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小倉記念で格の違いを見せたサトノノブレスが天皇賞戦線に名乗り!!

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 古馬第三の馬とも言うべきサトノノブレスが「小倉記念」を圧勝しました。いろいろな意味で注目された50回「小倉記念」。春の天皇賞以来となったサトノノブレスと同じローテーションで臨んで来た期待馬ラストインパクト。川田騎手が騎乗とあって1番人気。

 そして、昨年レコード勝ちのメイショウナルト。七夕賞を圧勝した勢いを買われて2番人気。サトノノブレスが続く3番人気でした。

 スタートと同時に気合をつけて1番枠のメイショウナルトが飛び出して行きます。先手を取れないとダメだと言っていたマデイラが、なんと追いかけません。

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 ミキノバンジョーが一旦、2番手に上がったのですが、3枠の赤い帽子タムロスカイ、オートドラゴンが追いかけます。外から当面のライバルのメイショウナルトを、徹底マークするかのようにラストインパクトがじんわり進出。これを見てサトノノブレスが遅れてはなるまいと、好位置に上がってきます。その真後ろにニューダイナスティ。さらにその直後にダコールと続きます。マデイラが中団の内で、ボレアスやタガノグーフォ。後方の外目をローゼンケーニッヒが追走。

 前半の半マイルが47秒5で、1000m通過が60秒ジャスト。雨が激しく降りしきる稍重の馬場。この流れは緩みないペースです。それを承知でテンポよく逃げるメイショウナルト。少し離れて2番手タムロスカイ、3番手はオートドラゴン。そしてスパートのタイミングを計るようにラストインパクト。その直後で当面のライバルを射程圏に入れて進めるサトノノブレス。内にはミキノバンジョーやカネトシディオス。

 そしてサトノノブレスをマークするように直後にはニューダイナスティ、その後ろにマーティンボロ。ダコールは最後方グループ。

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 局面が一転したのが、4コーナー手前でのことです。ラストインパクトがスパートかけて2番手に進出。それを見て外から馬体を合わすようにサトノノブレス。その外にはマーティンボロがグイグイ接近。それらの後ろで追いかける形になったのがニューダイナスティ。ダコールも外目を急追。

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 逃げ込みをはかるメイショウナルトが二枚腰で必至の抵抗。ところが直線で1番人気のラストインパクトが早々と息切れ。

 それを見てサトノノブレス和田騎手が左ステッキを上から馬体に叩き入れます。それに応えてサトノノブレスは力強く伸びて、メイショウナルトを捉まえるや一気に抜け出し圧勝。大外から懸命に追うマーティンボロが2番手に浮上。内で粘るメイショウナルトを差し切る勢いでニューダイナスティ。

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一直線1000mの競馬は名人芸に達した柴田善騎手のスゴ腕!!

016015        こうすれば勝てるという騎乗法を駆使して初重賞制覇を成し遂げたセイコーライコウ。注目の14回「アイビスサマーダッシュ」は、1番人気に推されたセイコーライコウがゴール前で力強く抜け出して快勝。初重賞制覇となりました。

 同じ舞台で行われた韋駄天Sで楽々突き抜けて圧勝。それゆえ騎乗した柴田善騎手も自信があったと思います。

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 距離が1000mで直線だけの競馬では、騎乗者もやや慌てたりするものですが、セイコーライコウの柴田善騎手は、快足を飛ばして離して逃げるアンバルブライベンは眼中になし。それはセイコーライコウに対する「自信があった」という絶対的な信頼なのでしょう。不利と言われる内枠でも微動だにせず。2番手グループに付けたフォーエバーマークの背後を、やや仕掛けながら追走。

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 ラスト200mの地点で楽に馬体を併せに行き、ここで一気に抜け出す作戦通りの競馬で、ライバルのフォーエバーマークをアッサリ置き去り。馬場の外側を走るフクノドリーム、その外の重賞馬アースソニックを抑え込んで見事な初重賞勝ち。

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 これで柴田善騎手は、1000mで24勝というスペシャリスト的活躍。コツを尋ねられても「強い馬に乗せてもらったから」と冷静。

 新潟1000mと言えば、前日の閃光特別で、せっかく好スタートを切りながら、普通のレースのようにガチッと手綱を引いて後方に下げる人気馬に騎乗した某騎手。1000mの高速決着ではこの騎乗ではほとんど無理。それゆえセイコーライコウの柴田善騎手の騎乗を、よくお手本にしたほうがいいと思います。

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 本来、1000mという距離は、カルストンライトオのような絶対的なスピードを持つ馬が強いのですから、ゴール前バテたところを差し込もうとする了見が狭いのです。

 今回のアイビスサマーダッシュは、やや手薄な顔ぶれだったことからも、セイコーライコウにとっては、続く芝1200m戦が最大の試金石となります。軌道に乗った7歳馬。珍しい短距離部門の奥手タイプです。