「ブヒヒ~ッ!ブルルッ!」とあのヴァーミリアンの鳴き声。少し冷めた目で眺めていたら、
「なんですか!アベコーさん、その冷めた目線はー!」と、大声で切り返してきた原口あきまさサン。
「いやあ、もう少しヒヒ~ンとか入ると思ったもので・・」と私。
この日、12月5日のTBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」のゲストは、モノマネの世界で大人気の原口あきまさサン。あのデッパの付け歯を素早く差し込んで「ヒャーヒャー」と息を吸い込みながらの明石屋さんまサン独特の笑い声のモノマネ。そばで聞いていても似ている! 確かに似ているぞ。と納得。
「とんねるず、石橋たかあきサン」と私が振ると、
「おまえよー!しらねーえよ!」と、鼻の息を止めるように叫ぶ原口サン。素晴らしい、似ている。絶品だあーと感動の私。
この他にも、SMAPの中居クン、ネプチューンのホリケンさんが登場。数々の有名タレントを次々にマネして自分のモノにしていく原口あきまさサンは、福岡県、小倉の出身で、2000年に念願かなってブレーク。
「いやあ、最初は二人で漫才をやっていたんですよ。それがダメでピンの芸人でモノマネを。そこから10数年かかりましたね」と原口サン。
小倉出身とは近くに小倉競馬場。
「そうなんですよ。綺麗ですよね。小倉競馬場はね。ええ、屋台ですか、おでんが有名で、凄く美味しいんですよ。玄界灘が近いから魚も美味いし・・」
「何度か行きましたが、小倉は独特なところですよね。お酒の強い人が多いんじゃないですか」と私。
「ええ、結構飲む人が多いですね。だから楽しいです。いやあ、ホントいいところですよ」と原口サン。
「実はね、ご存知だと思いますが、小倉にはバーパス松という健康ランドがあって、そこ で大衆演劇をやっていたので必ず寄りました。早乙女太一クンや橘大五郎クンの応援で行きましたね。小倉や博多は芸能熱が高いですよね」と、私。
「アベコーさん、随分詳しいですね」原口サン。
「ところで、モノマネのコツのようなものがありますか」と、マリンちゃん。
「コツはなりきりですよ! 似ても似なくても自分でなりきっちゃう感じ。これですねー」と原口流モノマネの極意。
原口サンは以前からプロレスの大ファン。そして福岡とくれば地元ソフトバンクの大ファン。プロレス好き、プロ野球好き、合コン好き。そしてモノマネ好き。まさに人生を仕事、趣味を満喫している原口あきまさサンでした。
それに、いつものゲストの3倍くらいの大声で話すので、こちらも負けずに話したら喉がヒリヒリ。でも、また会いたい本当に楽しい方でした。
原口あきまさ的ヴァーミリアンの鳴きまねは・・?
大激戦の阪神ジュベナイルはゴール前一転二転で、結局○◎△で的中だったゾー!!
3年前のウオッカはいるのか、トールポピーは? はたまた昨年のブエナビスタは? ここ3年連続でクラシックホースを排出している注目の阪神ジュベナイルF。
今年は新潟2歳Sで強烈な追い込み劇を決めたシンメイフジが1番人気。昨年のブエナビスタは2・2倍で1番人気でしたが、シンメイフジは3・9倍。やや不安ありと見ている競馬ファンの支持率でした。一方、人気を分ける形となった2番人気のアパパネ(4・6倍)。未勝利、赤松賞と目下2連勝。赤松賞ではマイル1分34秒5のレコード勝ち。当時のラスト3ハロンが33秒6。一ケタ上を行く大変な逸材。
そんなことは十分承知の上で、◎を6番人気のアニメイトバイオに打ちました。それというのも、3走前の中山がマイル1分34秒4で圧勝。続く東京サフラン賞が芝1,400mでレコード勝ち。この時点で卓越した中距離の適性を見出していましたが、決定的だったのが直前の重賞・京王杯2歳Sの2着。スタートで出負けして最後方。直線入り口でもシンガリ。誰もが無理と判断したところ、直線でインコースを鋭く猛追。ゴール前は前が馬込みで壁になっている状態。それでも丸田騎手は諦めず、内の窮屈な間をこじ開ける形で惜しい2着。牡馬のエイシンアポロン、ツルマルジュピター、ダッシュアゴーゴーを相手に割って入った内容は特筆ものでした。しかも、今回は内田博騎手にバトン。まさしくここは勝負と判断したのです。
ここ4年、優勝馬、2着、3着馬は、すべて前走、つまり阪神ジュベナイルFの直前のレースが1、2着。それも10月か11月に出走で、芝1,400m以上の距離。この条件を外れた馬は3着以内にきていないことを発見。
結果、今年も1着アパパネ、2着アニメイトバイオ、3着ベストクルーズ。すべて前記条件を見事にクリア。これで5年連続データ通り。来年もこの完全データは生きていたのです。しっかり記憶しておきましょう。
アパパネの勝ちタイムは、1分34秒9、ラスト34秒3。昨年のブエナビスタが1分35秒2の優勝タイムで、ラスト34秒8。昨年のブエナビスタを楽々上回る時計。しかも、今年は前日が雨。この日も少し水分を要した馬場コンディション。ゆえにこのタイムは相当優秀なタイムです。
直線入り口でアパパネが、うまく開いた内から鋭く抜け出し、アニメイトバイオは一瞬、戸惑ったのですが、それを追うようにしぶとく伸びて半馬身差まで肉薄。いやあ~、実に惜しい一戦でした。その差半馬身。来年の再戦が楽しみです。
3着のベストクルーズは珍しく出負けする形でしたが、抜群の競馬センスで、レース巧者。大崩れが少ないタイプでもあり、クロフネとサンデーサイレンスの配合。クラシックの香りのする馬です。
シンメイフジが5着。スタートの甘さは相変わらずですが、素晴らしい馬体。新潟時よりも一段と成長のあとが見られました。今回は直線入り口でタガノエリザベート接触。バランスを崩しながら、タガノエリザベートと一緒に力強く伸びてきました。2頭とも来年への夢が広がります。