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のりパパ頑張る!春のGI戦線に復活宣言!!

“のりパパ”こと横山典騎手が絶好調!シンザン記念のマテンロウオリオンに続き、伝統の「アメリカJCC」で優勝。3番人気のキングオブコージに騎乗し、最後方近くから直線大外を強襲。豪快に突き抜けました。

圧倒的な人気に推された菊花賞2着のオーソクレース。鞍上がルメール騎手とあって、ファンの目は一身にオーソクレースに集中。手堅いポタジェが2番人気。

スタートで後手を踏んだキングオブコージは、すぐ前のアサマノイタズラの後ろに付ける展開。

レースは船橋のキャッスルトップが主導権。2番手がダンビュライト。前半の5ハロンが61秒2。予想通りスローで展開します。

中団の外にポジションを取ったオーソクレース。早くもルメール騎手の手綱が動いています。

3コーナーで仕掛けて先頭に立ったダンビュライト。反応が悪いと感じていたルメール騎手は、先頭のダンビュライトに並びかけて行きます。外からスマイル。その背後からマイネルファンロンが接近。

傷みのきついインサイド寄りの馬場。ガラリと開いた内ラチ沿いを4番人気ボッケリーニが伸びて来ました。

そんな時に、一番外から白帽子のキングオブコージが、強烈な末脚であっという間に突き抜けて行きました。そのキングオブコージを追って背後からアサマノイタズラ(7番人気)が強襲。

結果はキングオブコージが優勝。2着争いは内から伸びたボッケリーニに、外から迫ったマイネルファンロンが半馬身抜け出て2着。一番外を鋭く迫ったアサマノイタズラがハナ差で4着。ポタジェが5着となりました。オーソクレースは6着に後退。

  格の違いを見せつける格好となったキングオブコージ。横山典騎手は「折り合いだけを気を付けて乗った。見事に復活してくれました。今後が楽しみです」とコメント。

 

単勝1.8倍!世代の代表Sヴェローチェが無念の敗退!!

  ステラヴェローチェに春はやって来るのでしょうか。ふっと私にはそう思えました。

3冠馬コントレイルに女傑グランアレグリアが引退。4歳世代のトップクラスにいるステラヴェローチェ。どうも不運さが目立っています。

単勝1.8倍と断トツ人気に推された「日経新春杯」。いつもトップ路線を歩んで来たステラヴェローチェ。皐月賞、ダービーで3着。菊花賞と有馬記念が4着。あと一歩のところで勝ち上がれなかったGI善戦マンでしたが、とは言っても今回の日経新春杯は、いかにも格落ちした顔ぶれが相手で、まさにうまいところに店を広げた、と言う思いがありました。

ところが、どっこい運命の神様は、そう易々と彼に微笑みの表情を見せることはありませんでした。

強力な逃げ馬が不在。おそらくスローペースで展開するに違いない。そう考えたMデムーロ騎手は、いつもよりも早めの位置である中団の外目をキープ。4コーナーで外から浮上。先行馬を射程圏に入れてラスト・スパートのタイミングを計ります。

そして、ラスト200mのハロン棒で外から難なく先頭に立つと、それを待ち構えていた1頭がいました。ステラヴェローチェの背後で徹底的にマークしていた同期の川田・ヨーホーレイク(3番人気)がそれです。目標が先頭に立ったことを確認すると、ここぞとばかりに外から一気に並びかけて来ました。

2頭の激しい叩き合い。結果は追うものの強みか、ゴールではステラヴェローチェを完全に捉えて優勝。

ダービー以来という長期に渡る休養を乗り越えて初重賞制覇。まさに皐月賞5着の地力を見せつけました。

それにしても、それにしても全力走だった有馬記念から中2週の強行軍で、何故、この日経新春杯に参戦して来たのでしょうか。

ちなみに、日経新春杯は過去9年で、有馬記念からの出走馬は優勝ゼロ。しかも3着までの馬券の対象になったことすらありません。 思えばステラヴェローチェは不良馬場の神戸新聞杯でレッドジェネシスを下し、当面の敵、ダービー馬シャフリヤールに先着。ところが疲労が完全に抜け切れていなかったのか最大目標の菊花賞が無念の4着。

とすると、暮れの有馬記念で激闘し4着。それら蓄積された疲労が残っていた可能性があります。よもやダービー以来の同期ヨーホーレイクに、アッサリと差し込まれるとは関係者も思いもよらなかったのかも知れません。

  ステラヴェローチェにGI制覇という栄冠を手にすることが、果たしていつにのでしょうか。おそらく春の天皇賞が最大の目標になるはずです。