fbpx

おお、ビックリ!ヴィクトリー

 皐月賞は衝撃的な結末となりました。優勝は7番人気のヴィクトリー。鼻差で2着がサンツェッペリン。これは15番人気。逃げたヴィクトリー、この後に付けた2番手のサンツェッペリン。形は逃げ、先行で決着。
 まあ、競馬にはありがちなことですが、クラシックの皐月賞で引っ掛かり気味に逃げた馬が優勝した記憶はありません。
 前半が59秒4の平均ペース。追いかけたサンツェッペリンが少し引いて離れた2番手で、そこからまた離れて3、4番手がメイショウレガーロとアサクサキングス。
 ところが、勝負どころの3角では前4頭から後ろが離れる、いわゆる縦長の棒状の展開。通常こういうケースはハイペースの場合が多いものです。これでは、4角前で勝負あり。人気のフサイチホウオーが、そしてアドマイヤオーラが33秒台の凄い脚を駆使しても無理でした。
 そもそも、中山内回りのクラシックレースで、ハイペースでもないのに、縦長棒状の展開はありえないのです。人気のアドマイヤオーラ、フサイチホウオーが、これまでスローペースに慣れてしまったことが、今年の結末に結びついている要因になっている気がします。各馬一団の団子の形であれば、おのずと結果は違っていたはずです。
 1番枠を引いたフサイチホウオーは好位置を取りやすい枠だったのですから、もっと正攻法に徹するべきです。それで敗れてもファンは諦めきれたでしょう。そうするとアドマイヤオーラも早めに動いていたはずです。

 あの「くの一」井上オークス女史が…

0704181_10704182  あの神出鬼没、不思議な魅力を放つ、美人「くの一」井上オークス女史が皐月賞の中山に出現。皐月賞のレース後、ウイナーズサークル横で、私の顔を見ながら不敵な笑み。いや、その色っぽい、艶っぽい流し目。う~む、流し目スナイパー忍法、ああ負けそうだ。吸い寄せられるように近づくと、またまた目から妖しげな光線を、この私めがけて発射。ああ、もうだめか!絶体絶命!危しアベコー。
「見て下さーい」と馬券。なぬ、ああ当たり馬券!
「そう、当たっちゃいました。3連複!」と馬券をチラリ。
「なんだ3連複か、エー、20万以上もついたの~?ヒエー、くの一忍法恐るべし!」
「ほら、これ惜しかったでしょ」と見せてくれたのが、2着のサンツェッペリンの単勝千円券。15番人気で1万余円。鼻差の10万円也。
 聞けば本命だったとか。まさに恐るべし、井上オークス女史。
 クリックすると、画像が大きくなります。

 爆笑問題、田中君が的中で私TBSへ!

「アベコーさんですか、実は爆笑問題の田中さんが、皐月賞で的中したらしいんですよ。それでレースや馬券について、解説してもらいたいんです」とディレクター氏。
 聞けば今からすぐにTBSに来て欲しいと。仕方なく雨の中を飛び出し、都内赤坂方面に。
 爆笑問題の田中裕二君は、番組、イベントで共演したこともあり、競馬場でもよく顔を合わせると、その日の収支を聞いたりするのですが、今回は渋谷のウインズで皐月賞の馬券を購入したとか。
 それで手にした馬券の額は、3連単162万3250円を200円的中。90点買い。馬連5千円ずつ5点。4万3千円投資で〆て797万8000円也!
 スタッフなどにご祝儀としてそれぞれ10万ずつ渡したそうですが、不労所得として申告しなければならない義務が。配当金から投資額を引いて、半分近く税金に消えます。
 まあ、男を上げた誇り高い税金と思えば、仕方ないかも。でも、嬉し悔しい気持ち、わかりますね~。
 ちなみに、私が出演した番組は今日4月18日、TBSテレビ「ぴんぽん!」で毎午前11時から放送。出番は12時過ぎになるそうです。

無敵の王者がいよいよ満を持して登場!

 今週は3冠への道、第1弾「皐月賞」です。主役は4戦4勝、無敵のフサイチホウオー。ちぎって勝つような無駄なことはせず、半馬身差、首差、首差とコツコツ勝ち星を積み上げてきました。着差が着差でも次は大丈夫か?という不安感は一切なく、いや~強かったなー、という単に着差では伝わらない迫力、凄みが、ホウオーにはあるのです。
 ことレースで見せる勝負強さは、歴代のクラシック馬と同様な威圧感が彼には存在します。無駄な力は使わない、日本が誇る3冠馬シンザン型。それに近いものです。
 昨秋、2戦目の東スポ杯2歳Sで、内から追い込んだドリームジャーニー。外から末脚を伸ばしたフライングアップル。その間にサンドイッチ状態で苦しい局面でしたが、ゴール前ではなんと相手を見下したかのように再加速、グイと割って出て半馬身先着。この勝負強さ、このガッツに度肝を抜かれたものです。それゆえ、馬体を併せることができれば、フサイチホウオーの勝ちはほぼ確実かも知れません。
 ところが、前走の共同通信杯で大外から、ゴール前で一気に伸びてきたのがダイレクトキャッチ。首差まで肉薄してきたのです。こういう離れたところから一瞬の脚で、追い込みをかける馬にホウオーの弱点をつかれる恐れがあります。
 その筆頭は、弥生賞を制したアドマイヤオーラでしょうか。シンザン記念でダイワスカーレットを捉えた33秒3の破壊力は、あまりにも強烈。ただ、実績、人気的に思い切った手は取りづらい印象があります。となると、射程圏に置いて、フサイチホウオー的にはレースがしやすい感じがします。
 毎日杯でもの凄い追い込み勝ちしたナムラマース、弥生賞でアドマイヤオーラに首差まで肉薄した3戦目のココナツパンチに、一角崩しの刺客的、不気味さが漂います。
 詳しい予想の狙い目や買い目等は、携帯サイト「アベコーの競馬大予想」(http://abeko.jp)までアクセスして下さい。