監修者の辻三蔵さんの調教分析予想好走・的中情報月曜速報を紹介します。
昨日のマイルCS◎ダノンシャークに続き本日も圧巻!
東京スポーツ杯2歳S◎サトノクラウンが4人気1着!
◎○△で3連単40,850円!調教マスターの威力をいかんなく発揮!
東京スポーツ杯2歳S(G3) 東京・月曜11R 芝1800m
【結果】単勝4人気1着 単勝810円 ◎○△3連単40,850円
器が大きい ◎サトノクラウン 2戦2勝でクラシックへ
08年以降、東京スポーツ杯2歳Sの優勝馬からは5頭のGIホースを輩出。ナカヤマフェスタ(10年宝塚記念)、ローズキングダム(10年ジャパンカップ)、サダムパテック(12年マイルCS)、ディープブリランテ(12年日本ダービー)、イスラボニータ(14年皐月賞)など錚々たる顔ぶれが名前を連ねている。
未知の魅力を感じるのが出走馬中、唯一の1戦1勝馬◎サトノクラウン。先週13日の南馬場ウッドコースでは4F追いが主流の堀厩舎では異例の6F追いを敢行。ムーア騎手を背に、古馬1000万のカフェブリリアント、エルマンボ相手に3頭併せの真ん中から力強い末脚で抜け出した。調教時計の6F81秒1は2歳馬では破格の好タイム。全体時計が速いにも関わらず、ラスト1Fを12秒5でまとめたように非凡な能力を感じる。
1週前に長めからビシッと追って、直前は終い重点の調整が堀厩舎の勝負調教。20日(木)の直前追い切りは調教担当の高橋調教助手が騎乗。3頭併せの先導役を務めたが、落ち着いた走りで貫禄十分。最内からカフェブリリアントに抜かれても動じることなく、手綱を抑えたままフィニッシュ。外目を回ってシッカリ負荷をかけており、併せ馬で遅れたのは全く問題ない。
新馬戦(東京芝1800m)は前半1000m通過63秒8のスローペースになったが、中団で折り合いに専念。直線で大外に出すと、楽な手応えで差し切った。鞍上の福永騎手がターフビジョンで後続との差を確認する余裕がありながら上がり3F33秒5を記録。スタートが速く、折り合いの心配がないので自在に動けるのが強みだ。
父マルジュは英マイルGI5勝のソヴィエトソングから芝中距離GIで活躍したインディジェナス(99年ジャパンカップ2着)などを輩出している万能種牡馬。全姉のライトニングパールは愛2歳GIチヴァリーパークS(芝1200m)を勝っているが、高齢を重ねた種牡馬(12年に24歳で種牡馬引退)は距離適性が長くなり、晩成傾向が強くなる。
過去6年でもナカヤマフェスタ、ローズキングダム、ディープブリランテが新馬勝ち直後に東京スポーツ杯2歳Sを制しており、キャリア不足も器の大きさで乗り越えることができる。来年のクラシックに向けて負けられない一戦だ。
(競馬道OnLineプレミアム予想:原稿より)