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これぞ猛暑の闘い!◎〇△で決めた関屋記念!競馬はこれだからヤメられない!!(^o^)/

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中京記念で優勝したフラガラッハ、2着のミッキードリーム等、8頭も大挙して出走したのにもかかわらず、今年の関屋記念は結果的に1頭も馬券の対象にすら食い込みなかった中京記念組。同様に昨年も中京記念組から7頭も参戦。中京記念でまともに走ることができず14着と惨敗したエーシンリターンズが2着を確保。他の6頭はあえなく凡退。


真夏のローテーションは目一杯の力走を演じると、疲労度がケタ違いに高くなるのです。それを回復させるには充電、休養が重要で、中京記念組は中2週の臨戦過程。記録的な暑さが続いていることからも、ハッキリ言えば、私には無謀な参戦に見えたのです。

そういったことを踏まえて、私の◎はレッドスパーダ。全5勝中4勝を稼ぎ出しているマイル巧者。前走の東京、パラダイスSから、中6週と十分に間隔を取って参戦。しかも、今回は強力な逃げ馬は、格下3歳のナンシーシャイン1頭だけ。前走のパラダイスSも格下のサザンスターディの2番手で余裕綽々。直線楽々と抜け出しハナズコール以下を圧倒したのです。同じような展開が望めて、かつ、マイル1分32秒1のベストタイムを東京でマーク。驚いたことに1枠1番を引き当てる運の良さ。スタートでポンと出られれば、まず負けられないだろう。怖いのはエプソムCで大きなスタートミスから直線最内を鋭く追い込んだジャスタウェイだけ。私はそう推察したのです。


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さあ、スタートです。抜群のスタートを決めたのが、最内の白い帽子レッドスパーダでした。


「おお、素晴らしい!これで勝てるぞー!」私は心の中で、そう叫んでいたのです。

外からナンシーシャインがレッドスパーダに並びかけて2頭並んで先行。後続には前で競っている、と思わせかけて、レッドの北村宏騎手はスーと2番手に控えたのです。少し間があいて3番手に2番人気のドナウブルー。内田騎手も人気馬が後ろにいて、外回りの新潟では強気に出て行けません。ミッキードリーム、外にカリバーン。その内にシルクアーネストとラインブラット。中団インのラチ沿いにレオアクティブ。このポジションは横山典騎手の頭脳的プレー。その真後ろに新潟巧者ザラストロ。外にはランリョウオー。内々を走るザラストロの真後ろに大きく出遅れたフラガラッハ。そしてその直後にはアオッて出た1番人気のジャスタウェイ。最後方にウインドジャズ。


離し気味に快調に飛ばすナンシーシャインから最後方までは縦に長い展開。2番手のレッドスパーダが我慢できないくらいの抜群の手応え。直線に入り間もなくナンシーシャインがバランスを崩し故障発症で中止。場内のアナはこれに気づかず。

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自然に先頭に立ったレッドスパーダの北村宏騎手の手綱はまだ動かず我慢。直後に迫って来たドナウブルー、ミッキードリームは抜け出しを狙って追い出しています。経済コースを通って最内からレオアクティブが急接近。全体的に後続の各馬は外一面にパッと広がりました。その中にジャスタウェイ、フラガラッハもいました。とくにジャスタウェイの福永騎手は、馬込みを捌いて外に出すまで追い出しを待たされた格好。

ラスト200m、追い出されたレッドスパーダが二枚腰を駆使して、後続との差を広げようと懸命の力走。これにはドナウブルーも自分のポジションを死守するのに懸命。そこにレオアクティブが内から並びかけて2番手に浮上。これで決まりかけたのですが、大外に出したジャスタウェイの末脚が別格の切れ。猛然と追い込んで来ました。舌越ししながらグングンと迫ったのですが、レッドスパーダに並びかけるところまでは行きませんでした。それでもレオアクティブをハナ差捉えて2着に食い込み、1番人気の面目躍如。

馬単3100円。3連単1万7110円。実に美味しい配当でした。来年も中2週の中京記念組は消える可能性が大。


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それにしても、今年のような記録的な高温が続く、異常な夏競馬、各サマーシリーズは、競走馬に計り知れないダメージを与えるような気がします。本当に大丈夫なのでしょうか、心配です。

◎ラブリーデイがラクリマを競り落とし、M・ナルトに迫ったもののユタカJに感服!!

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 わからない、わからない、ゼンゼンゼンゼンわからない!その日にならなきゃわからない、今さらいっても仕方がない・・モモクロでも歌っていそうなのが天気予報。

 この日、福岡県下は真夏の晴れ予想。ところが、日曜の当日は、一転して雨空。それでも昼前には止んで、太陽が雲の間からのぞいてくれるものと期待していたのですが、それも見事に裏切られました。

午後に入り6レース前から小雨がパラつくようになり、レースが重ねられていっても、雨が一向に止む気配にはありませんでした。そして、雨の中で小倉記念を迎える段になったのです。

1番人気は何かと、のぞくと七夕賞を圧勝したマイネルラクリマ。続いて、昨年の覇者エクスペディション。そして、準オープンの天の川Sを制したメイショウナルトが3番人気という順位。さらにダコールが4番人気で、私の◎ラブリーデイが5番人気という順番でした。

今年はメイショウサミット以外に、少し強引にでも先手を主張してきそうな馬が見当たらず、サミットのマイペースの逃げは確実な情勢。開幕2週目、パンパンの良馬場であれば、前で対応する馬に展開上は有利な条件だな、と、私は考えたのです。

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ところが、それは想像を超える結末を迎えることになったのでした。スタートと同時に主導権を取りに出たのが、案の定、メイショウサミット。外からタムロスカイ、その外にゲシュタルトを従えて、一気に先頭に立つと、そのままペース・ダウンすることもなく快調に飛ばします。

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好位置にはインからメイショウナルト、外からマイネルラクリマ、その直後にラブリーデイ。ミキノバンジョーも外から接近中。そして内側にエクスペディションで、ダコールは例によって最後方。

前半の半マイルが46秒2で、5ハロン通過が58秒0。雨が降る馬場状況を考えると、大逃げを打った形のメイショウサミットが、予想外のハイペースで飛ばしていきます。離れた2番手にタムロスカイ、ゲシュタルトが陣取り、その直後を外にマイネルラクリマ、内にメイショウナルト。その後ろがラブリーデイで虎視眈々。中団内にはエクスペディション。ダコールは後方で動かず。それとも雨で動けないのか?

そして、3角過ぎでした。ここが勝負どころと判断した武豊騎手。好位からメイショウナルトが一気に仕掛けて先頭に立ちます。同じ勝負服のメイショウサミットの太宰騎手は、それをわかっていたのか、無駄に抵抗しません。

マイネルラクリマの柴田大騎手もこれを見て、すかさずナルトについていきます。ラブリーデイも外から動きます。中団からエクスペディションが追撃態勢。後方から大外に出したのがダコール。

4角を先頭でまわってきたメイショウナルトの脚色はますます快調。これを必至で追うマイネルラクリマ。そして、その外に馬体を併せようとラブリーデイ。

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二の足を繰り出して頑張るメイショウナルト。直後に迫っていたラブリーデイが、ゴール寸前でラクリマに並びかけます。

逃げ込みを計るメイショウナルトがそのまま後続を押し切って念願の初重賞制覇。それも驚いたことに雨が降る馬場コンディションの中で、1分57秒1のレコード勝ち。これは衝撃的でした。この時計は今開催の残りの小倉競馬を占う上で大きな重要材料。そして未来のメイショウナルト自身に、大きな財産を残したような気がします。

そして、前半の入りといい、位置取りといい、仕掛けどころのタイミングといい、Mr・武豊騎手には、正直、脱帽です。4角でメイショウサミットに外から並びかけて行く作戦が常道かな、と考えたのですが、馬場状態、小倉の特殊性を考慮し、加えて軽ハンデの利。後続を待ってヨーイドンをあえて避けたような作戦。本当に見事でした。

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ラクリマを捉えたラブリーデイが2着。ラクリマが58Kを背負って頑張り3着。大外からゴール寸前で追い込んだダコールが4着。エクスペディションは雨馬場が応えたのか、6着と動けず。

このあとサマー2000シリーズは新潟記念を舞台を移すことになります。どんなドラマが期待できるのでしょうか。