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春に繋がるか東西の3歳重賞を振り返ると、ある気になる材料が・・

090114_2  先週の1月11日、中山、京都で春のGI戦線に向けて、注目の一戦が行われました。そのひとつが「シンザン記念」。関西では2月15日に行われる「きさらぎ賞」の前段の重要なレース。7年前にはダービー馬タニノギムレットが優勝。そして、2年前はアドマイヤオーラ、ダイワスカーレットが1、2着。
 このシンザン記念は、年によってレベルが随分と違うもので、例えば、昨年の優勝馬はドリームシグナルで、以下、ドリームガードナー、マヤノベンケイ。この3頭はその後の活躍が今ひとつ。時計が1分35秒4で、レースのラストが37秒0も要していました。このシンザン記念は、レースのラスト3ハロンが34秒台の決着になること。それがGI戦線に向う上でレベルを計る上での大きなターニングポイント。今年は勝ちタイムが1分35秒3で、ラストハロンが35秒9。勝ちタイムはマズマズですが、ラストが少しかかりすぎた印象です。ちなみに、アドマイヤオーラはなんと33秒3で優勝。
 さて、今回のシンザン記念を制したアントニオバローズ。未勝利からの連勝。キャリア3戦ですが、どんな競馬でも出来る抜群の競馬センスの持ち主。マンハッタンカフェとキングマンボの配合で、まだまだ奥行きはありそうです。
 シンザン記念で首差まで肉薄したダブルウェッジ。12番人気からの快走。マイネルラヴ産駒で、距離に対してやや課題は残していますが、一応、初めてのマイル戦、重賞で2着した実績を、軽視するわけにはいきません。
 このレースで1番人気だったミッキーパンプキンは、2番手追走で伸びを欠いて4着。2連勝したときが逃げ切り勝ち。現段階では主導権を取れないと、フルに持ち味を生かせないのかも知れません。今後の課題です。
 注目していたモエレエキスパート。夏の札幌、クローバー賞を勝ち、札幌2歳Sで3着。今年の3歳ナンバーワンの呼び声が高い、ラジオNIKKEI杯2歳Sを圧倒したロジユニヴァース。この馬が札幌2歳S優勝馬。今回はモエレエキスパートが休養明け、外々を回るコースロス。そのことを考えると、シンザン記念の一戦だけでは片付けられないのですが、クラシックのトップクラスというのにはまだまだ荷が重そうです。

☆阪神ジュベナイルF2番人気の格!
 今年から距離が1,600mに延長したフェアリーS。牝馬限定の一戦ですが、桜花賞を予想する上で、ひとつのカギとなる一戦となりました。1番人気は阪神ジュベナイルFで2番人気に推されながら6着に敗れたジェルミナル。秋の黄菊賞で牡馬の好素材、アラシヲヨブオトコを破った馬。アグネスタキオン産駒で血統的にも注目されている馬ですが、今回は好位置から抜け出す強いレース。時計が1分36秒5でかかりすぎのところもありますが、この週の中山はかなり時計を要する馬場状態。内容の良さで春に期待が繋がりました。
 私の本命がアイアムネオ。実に惜しい2着でした。スタートで寄られて、後方に下がる展開。それに、直線でもやや厳しい位置取りから、馬群をぬうように伸びてきました。前半が60秒9のスローに近い流れ。ラスト35秒1はメンバー中最速。キャリア2戦目でこの内容。デビュー戦でラスト2ハロンが11秒台。馬なり状態で圧勝した資質の高さは、春に通用する可能性があると思います。

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