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2馬身差の圧勝!クラシックは決まりか、3戦無敗のチャンプ!!

 デイリー杯2歳S1、2着のクラレントにダローネガ。京王杯2歳S1、2着のレオアクティブとサドンストームが参戦した2歳チャンプの決定戦「朝日杯フォーチュリティS」で、1番人気に推されたのが、なんと新潟の500万きんもくせい特別を制したばかりのアルフレードが3・1倍。
 私は東京のくるみ賞で優勝したトウケイヘイロー。昨年の朝日杯FSで1、2着だったグランプリボスとリアルインパクトが、京王杯2歳Sで1分21秒8の決着だったことから、トウケイヘイローが同じ東京の芝1400mを1分21秒4のレコード。ラスト3ハロンが余裕の33秒8の時計からも、朝日杯FSでも十分勝負になると踏んだのです。しかも、9番人気の低い支持。
 1番人気のアルフレードは新潟きんもくせい特別でケタ違いの末脚で抜け出して快勝。その迫力を買われての1番人気だと思われますが、きんもくせい特別とは相手がまるで違うので、この人気の評価は、結果的にファンの見識の高さを思わされたことになるのでした。
 スタートで出負けしたハクサンムーンが強引に主導権を主張。これにニンジャ、マコトリヴァーサルと続く展開。驚いたのがアルフレード。これまでの2戦は待機策で末脚を温存。直線一気に伸びてくる戦法でしたが、なんと3、4番手のインで折り合いを付けさせる一転した作戦。これは初コンビのウイリアムズ騎手が、人気と枠順を意識して少し焦ったのではないか、と一瞬考えたのですが・・。
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 私のトウケイヘイローは中団の前の位置。ベストポジションでした。スタートで遅れた外枠のダローネガ、レオアクティブは後方待機策。半マイルが45秒9という緩みのない流れで、待機馬には仕掛けどころがカギでした。
 と、早目にスルスルと外から進出してきたのがトウケイヘイロー。内からアルフレード。4角を回り先頭に並びかけたのがトウケイヘイローで一旦先頭。と、そのときインにいたアルフレードが爆発的な末脚で、最内から一気に先頭に立つと、あっという間に突き放して行きます。なんとか2番手を死守しようとするトウケイヘイローを内から、アルフレードの直後でマークする形でいた札幌2歳S3着のマイネルロブストがジワジワと急接近。さらに大外から末脚勝負に賭けたレオアクティブが、京王杯2歳Sで見せた豪脚でグイグイと肉迫。
 結果はアルフレードの圧勝。2馬身差水をあける横綱相撲でした。時計の1分33秒4は、一昨年のローズキングダム、エイシンアポロンの時計を上回るタイレコード。
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 2着争いは内から伸びたマイネルロブストで、大外から迫ったレオアクティブがクビ差トウケイヘイローを捉えて3着。
 2番人気のクラレントが7着で、3番人気のダローネガが5着に敗退。ただただアルフレードの強さが際立っていた2歳チャンプ決定戦の朝日杯2歳Sでした。
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 父シンボリクリスエスに母父がサンデーサイレンス。血統的な背景から距離延長は問題なし。520K台のアカ抜けした馬格からも、来年のクラシックの展望が大きく開けてきました。そんな印象を抱かせるアルフレードの強烈さでした。
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急遽!22日(木)にTBSラジオ『Dig』で「有馬記念」特番が!

Img_1284_2   今週末の12月25日に迫って来た今年最後の大一番、グランプリ「有馬記念」。史上7頭目の3冠馬オルフェーヴル。ジャパンCで強力牡馬陣を一蹴した女傑ブエナビスタ。この2頭の対決に多くの目が注がれます。とくにブエナビスタはここがラストラン。花道を添えるべく岩田騎手とのコンビで現役ハッピーエンドを狙います。
 この注目の「有馬記念」を、TBSラジオのニュース探求番組『Dig』(ディッグ)で12月22日に取り上げます。競馬全体の話題を含めて、有馬記念の予想、血統的な背景など、様々な角度から深く掘り下げて探ります。
 時間は22時20分から23時40分までの1時間20分。出演は私アベコーとMCの江藤愛アナウンサー、藤木TDCさん。血統評論家の吉澤譲治さんです。
 是非ともご拝聴下さい!