fbpx

『絆』プロジェクトでTBSサカス広場から被災地応援の声援を天雀さんと!!

0426_1  それは突然の予期せぬメールでした。
 「実は私、今、毎日赤坂サカスの真ん中のスタジオで、12時から13時までエリア放送をしています。そこで、ご相談なんですが、アベコーさんの番組とTBSの関係もあって、アベコーさんに番組に出て頂きたいんですが・・。お時間があるときに直接ゲストとしてご出演して頂き、4月28日のチャリティーの宣伝も含めて告知して頂けませんか。もちろん、皐月賞の注目馬を言って頂いてもいいですよ。放送は被災地復興が目的のものなんですよ。私からチャリティー・ライヴの告知をするよりも、ご出演されているアベコーさんからのほうが断然いいと思います。もし、よろしければ、広く皆さんにチャリティーを呼びかけてみては如何ですか?というスタッフを含めた意見でした」
 竹山まゆみさんからのメールでした。
 今回の東日本大震災でJNN・JRNでは、このたびサカス広場に『絆』プロジェクト立ち上げ、被災された方々が、一日も早く落ち着いた生活を取り戻せるように支援していく活動。その発信基地としてサカスに臨時のサテライト型スタジオを造り、ここからエリア内での放送ということでした。
 スタジオの壁には著名人や多くのタレントの方のメッセージがビッシリ。また、建物内の大きな壁には、一般の方から寄せられたメッセージが、ところ狭しと貼り出してありました。0426_3

 この日は、私の大切な友人でもあるアーティスト天雀の(テンチュエ)さんも一緒に出演。天雀さんは同じアーティスト仲間である、あのGACKTさんと一緒に募金活動に参加。その一方で、彼女はスタッフを集めて、自らの車と運転で、友人がいる岩手まで物資を車に積み、寝袋ひとつ持って各避難所をまわったとか。前からこの話を彼女から聞いていた私は、是非とも彼女もゲスト出演して、被災地の実情を訴えたらと思って、天雀さんに連絡。そうしたら「喜んで出させていただきます」と即OK!「ギャラの出ない番組なんですが・・」と続けても「まったく問題ないです」とキッパリ。本当にいい方なのです。
 私は天雀さんのヒット曲「ムグンファの花」という歌の持つ独特の温かさ、メロディアスな曲調に、なんとも言えない二胡の調べ。そして歌詞の素晴らしさ、卓越した天雀さんの歌唱力。この曲をサカス広場から電波を通して発信できたらいいだろうな、との思いが強くあったものですから、CDをお願いしようとしていたら、竹山さんが天雀さんの曲を是非とも流したいので・・というお誘い。
 本番では天雀さんが、被災地に出向いて実際に体験した現地の実情と、まだ実際に不足している物資、圧倒的に不足している女性関係の物などを報告していました。岩手の友人ところでは、うちよりももっと大変なところがあるので、そっちに物資を届けてといわれて、避難所をまわっていたとか。
 私は、まだ連絡がとれない親族、同級生、知人。今はもう瓦礫だけの世界になった幼少の頃に遊んだ故郷。火葬が追いつかず、次々に増えるご遺体。そして、崩壊を免れた家でも一人取り残された多くの病弱な老人。水も電気をストップして、食べる物がない悲惨な状況の中で、避難所にも行けず、厳しい環境に置かれている現実を、実際の私の叔母の話から訴えました。また、テレビなどの報道が行けず、まったくの手付かずの被災地があることもマイクを通して伝えました。
 最後に地震の影響で1週遅れの東京・皐月賞について触れたのですが、あまり気乗りがしなくて、東京の開幕で2000mですから内枠が絶対有利。内枠から買ってください、というのが精一杯でした。

0426_4_3  作詞:やしろよう  作曲:浜圭介  唄;天雀
 
 ムグンファの花咲いて 大空染める頃  思い出して欲しい 愛する人よ
 どんなに遠く 離れていても 十年・・百年・・千年  恋しいふるさと
 鳥になり この空越えて 飛んでゆくのです 私の想い
 あなたに あなたに あなたに逢いたい
 
 ムグンファの花散って 大地にこぼれても
 忘れないで欲しい いとしい日々を
 悲しいことは雨に流して
 十年・・百年・・千年 微笑むふるさと
 鳥になり 涙を越えて
 風よ運んでよ 私の祈り
 あなたに あなたに あなたに届けと
 ムグンファの花咲いて 大空染める頃
 思い出して欲しい 愛する人よ
 愛する人よ

0426_2

小牧マジックでGI級の快挙!ただただ脱帽のシルポートの逃走劇!!

0419_1_2 思いっきりの良さというのは、ときに驚愕の結果を生み出すことがあるものです。先週のマイラーズCは、7番人気と人気薄だったシルポートが小牧太騎手を背に、見事な逃げ切り勝ちを決めました。
 東京新聞杯6着、大阪城Sが6着。ファイナルS、京都金杯を連勝した頃に比べると、やや家賃が高くなってきたかな、という思いもありましたが、騎乗した小牧太騎手の思いっきりの良さが、不安を一掃、見事な好リードでした。
それも1分32秒3の出色のタイム。レコードに0秒3に迫るものでした。しかも、ラスト4ハロンを45秒7、3ハロンを34秒3。完璧でした。これでは差し、追い込み馬はどうすることも出来ません。
 前半の半マイルを46秒6、1000m通過が58秒0。決して速いペースではありませんでしたが、不運とも思えた17番枠から小牧騎手がしごいて先頭。見る見るうちに2番手のクレバートウショウとの差を広げて行きます。
 この乗り方で後続の騎手たちを幻惑。「これは速い。巻き込まれてはダメだ」との思いから、ほとんどの騎手が折り合いだけに専念。まさにこの幻惑ペースにまんまと乗せられてしまいました。もし、前半のペースがあと0秒5遅かったら、後続馬がピッタリと直後に張り付いて、ラスト33秒台の瞬発力勝負となり、後続馬の餌食になった可能性も否定できません。
 それにしても、マイル1分32秒3、ラスト34秒3は自ら逃げて叩きだした時計であり、6歳馬シルポート自身の成長力にも驚かされます。仮に開幕週であったら1分31秒台前半も望めたかも知れません。そして、いよいよ迎えるGI安田記念の桧舞台。昨年以上にパワーアップして、東京コースでも再び快走が見られるかも知れません。
 一息入れた1番人気のダノンヨーヨーが、2番手を粘りこんだクレバートウショウを頭差捉えることが出来ず無念の3着。中団から脚を伸ばした3冠牝馬アパパネが4着で、ラスト33秒0の最速タイムを計時したスマイルジャックは、前半のポジションのミスで6着。これも余りにも消極的すぎた2番人気のゴールスキーが意味不明の15着。このゴールスキーは賞金の関係で、GI安田記念出走が難しくなりました。
 注目していたショウリュウムーンとフラガラッハ。ともに後方待機から直線勝負型。逃げたシルポートに圧勝される競馬では、いかんともし難いところでした。ただ、ショウリュウムーンは牝馬同士のヴィクトリアマイルでの巻き返しが期待されます。ブエナビスタを相手にどんな競馬をするのか注目です。0419_2