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アベコーのニュース・スクランブル

◎AKBのニュー20歳コンビ3人がGI戦線に参戦!
Img_3977  JRAの「ガチ馬2」が始まりました。今回は20歳を迎えた峰岸みなみさん、仁藤萌乃さん、仲俣汐里さんが、新たに「ガチ馬」戦線に参加。その彼女たちの講師役を、またまたこの私が務めることになりました。都内某所でインタビュー、そして馬券の種類、その買い方、狙い方をコーチ。そして、今週行われるジャパンCの大きな特徴、有力馬も披露。とりあえず当てましょう!と念を押しておきました。20歳コンビ3人にどうか強運と幸あれ!です。
 模様はJRAのホームページからご覧になれます。

◎水島アナ懐妊9ヶ月で競馬中継!
 新潟開催の競馬中継、BSNテレビ(新潟放送)「ワンダフル競馬」(土曜日放送)のMC水島知子アナウンサーが妊娠9ヶ月近くで競馬中継に出演。
 大きなお腹をさすりながら、近藤アナと番組を進行していく様は、隣りで見ていて、彼女の逞しささえ感じることが出来ました。母は強し、でしょうか。予定日は12月の頭だそうですが、来春の新潟開催で2世共々会えたらいいな、と願っています。
 時が経つのは早いもので美しき恋する旅人、水島知子アナウンサーもいよいよ家庭の主婦。素敵なご夫婦になることでしょうね・・。お幸せに!
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◎TBS・宮澤隆アナが卒業!
 アナウンス界きっての競馬通。歩く競馬四季報とまで言われて、競馬実況にはかかせない宮澤隆アナウンサーが、長年在職したTBSを卒業。私自身も大変お世話になっている方なので、一抹の淋しさがどうしても残ります。
 宮澤アナとの出会いは、もう30年位前になるかも知れません。過去の名馬のQ&Aでは、ずば抜けていて競馬業界に在籍する人も、彼の歩く競馬四季報という頭脳には、まず右に出る人はいません。テンポイントの蹄鉄始めとするハイセイコー等の名馬の蹄鉄、オッズが押入れにぎっしり。
 シンザン、ヒカルメイジの頃から競走馬に惹かれて、その当時のスポーツ紙の切り抜きを、大切にスクラップしてあるのですから、これは驚きです。いずれは競馬博物館にでも寄贈されるのでしょうか。
 競馬を生涯のライフワークというだけあって、競馬の実況では相変わらず名調子ぶりを発揮させています。いつまでも、私の席の隣りで競馬放送の実況と、競馬談義を語り続けていて欲しい方です。
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おお、ユタカ・コール!2年前のJC以来のGI制覇に感慨もひとしお(・・)/~~~

1_2  天才と言われた男は、秋風のような爽やかな笑みを浮かべて「今日、こうして久しぶりに勝ったので、これを機にもっと精進をして、もっと勝てるように頑張ります!」と、スタンドの観衆に向かい手を振りました。
 マイルチャンピオンシップが行われた京都競馬場は、土曜が先週に続く雨に見舞われて、本番の日曜日は晴れたものの不良馬場でスタート。それでも小春日和の中でマイルCSが始まる頃には、やや重馬場まで回復。
 雨により馬場状態が微妙になる中で、1番人気はスワンSを突き抜けたグランプリボス。春の安田記念でも破格の伸び脚を見せて惜しいクビ差2着。その安田記念を制したストロングリターンが2番人気で、富士Sでクラレントと激しい叩き合いを演じて2着だった3歳馬ファイナルフォームが3番人気。そして安田記念で堂々1番人気に推されたサダムパテックが4番人気で続きました。1番人気といっても単勝オッズが4.0倍。それぞれが期待と不安という文字を背中に背負ったようなファン心理が読み取れるようでした。
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 スタートで主導権を取ったのが例によってシルポート。そして内にコスモセンサー、外にはエイシンアポロンが並んで2番手争い。これを前に見てガルボ。リアルインパクトがその直後。さらに内にサダムパテック、外にフィフスペトル。これらを射程圏に入れて内にグランプリボスと外にドナウブルー。その直後には控えたストロングリターンが追走。スタートで出負けしたファイナルフォームとダノンシャークが並んで待機策。後方にはマルセリーナ、レオアクティブで最後方にフラガラッハ。前半の半マイルは46秒9、1000m通過が58秒2。昨年もやや重馬場で46秒7-58秒6。同じようなペースで展開して行きます。
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 内ピッタリと走るシルポート。4角手前で2番手以下も進撃開始。ところが好位を占めた馬たちにシルポートを捉えに行くような迫力がありません。後続が馬場中央から外をまわって肉迫してきました。そのときです。インをピッタリと走っていたサダムパテックがスクスクっと進出。そして直線で前のエイシンアポロンを捉えて外に出そうとしたときに、すぐ外にいたガルボと接触しそうになります。リアルインパクト、フィフスペトルもあおりで不利。それが外から追い上げてきたグランプリボスやダノンシャーク、ファイナルフォームが、ドミノ倒しのように外に振られる不利。
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 一気に仕掛けて先頭のシルポートを捉え、ゴールを目指すサダムパテック。「直線の半ばでもう勝てると思いました」という武豊騎手。
8_2  これを追ってドナウブルーが急追。その外から不利のあったグランプリボスが猛然と追い込んで来ました。伸び脚の勢いは断然グランプリボス。みるみるうちに先を行くサダムパテックの差は縮まります。それでも最後の力を振り絞るかのようにしてサダムパテックが、からくもクビ差グランプリボスを振り切って優勝。
 サダムパテック自身、朝日杯FS、皐月賞、安田記念とGIで1番人気に推されながら、手に出来なかったGIという盾。ようやく、武豊騎手とのコンビで掴み取った栄冠でもありました。
9  また武豊騎手にとっても、2年前のジャパンCで優勝したローズキングダム以来、実に2年ぶりのGI制覇。その空白ともいえる2年間は、落馬で重傷を負い、長い闘病生活。デビューから天才騎手と言われて、誰もが認める日本の揺るぎないトップジョッキーとして君臨。日本の競馬界を牽引してきた武豊騎手にとっては、忍耐と屈辱の日々だったとも思われます。もちろん、以前のように身体が動かない、という肉体的な減退もあったでしょう。
 それでも彼は、勝利者インタビューで、これを機にもっと精進して、もっともっと勝てるように頑張ります!と宣言しました。
 なんとも秋の澄みきった空のような、爽やかな笑顔。思わず手を叩いていた私がそこにいたのでした。