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三度の飯より競馬大好きというTIM・ゴルゴ松本さんは甲子園の舞台に立った球児だった!!

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「そうだよ!胸毛もいっぱいあるけど、夢もいっぱいだよ!江藤さん!」というゴルゴ松本さん。レッド吉田さんと名コンビTIMとして、日本中を笑いの渦に巻き込んでいる漫才コンビ。
 TBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」のスタジオに遊びに来てくれました。ゴルゴ松本さんといえば『命!』という、大きく両手を広げて、左片足上げを折り曲げで、一世を風靡。子供から年配者までこの独特のポーズで、ブームを起こしました。

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 「アベコーさん、お久しぶりです。実は今、水道橋の方で記者発表があったので、その会見に出ていまして、少し遅くなっちゃいました」とゴルゴ。
 「おや、何の会見」と私。
 「番組の中で言っていいんですか?(YディレクターOKサイン)実は、来年1月からBSで始まる競馬中継のMCに、僕ら二人が決まったんですよ」とゴルゴ。
 「BSというと、あのイレブンだよね。噂には聞いていたけど良かったね~」と私。
 「ありがとうございます。三度の飯より大好きな競馬で仕事ができるなんてサイコーす!」とゴルゴ。
 「あれって、今までのUHF系列の競馬中継に替わって、デジタル化されたBSイレブンで中継なんだよね。スタート時から長い間お世話になっていた番組なので、やはり、ある面で淋しいけど、デジタルという時代の波の要請なんだろうね・・」と私。
 「是非、アベコーさんも遊びに来てください」とゴルゴ。
 「ありがとうございます。でも、土日なんでしょう?スタジオに詰めるわけだから競馬場で、一緒にイベントが出来なくなるね。新潟放送のBSNなどの番組にも一緒に出れなくなるし・・」と私。
 「そうなんですよね、現場に行けなくなるのは、大の競馬ファンにとっては辛いですよね。やはり、競馬はライブがサイコーですからね・・」とゴルゴ。
 「ところで、ゴルゴ松本さんは埼玉県出身だそうですね。なんでも熊谷商業高校時代は野球で甲子園に行っていたそうじゃないですか」と江藤アナ。
 「そうなんだよね。高校球児の憧れ甲子園に出たんだよね~」とゴルゴ。
 「試合に出ていたんですよね。何番打っていたんですか?」と江藤アナ。
 「おい、コラ、なんやねん、その聞き方は!ポジションは1塁ベースコーチだよ!」とゴルゴ。
 「試合にはベンチ入りできない部員がたくさんいるからね。スタンドで応援に回っている部員もたくさんいるので、ベンチ、ましてコーチボックスに入れるだけで大変なのよ」と私。
 「アベコーさん、本当にそうですよ。1塁コーチに選ばれただけでも僕は嬉しかったですよ」とゴルゴ。
 「それは失礼いたしました。えー、なんでも的確なボケでたびたび相手ピッチャーから警戒される存在だったとか。その話術を生かして、1994年に相方のレッド吉田さんと、TIMを結成したそうですね」と江藤アナ。
 「まあ、そういうことですよ。話術で人気者でしたからね」ゴルゴ。
 「ゴルゴ松本さんといえば、やはり『命!』なんですが、ブログを拝見したら漢字の一文字一文字について、語っていますよね」と江藤アナ。
 「やはり、漢字の一文字一文字について、それぞれ深い意味があるわけでしょう。中国から伝わってきた深い文化があるからね・・」とゴルゴ。
 「中国の象形文字から生まれて進化したのが漢字だから、歴史の文化が凝縮されているよね。でも凄いなあ~。漢字について語っているなんて、見直しちゃった」と私。
 「いやあ、たいしたことないですよ。それより、今日はアベコーさんと、明日のジャパンカップの話をしたくて来たので、早いとこそっちに行きましょうよ」と焦るゴルゴ。
 
 「え!アベコーさん、ペルーサですか、そうかやっぱりな・・。メイショウベルーガは怖くないすか?」とゴルゴ。
 こうして時間いっぱいまで競馬談義は進んでいくのでした。

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 また、東京競馬場からのリスナー・プレゼントは、限定の黒皮に白のステッチがお洒落な時計と、便利なソーラー式携帯電話充電器、マウスパットの3点セット。いやあ、超豪華版でした。

スミヨンJの右ステッキが運命を分けた節目のジャパンカップと顛末!

Img_1105_1_320  不思議なくらい人気が集中したブエナビスタ。ジャパンカップのことです。締め切りで単勝1・9倍。昨年、同じ牝馬で5歳だったウオッカは1番人気で単勝3・6倍。この違いは一体どうしてなのでしょう。とすると、天皇賞で2馬身差の圧勝が支持率の高さに出たのかも知れません。それにしても、宝塚記念でブエナビスタを差し切り、先の凱旋門賞では惜しい2着だったナカヤマフェスタ。その彼がいるのにもかかわらず、ブエナビスタがジャパンCで1・9倍とは・・。いやあ、驚きました。

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 強力な逃げ馬が不在。カナダのフィフティープルーフが逃げるかと思われましたが主導権を制したのは、なんと我らが日本のシンゲン。2番手になんとビィクトワールピサ。エイシンフラッシュも同じような2、3手を前後する位置取り。差し追い込みを武器とする馬が、先行してなんとか少しでも粘り込みたいという思いがあったからでしょうか。いつもなら考えられない展開です。半マイルが48秒7で、半分の6ハロン通過が1分13秒4。当然のことながら遅いペースです。
 ブエナビスタはスタートで躓いて後方からの展開。ペルーサもまたしても致命的な出遅れ。スタンドはどよめきました。Japan_3
 この坦々とした流れでレースは進み、ブエナビスタが4角で外に出して追撃態勢。ペルーサは最後方から差を詰めにかかったのですが、オウケンブルースリが外から内に切れ込んできて、仕方なく馬込みの中に突入。直線でシンゲンを捉えたビィクトワールピサが先頭。その直後からローズキングダム。更に、直線外からもの凄い脚で追い込んできたのがブエナビスタ。ジャガーメイルも加わっていましたが、ブエナビスタの伸び脚が抜群。このときスミヨン騎手は右ステッキ。ブエナビスタは内にジワジワ切れ込んで行きます。ゴール直前でした。しぶとく伸びかけていたローズキングダムが追い込んできたブエナビスタに前に入られて、武豊騎手が躊躇するシーン。この場面がブエナビスタの運命を変えたのでした。抜け出して咄嗟の判断でステッキを右から左に持ち替えたスミヨン騎手。ゴール板を先頭でゴールイン。
 この時点では、彼は自分とブエナビスタの優勝を疑わなかったのでしょう。ガッツポーズで優勝の興奮をストレートに表現。そして、ヘルメットを高く上げスタンドの大歓声に応えようとする喜びのスミヨン騎手。審議のランプが点灯しても、彼の喜びのパフォーマンスは続きスタンド前をまさにウイニングラン。
 それは長い審議でした。フジテレビは審議中のまま番組は終了。馬場の表彰台まえにはブエナビスタの関係者が大勢集合。表彰のセレモニーと記念撮影を待っていたのでしたが、場内アナウンスの審議結果は、ブエナビスタの関係者には無常にも2着降着。喜びは露と消え去ったのでした。すごすごと名残惜しそうに馬場を後にする関係者。
その時点で時計の針は4時。最終レースの締め切りベル。場内アナウンスは12レースの発走が7分遅れることを発表。ところが、馬場内には多くのカメラマン、報道関係者。そして、ローズキングダムの関係者で大変な混雑。どうみても7分遅れでは発走できない状態。

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しばらくして、今度は10分スタートに変更。そんな程度では大変な混雑と、セレモニーの状態から明らかに無理でした。そのうち繰り上がり1着となったローズキングダムが優勝のタスキをかけて馬場に登場。ところが薄暗くなってきた定刻の4時10分になっても場内放送はなし。と、ターフビジョンで12レースの発走が遅れることを表示。すでに最終レースに出走する馬は、レース後に退場のする出口から、特別に入場を済ませていてスタートのゲート前で長く待たされている状態。
4時15分に京都の12レースが発走。馬場内のターフビジョンではその映像はなし。やがて東京の12レースを待っていたファンから、コース内にいる関係者に向って罵声。「おい、そこをどけよ。馬が走れないだろ!」「早くしろよ。なにをモタモタしてるんだ!」「いい加減に終われよ。ふざけるな!」大声で罵声が飛び交います。当然でした。
早く帰らなければいけないファンのためにも、セレモニーを後回しにして、12レースを先に出来なかったのか、理由はわかりません。ただ、なんとも後味の悪さと、ダラダラとした手際の悪さが残ったような気がします。