GI連覇の劇走!馬上には再びあのジョッキー!!
注目された「エリザベス女王杯」は、1番人気に推されたラッキーライラックが、ルメール騎手と初めてコンビを組み、アッサリと直線抜け出し快勝。昨年に続き2連覇を達成しました。
昨年が京都で今年は阪神競馬場が舞台。加えて一番外の18番枠。大丈夫だろうか?と不安視する中で、ラッキーライラックのルメール騎手は中団の外にポジションを取りました。直ぐ前方に3番人気のラヴズオンリーユー。
主導権を取ったのはまさかのノームコア。強力な逃げ馬が見あたらず、横山典騎手は気勢を制して先手を取りに行きます。2番手はリアアメリアがキープ。内のウインマリリンと共に折り合いに専念したことから、先頭を行くノームコアとの差が広がります。好位を確保できたソフトフルート。直後にウインマイティーの3歳勢。
中団外のラッキーライラックが3コーナーで動き始めると、それに遅れてはなるまいとラヴズオンリーユーも付いて行きます。その後方にサラキアとセンテリュオ。
前半の5ハロンが59秒3。平均ペースです。これから5馬身くらい遅れて2番手のリアアメリア。後続はスロー。
3コーナー過ぎから仕掛けたラッキーライラック。4コーナーでは外から2番手グループに接近。その背後にラヴズオンリーユー。それを追うように外からサラキア。センテリュオはその後ろ。
直線入り口でノームコアに並びかけたリアアメリア、ラチ沿いに最内からウインマリリン。そんな中で力強く伸びて来た外のラッキーライラックが一気に先頭。やや内にもたれ気味になりながらもゴールへ向かいます。
ラッキーライラックを目標に外から肉迫して来たラヴズオンリーユー。そしてその外へ並んだサラキア。
ゴールはラッキーライラックを先頭に外からサラキア。その間にラヴズオンリーユーが3頭並んでゴールイン。クビ・クビ差でした。そのあとにインからしぶとく伸びたウインマリリン。外から伸びたセンテリュオは5着。逃げて失速したノームコアは11着と敗退。
それにしても、またまたCルメール騎手がVサイン。これで今年GI6勝の荒稼ぎ。前日の14日は、JRA通算1300勝を達成。今週も有力馬がひしめくルメール騎手。
また、2015年生まれの牝馬は、今回のラッキーライラック、女傑アーモンドアイ。ノームコアにモズスーパーフレアの4頭で、GIは14勝!凄い牝馬陣です。
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ルメールJがあの恋人A・アイで涙の8冠達成!!
今秋の「天皇賞」は8冠を目指す女傑アーモンドアイの天皇賞(秋)連覇なるか、まさにアーモンドアイ一色の一戦でした。
優勝すると、あの名馬ディープインパクトを抜いてGI8冠の栄光を樹立。宝塚記念を圧勝したクロノジェネシス、春の天皇賞を連覇中のフィエールマンと、役者が揃っていたにもかかわらず単勝1.4倍。圧倒的な人気に支持されていました。
相性抜群の名コンビCルメール騎手。幾多のGIを制した世界的な第一人者にもかかわらず、レース後、彼の目から熱いものがこみ上げて来て、流れ落ちマスク内に吸い込まれて行きました。
レースはダイワキャグニーを抑えて、外からダノンプレミアムが一気に行きます。スピードに乗って2番手のダイワキャグニーが離れた2番手。キセキが3番手で折り合いに専念。その背後に好スタートを決めたアーモンドアイ。2番人気のクロノジェネシス。スタート後にフィエールマンと挟まれて接触するような不利。これで後方に置かれました。その前にダノンキングリーがいます。
前半の5ハロンが60秒5。ダノンプレミアムが離して逃げたわりに遅い流れ。直線は楽に逃げたダノンプレミアムを追って、内からキセキ、その外がダイワキャグニー。その2頭の外に出したアーモンドアイ。直線で追い出しを我慢するルメール騎手。そして中程で仕掛けると、一気に前の馬を捉えて先頭に立つアーモンドアイ。
それを背後で見ていたクロノジェネシス、そしてフィエーマンが外から並ぶように追い込んで来ました。それでも勢いはまだまだアーモンドアイ。ゴールではアーモンドアイを先頭にクロノジェネシス、フィエールマンが並んでゴールイン。
半馬身振り切ったアーモンドアイが優勝。外のフィエールマンがクビ差クロノジェネシスを捉えて2着。
時計が1分57秒8、そしてアーモンドアイ自身のラスト3ハロンが33秒9。昨年の1分56秒2のタイムには及ばなかったものの優秀な内容です。
堂々GIタイトル8勝と言う金字塔を打ち立てたアーモンドアイとCルメール騎手コンビ。
レース後のインタビューで、思わず緊張の糸が途切れたのか、どっと熱いものがこみ上げるルメール騎手。「GI8勝というタイトルを絶対獲りたいと思っていました」とコメント。そして「プレッシャーが重くてきつかった」とルメール騎手。優勝できた安堵の気持ちと、涙ぐんだ目元に、光る偉大なものを感じることが出来ました。
このあとはジャパンCか、それとも有馬記念か。現役残り少なくなったアーモンドアイの一挙手一投足から目を離せません。
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