お見事!というのは、こういうことを言うのでしょうか。素晴らしい騎乗でした。100点満点で、120点という点数があったら、私は間違いなくそれを付けるでしょう。
先週の「アメリカJCC」のことです。私は◎にネヴァブション。時計がかかり馬力が要求される馬場になったので、最高のパフォーマンスができると判断。1年近く休んだアルゼンチン共和国杯で、ラスト33秒台の末脚。スクリーンヒーローと0秒7差。アルナスラインと0秒5差。更に、意表をついた逃げで見せ場十分だったジャパンCでは、あのウオッカと0秒3差。間違いなく復活してきていました。
ところが、中山金杯ではジャパンCから一息入れていたせいか、馬体がデビュー以来、最重量を記録。明らかに重め残り。しかも、内回りの2,000mで前残りの展開。条件が悪すぎました。それでも勝ち馬と0秒2差。これも大収穫でした。元来が叩き良化型だし、一昨年、この時季に3連勝。寒期に強いタイプ。外回りの2,200m。別定も有利。まず負けられない、くらいの強い気持ちで予想上、私は臨んだのです。
相手は、有馬記念出走馬だろう、と見ていたのですが、不思議なことに過去7年、有馬記念組から連対馬は1頭もなし。3着もないのです。要するにこれは、有馬記念での目一杯の激走による反動、あるいは疲労を癒すために、中間、楽をさせたことでオーバー・ウエイト。先々週の日経新春杯5着。有馬記念2着馬アドマイヤモナーク(16K増)などは、その典型でしょう。
加えて、有馬記念が例年よりも高速決着だったことで、余計に疲労残りが懸念されるところでした。3着エアシェイディ、4着ドリームジャーニーの有馬記念組は、あのハーツクライ、そして3年前のディープインパクトと、同じタイムで走っているのです。
3番枠を引き当てたネヴァブション。この枠を最大限に生かすには、どう乗ってきたらいいのか、横山典騎手は思案を重ねたはずです。ここで、ジャパンCで逃げて大崩れせず善戦してきた実績が、今回はそれが自信となって出たはずです。強力な逃げ馬がいない、時計のかかる馬場コンディション。
「よし、前に行こう」横山騎手はためらわず決断したことでしょう。
スタート切ってモサモサとするところを、横山騎手はややシゴきながら、内ラチ沿いを進みます。外からキングストレイルが主導権を主張。先行策で復活をかけるサンツェッペリンが2番手。ほとんど労せずしてネヴァブション。前を行く3頭を、ほとんど後ろの馬が無警戒。緩やかなペースで進みます。前半5ハロンのペースが61秒5。ネヴァブションにとっては、位置取り、流れが最高の展開となりました。直線中程で逃げるキングストレイルを捉えると、後は一人舞台。2馬身半差の圧勝でした。2着にやっと首差だけ先に出たエアシェイディ。3着がトウショウシロッコ。危ないと見たドリームジャーニーは7着のグラスボンバーから4馬身も離された8着と惨敗。
レース後、調整ルームから次の最終レースに急いで出て行く横山典騎手に向って私が一声。
「ノリちゃん、おめでとう!良かったね」
と、ニッコリ笑った横山典騎手が
「馬券とれたあ・・?」と返してきました。
すかさず、Vサインを差し出して、
「ありがとう。バッチリだったよ!」というと、
納得したのか、またニッコリの横山典騎手。
いやあ、なんかこういうシーンて、いいものですよねー。
内外タイムスに掲載した予想も的中。TBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」もバッチリ。嬉しいAJCC結末となりました。
文句なし! 最高の騎乗だった横山典Jからレース後、嬉しい掛け声!(^^♪
あのタッチのタッチャんが来てくれたぞー!大食いチャンピオンのあの方も~(^_^)v
「タッチャ~ん」と呼んだら、ハーイとやって来てくれたのが、アニメ「タッチ」で、タッチャんこと上杉達也の声役をされていた声優の三ツ矢雄二さん。
三ツ矢雄二さんは長い間、30年以上に渡って声優一筋。日本を代表する声優さんの一人です。
「アベコーのモリもりトーク」のアシスタントまりんちゃん(村井真里)にとっては、まさに大先輩なのです。
この日は、いつも以上、熱心に三ツ矢さんに質問を繰り返すまりんちゃん。声の出し方から、発音の仕方。それをツボを心得た名教授のように、ポンポンと教え込む三ツ矢先生。さすがです。
三ツ矢雄二さんは、上杉達也のほかにも、アンパンマンのカツドンマン役、ドラゴンボールの界王神、キテレツ大百科でトンガリ。聖闘士星矢ではシャカ等、きりがないくらいの役をこなしていますが、極めつけは何といっても大ヒット映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」で、マイケルJフォックスの専属吹き替えで、存在感を披露。
更に、今年は5月20日から6月28日まで、ミュージカル「ユーリンタウン」に出演するとか。
三ツ矢雄二さんとは初めてお会いしたのですが、何か以前お会いしたような感覚だったものですから、「三ツ矢さん、ひょっとして、新宿2丁目にあるイタリアンレストラン『P』に行かれますか?」と、尋ねると「あら、なんで、よく行きますよ~」と返してきました。
そうか、その店でお見かけしていたんだぁ・・と、納得。とにかく、優しくて、丁寧で、人当たりのいい方でした。
1月19日からホームページとブログを開設しているそうです。
☆ラーメン四天王・北島秀一さん登場!
「アベコーのモリもりトークのスペシャル版」に登場して頂いた北島秀一さん。知る人ぞ知るラーメン界の四天王。かつて、テレビチャンピオンのラーメン対決で準優勝。新横浜のラーメン博物館で広報を担当したこともあったとか。現在はラーメン評論家。
北は北海道から、南は沖縄まで、日本全国、津々浦々までラーメンを食べ歩いているのだそうです。
この日のスタジオには、大勝軒の山岸一雄会長もゲストとして同席。ひとつひとつラーメン道のウンチクを語る北島さんに、ニコニコ顔で頷く山岸さん。
「北島さん、美味しいラーメン屋さんの見分け方はありますか?」という、まりんちゃんの質問に、「そうですね、朝、準備中の仕込みのときに、外に出ている換気扇の下に行って、そこから出ている匂いを、よく嗅ぐのです。旨い店というのは、とってもいい匂いが出ています。是非確かめて下さい」だそうです。
納得したものの随分早く店の前で、クンクン状態。変人に思われないか心配です。
「いつも、マイ箸を持って歩いているんです。これはラーメンを愛する者にとって、必須アイテムですよ」と、巻物風の布で包んだ物から出した箸は、さすがにスープが染み込んだ味わい深いシロモノ。
旅をしながら旨いラーメンとの出会いを探す北島さん。ああ、私もゆっくり旅しながらラーメン紀行でも書いてみたいなあ・・と、北島さんが羨ましく思えるのでした。