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ああ惜しい・・! 大外セイクリッドバレー 最速のラスト34秒4!!

 単勝2・3倍、圧倒的な人気に支持されたアンライバルド。皐月賞トライアル「スプリングS」は、朝日杯FS2着のフィフスペトルを向うにまわし、大きく注目されました。3戦2勝、前走の若駒Sで一気に突き抜けて余裕のゴール。役者の違い、器の違いを見せつけたのでした。
 なるほど、レースでも中団で手応えは抜群。直線外から仕掛けると、一つ次元の違う勢いで、楽々抜け出し快勝。半馬身差でしたが着差以上の強さ。さすが1番人気。モノが違いました。皐月賞では同じ父のネオユニヴァースを持つ、王者ロジユニヴァースとの対決が楽しみです。
 当初、私は前で対応できて、勢いのあるレッドスパーダに期待していたのですが、重馬場と、調教で迫力の動きを見せたセイクリッドバレー◎を移動。賞金的にも3着以内に入らないと、皐月賞出走は期待薄。全力投球で臨んでくるはず。中山の葉牡丹賞では皐月賞有力候補といわれたトーセンジョーダンの2着の実績。水仙賞を快勝し勢いもあり、中山の適性もバッチリ。重馬場も水仙賞から問題なしと見て大抜擢。
 結果はレッドスパーダが前半62秒6という超スロー。その2番手で流れに乗るという理想的な展開で踏ん張り2着。私の11番人気セイクリッドバレーは、後方で終始外々と回る厳しい展開。この超スローの展開で最悪の位置取りとコース取り。しかも、先行馬に有利な内回りコース。状況が悪すぎました。それでも、直線大外から力強い伸び脚で、優勝したアンライバルドに0秒3差まで迫って見せたのです。その差0秒3差。ラスト3ハロンはメンバー中最速の34秒4。もう少し枠順が内枠だったら、2着はかなり際どかったはずです。賞金的に皐月賞出走もほぼ絶望。本当に悔しい一戦でした。
 また、ゴール前で馬込みを掻き分けて鋭く伸びてきたサンカルロが4着。混戦に強そうな勝負強さを、大きくアピール。道悪も巧み。現在の賞金が1,350万。1、2頭の枠に抽選になるのかも知れません。
 今週の土曜日、阪神では「毎日杯」が行われますが、皐月賞の最有力候補と目されているアプレザンレーヴが出走予定。2勝馬なので1、2着に入り賞金を加えないと皐月賞出走は不可能。これまでの2勝が圧倒的な強さで余裕の独走。どんなレースをするのか目を離せないところです。弥生賞のロジユニヴァースに、スプリングSのアンライバルド。是非とも対決を見たいものです。

今年は用事なしかフィリーズレビュー組!そして桜花賞の行方は?!

 注目の桜花賞トライアル「フィリーズレビュー」は、桜花賞でも有力視されていた人気のミクロコスモスが、3着馬から3馬身半差も水を開けられた4着。桜花賞出走が不可能に近い絶望となりました。2番人気のショウナンカッサイが7着。今年も昨年に続き大波乱となりました。
 このフィリーズレビューは、暮れのGI「阪神JF」からの直行組が大活躍。今年も優勝したワンカラット、3着だったレディルージュが、阪神JFからの直行組。ともに6番人気、15番人気だったことを考えると、穴党ファンのデータ派には堪えられない3連単66万8,740円となりました。
 優勝したワンカラットは抜群のスタートから、好位置でピタリと折り合い、直線で早々と抜け出しました。馬体重も前走比マイナス2K。完璧な仕上がりで臨んで来たのです。考えてみれば、阪神JFで◎に推して、結果12着。追いかけるべきだったかと、反省。
 2着のアイアムカミノマゴも追いかけていた1頭。今回は▲印でしたが、前走のエルムSも◎を打って注目していた1頭。やや勝ち味の遅さが気がかりですが、アグネスタキオン期待の3歳です。
 期待といえば、今回の私の超目玉だった9番人気ラヴェリータ。ここ3戦のダートでの内容からかなり力が入っていたのですが、残念ながら6着。明らかに不利な大外16番枠。出負けしたのですが、四位騎手がレースまえから決めていたのでしょう、出ムチを入れて強引に先行。2ハロン目に10秒5を計時。やや離し気味に逃げたものの4角過ぎでワンカラットが並びかけてきたときに、ほとんどギブアップ気味。それでもミクロコスモスと0秒1差。折り合いがつく馬なので、好位置で脚を貯めていければ・・という気がしています。
 いずれにしても、昨年のフィリーズレビュー3着のレジネッタが桜花賞で優勝。1、2着のマイネレーツェル、ベストオブミーが6着、11着。データ的にはチュリップ賞組が断然優位。となると、今年はブエナビスタが優勝馬。2歳女王がまた圧倒的な支持を受けそうです。
 もう1つの桜花賞トライアル「アネモネ賞」を制したツーデイズノーチスト。未勝利を追ったところなしで優勝。その勢い、能力はアネモネ賞の完勝で本物であることが実証されました。3連単◎☆△でゲット。24万7,300円もつきました。彼女は桜花賞でもかなりの好走が期待できるはずです。