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BSNテレビ「ワンダフル競馬実況中継」の出演者は、最高にナイスな個性派揃いで今年も最終回!

0905211  新潟大賞典の5月9日(土)からスタートとしたBSNテレビ(新潟放送)「ワンダフル競馬実況中継」。今週の5月23日で今年は最終回。例年、レギュラーで解説しているせいか、故郷の実家に帰った気分で伸び伸びやらせて頂いております。それゆえ、毎年この番組は素の自分自身が出せるので、出演時間が来るのがとても楽しみなのです。
 それは影で支えて頂いているスタッフのご配慮もあるのですが、共演者が実にユニーク。MCの近藤文靖アナウンサーは、TBS系列のアナウンスの腕前を競う局アナ対決ではいつも優勝候補の一人で、実際、優勝された経歴を持つGI級のアナウンサー。まだ独身で、携帯電話を持たない頑固なところもあるのです。ガハハハ・・とよく笑い、とにかく明るいアナウンサー。テレビに出ながら、オシャレにはあまり興味がなく、衣装もこだわらない古き良き時代の日本男児なのかも知れません。
 誰にも優しく、腰が低い。趣味が競馬で、番組中に台本にはない「近藤さん、その予想を架空実況でやるとどんな風ですか」と、私が振ると「各馬4コーナーを回って、先頭は・・」と、躊躇なくやってくれる、本当にいい人なのです。隣りに座っていても楽しいのです。
 そして、今年から實石(じついし)あづさアナに代わり、アシスタント担当になったのが、BSNの綺麗系、オネエ系アナの水島知子アナウンサー。旅行が趣味で、一人旅でもずいぶん色々なところに出向いたとか。佐渡にも一人で住んだ経験もあるのだそうです。早く良き伴侶に恵まれることを祈っていますが、男性への旅行はまだ未知? だそうです。
 今回から初めてテレビの競馬担当になったせいか、配当読みにスムーズさを欠きましたが、額に汗する一面がまた何とも初々しさが出ていて、またまたファンになってしまいました。
 BSNといえば、番組で実況中継をしている星野一弘アナウンサー。独特のストレートコース新潟1,000mの実況は、恐らくこの方の右に出る人はいないでしょう。それは名人芸の域に達しています。TBS系列の各局対抗では、サッカー実況中継部門で優勝。名スポーツアナここにあり、という逸材ぶりを発揮して星野アナのファンから大喝采を浴びました。よくニュースの現場にも出て、名リポートを送ってくれています。今年は眼鏡を新調したのでしょうか。体に似合わず(失礼)オシャレな一面を見せています。
0905212  そして、パドック担当の若き二枚目、高橋知幸アナウンサーもいるのですが、ここでご紹介したいのは、新潟市内で歯科医院を経営。歯科医でありながら競馬の趣味が高じて、テレビで解説までするようになった新潟の有名人、いくのひろし先生。ポリシーは万馬券しか狙わないこと、通称、万馬券ハンター。このブログでも以前、写真つきでご紹介したのですが、100万、200万の予想をバシッと的中。穴党の私も羨む方です。そしていつもニコニコ顔で、スタッフからも愛されている、いくのひろし先生。今年の春は好調でNHKマイルCのジョーカプチーノが◎。相手の1頭にレッドスパーダ。ヴィクトリアマイルが惜しくも3着だったショウナンラノビアが本命。雨だったら1-1があるかも(2着ブラボーデイジー)と、ドキッとする予想も。
 足と腰が痛いといったら、早速、薬を送ってくれたりする、本当に優しい歯医者さん。治療もほとんど痛くないのかも・・と思ったりします。
 まあ、こんな素晴らしい仲間の共演者。今週で番組が今年最後とは、淋しすぎます。

ウオッカ以外は重賞級のマイラーが出走していなかったのか、あまりに低次元のヴィクトリアマイル!

 「素晴らしい状態です。やっといいときのウオッカが戻ってきた感じです」と、追い切り後、明るく力強く武豊騎手はコメント。そのせいか単勝支持率が1・7倍。昨年の2・1倍を上回るダントツの人気。
第4回目を迎えた「ヴィクトリアマイル」は、さながらウオッカの相手探し的様相。2番人気カワカミプリンセスと、その後にリトルアマポーラが続く注目度。
 レースは好位置でシッカリと折り合い、しかも経済コースをロスなく回ってきたウオッカが直線中程で先頭に立ち、後続に7馬身差の独壇場的強さ。時計が自己ベストの1分32秒4で、ラストが破格の33秒4の破壊力。さすがに東京コースはパーフェクトに持ち味が生きるようです。
 勝ちタイムは1週前のNHKマイルCで優勝したジョーカプチーノと同じ時計。ところが、ジョーカプチーノはラストが34秒7で、ウオッカよりも1秒3遅かったことからもウオッカの強烈さがわかります。
ヴィクトリアマイルは戦前から強力な逃げ馬が不在。スローの展開が予測されていましたが、そんな中で、絶好の1番枠を引いたショウナンラノビアの単騎逃げ。前半の半マイルが46秒7で、5ハロン通過が58秒6。NHKマイルCの45秒5-57秒2と比較してもいかに流れが緩かったがわかります。
 ところが、カワカミプリンセスが8着で、リトルアマポーラが6着。展開が向かなかっただけなのでしょうか。例えば、カワカミプリンセスは1分33秒9で、ラストが34秒5、NHKマイル13番人気で3着のグランプリエンゼルが、1分33秒0でラスト34秒1。カワカミプリンセスは全体的な時計、ラスト3Fとともにグランプリエンゼルよりも見劣っているのです。カワカミと同タイムで、ラスト34秒6のリトルアマポーラも同様。コースがAからBコースに替わったからなのか、理由がよくわかりませんが、2頭に騎乗した横山典騎手、福永騎手が二人とも口にしている距離適性の問題。これも考えられます。と、同時に強風が吹きつけた東京競馬場。このことが何らかの影響を与えたのかも知れません。
 いずれにしても、ついこの前まで1,000万に在籍、小倉の1,000万を勝ち、やっと不良馬場の福島牝馬Sで初重賞勝ちのブラボーデイジー。この格下の馬に完敗のGI牝馬陣。この先の重賞戦線も波乱含みです。
今回のヴィクトリアマイルは、ウオッカのウオッカによるウオッカの為のGIヴィクトリアマイルだったような気がします。次は安田記念だとか。中2週。自己ベストで好タイム勝ちのあとで、反動は大丈夫なのでしょうか?