fbpx

GI史上まれに見る大激戦!大接戦を制した切れ者!!

その時、私は全身が痺れる感覚を感じて、拳をグッと握り直して「ミライ~!」(ロータスランド)と、叫んでいたのです。

春のGI「高松宮記念」。圧倒的1番人気は昨年の2着馬レシステンシア。2番人気がメイケイエールで、これにグレナディアガーズ、サリオスと続いていました。

好ダッシュを決めたレシステンシアが引っ張る展開。直後にはジャンダルムが付きます。さらにキルロードがライトオンキューと並んで追走。中団のインにサリオス。その外にロータスランド。そして出遅れたメイケイエール。トゥラヴェスーラはそのインを追走。スタートで後手にまわったグレナディアガーズはナランフレグと共に後方で展開。

前半3ハロンが33秒4。同じ重馬場だった昨年の34秒1を上回る展開。4コーナーを先頭でまわったレシステンシア。外に続くジャンダルム。キルロードが3番手。内にライトオンキュー。内からトゥラヴェスーラが追い出しをかけます。サリオスがキルロードの直後にいます。その背後にいたロータスランドは前が詰まる不利。最内を狙ってナランフレグ。

先行したレシステンシアにトゥラヴェスーラが並びかけます。その窮屈な間を狙って突っ込んで来たナランフレグが強襲。この2頭の外からキルロード。そして不利から盛り返して来たロータスランド。

4頭が並んで激しい叩き合い。決め手で勝るナランフレグがクビだけ抜け出したところがゴールでした。トゥラヴェスーラ、キルロードの外からロータスランド。ゴール寸前で大外から追い込んで来たメイケイエール。

結果はナランフレグ(8番人気)が優勝。2着にロータスランド(5番人気)。以下、キルロード、メイケイエールで、レシステンシアは6着。

私の予想で△◎で馬連が的中!3着のキルロード(17番人気)は、さすがに予想上厳しかったですが、▲トゥラヴェスーラ(7番人気)はあと一歩の4着。3連単が278万4560円。大波乱となりました。

1番人気のレシステンシアは昨年が阪急杯を叩いて本番。今年が12月の香港以来の登板。デビュー以来、最重量の516k。明らかに調整不十分だった印象です。また、サリオスは休養明けに加えて、いきなりの6ハロン戦。皐月賞、ダービー2着馬でも、スピードに乗り切れませんでした。

  優勝したナランフレグは初めての重賞優勝が今回のGI制覇。なんと言う大金星。また、丸田恭介騎手はデビュー16年目でのGI制覇。厳しい勝負の世界だけに、清々しい丸田騎手の涙でした。おめでとう、丸田騎手!

 

東西の皐月賞戦線は岩田康Jの逃走劇!!

「炎上の岩田です!」と、苦笑いしながらインタビューに答えた岩田康騎手。東西は迫ってきた皐月賞への最終便。阪神で「若葉S」。そして、翌日の中山で「スプリングS」。皐月賞トライアルが行われました。

  まず「若葉S」でデシエルトに騎乗した岩田康騎手。ダートで2戦2勝。その圧倒的なパワーから芝も通用すると推察。難なく先手を取ると直線では後続を3馬身突き放す圧勝劇。皐月賞のチケットをゲット。

  そして、翌日の中山で岩田康騎手はビーアストニッシドに騎乗。直前の東京、共同通信杯で逃げまくり、皐月賞が予定の有力馬を相手にしぶとくダノンベルーガの3着。主導権を取ると重賞級のレベルと予想。私は前日の若葉S同様に迷うことなく◎に抜擢。単勝5番人気でした。

  内回りの中山芝1800m。1番枠を引き当てたビーアストニッシド。この枠は逃げて下さい、と後押しされるような枠順。強力な同型も見当たらず楽に主導権が取れると、考えた通りの展開になりました。

スタートで躓いたものの事なきを得てサッと先頭に立ちました。内回りでスローになることを感じ取ったルメール騎手のアライバル(2番人気)が2番手に進出。

1番人気のアサヒは今回も出が悪く最後方。その前に3番人気のソリダリオも後方。エンギダルマが4番手を追走。その背後にディオ。アルナシームが続き、その内にサトノヘリオス。

前半の5ハロンが60秒8。稍重の馬場コンディション。超スローとは言えないまでもゆったりした流れ。快調に逃げるビーアストニッシド。アンライバルドが直後の2番手でプレッシャーをかけます。内ピッタリにエンギダルマ。その外にディオ。内からサトノヘリオス。

 

ゴール前で外から馬体を併せて来たアライバル。逃げるビーアストニッシド、外のアライバル。それでも、しぶとく粘りに粘ったビーアストニッシド。ハナ差勝ちでした。

ゴール前でよく伸びて来たサトノヘリオスが3着。以上の3頭が皐月賞の優先出走権。

一方で、アサヒが11着と大敗。その前にはソリダリオ。馬場コンディション、中山内回り。先行馬に有利な流れ。とは言え、見せ場もない結果となりました。

ビーアストニッシドの岩田康騎手。前日のデシエルトも皐月賞参戦となると、岩田康騎手はどちらを選択するのでしょう。それも2頭とも逃げ切り勝ち直後で対決。

ネットでは炎上の岩田ですと、ウケを狙ってコメントした岩田康騎手。皐月賞の選択は思案のしどころです。