一番外に振りまわされる格好となりました。

内から早めに先頭に躍り出たアンドラステ。内側からミスニューヨークのまた内のラチ沿いから後方にいたクラヴェルが急接近。

そのとき大外から追い込みをかけるカテドラルが際立つ脚色で強襲。先頭のアンドラステに迫りましたが半馬身近くまで迫りながら届かず2着。内側のクラヴェルが3着。

初重賞制覇となったアンドラステ。昨年のメイケイダイハードに続く初めての栄冠を手に入れました。鞍上の川田騎手のソツのないレース。さすがです。着差から言ってカテドラルにとっては4コーナーの不利がいかにも惜しまれます。