さすがクラシックホース!役者が格段に違ったSナーリア!!
来月に迫って来たGI大阪杯を睨んで、その前哨戦「金鯱賞」が、中京競馬場で行われました。
ここで圧倒的な支持を集めてサートゥルナーリア。昨春は皐月賞優勝、暮れの有馬記念で2着。実績面でこのサートゥルナーリアを凌ぐような馬が見あたりません。当然ながら単勝1.3倍と圧倒的な支持を集めました。
大阪杯の直前でステップレースということが、サートゥルナーリア唯一の不安もありましたが、馬体がキッチリと引き締まり完璧な仕上がり。となると、さすがに役者のスケールが違いました。余裕綽々で2馬身差のワンサイド勝ち。
いつでもスパート出来る好位5番手の外をキープ。逃げるダイワキャグニー、その直後のサトノソルタスの動きを射程圏に入れながら、ルメール騎手の手綱は動かず、4角でじわじわと上昇。直線ラスト1ハロンで満を持して仕掛けると、あっという間に先頭に立ち、あとはルメール騎手の手綱は動くことはなく、そのまま後続馬を突き放してワンサイド勝ち。それでいてサートゥルナーリアがラスト3Fを33秒2の最速タイム。まずは大阪杯に向けて、順風満帆の船出となりました。
2着に3番手からしぶとく伸びたサトノソルタス。先手を取ったダイワキャグニーが3着。ギベオンとラストドラフトが外から追い込んで来ましたが、すでに時遅し。4、5着となりました。
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技あり!舞い降る雪の中で和田騎手が会心の一撃!!
レースが近づくに従って、もの凄い量の雪が舞い落ちて来た中山競馬場。この日はメイン「中山牝馬ステークス」。ハンデ戦と言うこともあって、人気もくるくると変わる難解な一戦でした。
それでも、私は以前から狙いをつけていたフェアリーポルカを迷わず◎。52kの軽ハンデ。内回りの芝1800m。昨秋の秋華賞トライアル「紫苑ステークス」で、カレンブーケドール(ジャパンC2着)に、ゴール前で競り落としたポテンシャルの高さを評価。それゆえ中山の内回りの1800mで、鞍上の和田騎手がどんな騎乗を見せるのか、そこに私は注目していました。
そこで、スタートと同時に和田騎手は3番枠と言うこともあって、仕掛けて前に出て行きます。そして好位のラチ沿いのポジションを確保。外からモルフェオルフェ、リューヌルージュ、ロフティフレーズが出て来ると、サッと引いて中団の内までポジションを下げました。
フェアリーポルカは4コーナーで好位の直後から外に出すと、2番手から抜け出したリューヌルージュを、ゴール前でアッサリ捉えて快勝。ゴール前でようやく伸びて来た1番人気のエスポワール。それに調子の良さと道悪巧者を生かしてデンコウアンジュが肉迫。
ラスト1Fが13秒3も要したとはいえ、快勝を決めたフェアリーポルカ。和田騎手の機転の利いた騎乗プレーもあって、このあとの重賞戦線が楽しみになって来ました。
また、14番人気でしぶとく粘り込んだリューヌルージュ。50kのハンデの利はあったと思われますが、こういった馬場コンディションは格別に巧みなようです。
そして3着だったエスポワール。まだまだ未知の部分が大きい逸材ですが、やや勝ち味の遅いところが少し気がかりです。
4着のデンコウアンジュは56kでしたが、愛知杯優勝に続き再び道悪馬場。なかなかの巧者とみました。
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