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GI級の強さでクラシックへGO!圧巻の共同通信杯!!

  結末は私が予想した通り圧巻の強さで圧倒!昨年の優勝馬エフフォーリアが圧勝した注目の一戦。「共同通信杯・トキノミノル記念」。 私はダノンベルーガ(牡3歳・父ハーツクライ、母コーステッド)で負けられないと予想しました。

衝撃的だったのが11月の東京、芝2000mのデビュー戦でワンサイドレースを披露。スタートが甘く後方に控える展開。4コーナーをまわり後方3番手。超スローの流れの中で、ラスト3ハロンが33秒9のハイレベルな争い。決して恵まれたとは言えない展開の中で、外から強烈な末脚(ラスト33秒2)でゴボウ抜き。まさに次元の違いとも言える迫力。しかも抜け出すと余裕綽綽で2馬身差。まさに、これぞGI級の逸材。

そして、2戦目は年が明けた今回の「共同通信杯」。3ヵ月ぶりの実戦となりました。春のクラシック、皐月賞まで丁度2ヵ月。逆算すると共同通信杯で取りこぼすような事があれば、1勝馬にとって皐月賞出走はかなり厳しくなってくるのです。ゆえにここは渾身の仕上げで臨んで来るに違いない、私はそう考えました。

実際、当日の馬体重は502k。前走比プラス4k。さすが堀厩舎。完璧な仕上げで登場。

ビーアストニッシドが仕掛けて主導権を主張。2番人気のアサヒが大きな出遅れ。2番手にレッドモンレーヴ。この後に1番人気のジオグリフがポジション。そしてダノンベルーガはそれらを見る形で中団の外に待機。直後にダノンスコーピオン。

前半の5ハロンが61秒1(稍重馬場)。スローで流れて行きます。直線は先頭のビーアストニッシドにジュンブロッサム。そしてジオグリフの争いでしたが、中団から外に出したダノンベルーガの末脚が1頭抜きん出ていました。

ビーアストニッシドを捉えたジオグリフを外から大人と子供の違い、迫力でアッという間に突き抜けて余裕で1馬身半差。

なんとこの馬場でラストが際立つ33秒7の破壊力。これで2戦2勝。おそらく最有力のクラシック候補にのし上がった印象。 勝ちタイムが1分47秒9(ラスト33秒7)。ちなみに昨年の勝ち馬のエフフォーリアは1分47秒6(33秒4)。良馬場と稍重馬場の違いを踏まえて考慮すると、現役最強のエフフォーリアに並ぶ、あるいはそれ以上の器とも考えられます。

いずれにしても、今年のクラシックへ力強くスタートを切ったことは間違いありません。

 

息子よ!よく見とけ!これが横山典弘という男だ!!

 

“武史よ!和生よ!よく見とけ!これがお前たちのオヤジ典弘だ!”と、ばかり、父は渾身のひと押しで優勝。

数多くの名馬を送り出したクラシックの登竜門「きさらぎ賞」。横山典弘騎手はマテンロウレオ(2番人気)に騎乗。GIホープフルSでは後方に待機。直線大外から鋭く肉薄。ほとんど差はなかったものの無念の6着。

横山典弘騎手にしてみればクラシックに向かう上で、今回の「きさらぎ賞」は、胸に帰するところがあったはずです。

  中団のインで折り合いに専念し末脚をできるだけ温存。直線で外目に出すと、一歩早めに抜け出した川田・ダンテスヴュー(3番人気)の外に馬体を寄せます。ゴール前は2頭の激しい叩き合い。そのまま2頭でピッタリと馬体を並べてゴールイン。結末はハナ差でマテンロウレオに軍配。

  中京は前日から時折、雪が舞う馬場コンディション(稍重)。マテンロウレオの横山典騎手もレース後「ボコボコ馬場のタフなコンディションで、最後はアップアップでしたが、よく凌いでくれましたよね」とコメント。

ハナ差勝ちとは言え勝ちは勝ち。勝負運も味方に付けた横山典弘騎手。

また、この日、1番人気で5着に敗れたストロングウィル。鞍上の松山騎手は「こう言うタフなコンディションは向かない」と、悔しがります。

  今春は京都が休催。加えて時期的にパンパンの馬場コンディションは望みづらいシーズン。段々と春のクラシックの切符は狭くなりつつあります。

   

私は武豊・アスクワイルドモア(6番人気)に期待。ゲートで伸びあがるようなスタート。そしてズブく、ゴール前は外から鋭い伸び脚を見せたものの逃げたメイショウゲキリン(3着)にクビ差届かず。距離がもう少し欲しいところです。

いずれにしても今年はまさに大車輪の活躍を見せている横山典弘騎手。春に息子たちとの対決を一番待ち焦がれているのは、父である横山典弘騎手ではないかと思います。