fbpx

最後方から劇的なドンデン返し!1、2人気馬撃沈!!

    正月開催から続く京都開催。天候もあって開催を追うごとに、馬場コンディションはボコボコ。とくにインサイド寄りが悪化していると推察。

そんな状況下で、来月に迫って来たGI「高松宮記念」。その前哨戦「シルクロードSが行われました。ハンデ戦でもあり混戦の様相。

  この日、人気を分けたのがレッドアンシェル(1番人気)と、モズスーパーフレア(2番人気)。とはいえ、レッドアンシェルは昨年6月のCBC賞以来の実戦。またスプリンターズSでタワーオブロンドンの2着だったモズスーパーフレア。実績から前哨戦でも、この2頭がスピードで押し切ってしまうだろう、との見方が大半を占めていました。 逃げ、先行すると4角をまわって、外に持ち出すことはなくインを頑張るだけ、私のシルクロードS予想はそこに起因していました。

  実際、抜群のスタートを決めたモズスーパーフレアに、外からセイウンコウセイが並びかけようとしています。内からレッドアンシェル、ダイシンバルカン、ディアンドルと続く展開。前半の3ハロンが33秒9。予想された展開です。 3番人気のアウィルアウェイはダッシュが今ひとつで後方。外側にジョイフル。その後ろのインサイドにエイティーンガール。そして最後方にナランフレグ。

それでも快調に飛ばすモズスーパーフレア。その直後をピッタリと2番手のセイウンコウセイ。3番手の内側からレッドアンシェル、外に並ぶダイシンバルカン。背後に内からカラクレナイ、外にディアンドル、ビップライブリー。

4コーナーで逃げるモズスーパーフレアをマークのセイウンコウセイ。手応え十分に2番手追走。3番手のレッドアンシェル以下が離れ気味。外から中団グループに接近して来たアウィルアウェイの伸び脚が目立ちます。そして前の2頭に迫ります。さらに後方インから外に出せたエイティーンガールがグイグイと伸びて来ました。そして私の◎ナランフレグもラスト200mでも最後方。そこからエンジン全開。大外をケタ違いの末脚で強襲。

ゴール手前でモズスーパーフレアを捉えたアウィルアウェイ。そこへ外から肉迫するエイティーンガール。さらに強襲したナランフレグ。

優勝は3番人気アウィルアウェイ、6番人気の2着エイティーンガール。惜しくも8番人気ナランフレグはクビ・クビ差で3着でした。3連複が1万7740円。穴党には堪えられない配当でした。

また1番人気のレッドアンシェルは故障を感じたフォーリー騎手が手綱を抑えてまま最後方でゴール。

一昨年、このレースの3着が最後方から鋭く追い込んだ15番人気のフミノムーン。そして昨年がこれまた最後方から追い込んだ12番人気のティーハーフ。今年の結果を踏まえて、来年もこのパターンは変わらないのでしょうか。

 

さすが役者が違った古馬陣の大将格Bワンピースが圧巻の1勝!!

   春の古馬戦線を占う上で、重要な意味合いを持つ伝統の「アメリカJCC」。稍重馬場の中山で行われました。

話題の主役と言えば、凱旋門賞帰りになるブラストワンピース。一昨年の有馬記念を制した古馬陣の大将格の1頭。顔ぶれからむろん1番人気で3倍。

対するは中山が得意のミッキースワロー(2番人気)。単騎一人旅が期待できるスティッフェリオ、キャリア5戦の逸材ラストドラフトと順で続きました。

ブラストワンピースを筆頭に、ほとんどの有力馬が末脚温存型とあって、ブラストワンピースの川田騎手は、どう乗って来るのか、と言う点が注目されました。

スタートを切ってスティッフェリオが当然のように先頭に立ちます。流れが遅いと感じたルメール騎手のステイフーリッシュが2番手。グローブシアターと続きブラストワンピースが4番手の好位をキープ。それをマークする形でミッキースワロー。その背後にラストドラフト。

前半の5ハロンが62秒4。予想通りスローで展開して行きます。少しレースに動きが出たのは、3コーナーにかかるところ辺りから。中団に待機したマイネルフロストが外から仕掛けて、逃げるスティッフェリオに並びかける勢いで上昇。ブラストワンピースはインの4番手。ミッキースワローも直後でピッタリと付いています。

4コーナー手前で2番手のマイネルフロストの動きが異様(故障を発症)な走りとなり、急激にズルズルと後退。この不利を後続馬がまともに受けました。

。 逃げるスティッフェリオはインサイド寄りの傷んだ馬場コンディションを嫌い、馬場の中央よりに出して来ます。その状況の中でインをピッタリとまわったステイフーリッシュが、コーナーリングで先頭に立ちかけます。それに内から3番手に進出したブラストワンピースが前の馬たちを射程圏。コーナーでマイネルフロストの煽りを受けたミッキースワロー、その外のラストドラフト。内と外に広がりますが、大勢はインサイドの2頭。先頭に立ったステイフーリッシュにブラストワンピースが、ゴール前で並びかけてアッサリ突き抜けました。さすがに貫録勝ち。ステイフーリッシュ(5番人気)がそのまましぶとく2着に粘り込み健闘。

外からミッキースワロー、ラストドラフトが追い上げて来ましたが、4角でのアクシデント、馬場コンディションもあって3、4着がやっとでした。

2分15秒0、ラスト36秒7。やはり馬場コンディションとスローペースで、例年に比べて平凡なタイムとなりましたが、ブラストワンピースはむろん、後続の上位馬も春への手応えを掴んだような印象です。