監修者の辻三蔵さんの調教分析推奨馬好走・的中情報日曜速報を紹介します。
12日月曜中山新馬◎2人気2着&迎春S◎2人気1着!
メイクデビュー中山 中山・月曜4R ダ1200m
【結果】単勝2人気2着
◎ダークグリーン 尾関厩舎×ダ1200m×美浦坂路の最強パターン
尾関厩舎はダ1200m戦で「美浦坂路」をフル活用。「美浦坂路」が改善作業を施した14年4月以降、9戦3勝(勝率33%、単勝回収率618%)の好成績を残している。今の馬力を要する美浦坂路はスピードだけでは登り切れないので、持久力を養うには最適な調教コースだ。
3歳新馬のダークグリーンは12月上旬に再入厩すると、坂路と南馬場ウッドコースを併用して調教本数を9本積み重ねた。1月8日の美浦坂路では格上のトラストレイカ(中山月曜11RフェアリーS出走)と併せ馬を行った。調教駆けする僚馬に食らい付き、併入に持ち込んだ。馬場状態が荒れた時間帯だったが、ラスト2Fを[12秒2-12秒6]のハイラップでまとめたのは優秀だ(全体時計:4F53秒7)。
「トラストレイカの動きも良かったですが、この馬も走りますね。仕上がりはいいですし、今の新馬なら勝ち負けになりますよ」と尾関調教師。勝負駆けの一戦だ。
迎春S 中山・月曜10R 芝2500m
【結果】単勝2人気1着
◎トーセンアルニカ 中山芝2500mでの好走パターンで活路を開く
中山芝2500m(内回り)はコーナーを6度回るコース設定。南馬場ウッドコースの1周距離1600mは中山競馬場の芝・内回りコースの1周距離1667m(Aコース)とほぼ同じ。しかも直線に高低差1mの坂があるので、スタンド前の入場口から入り、南馬場ウッドコースを1周半回れば、実戦に即した調教ができる。
昨年暮れのグッドラックハンデ(1000万、中山芝2500m)を勝ったレイズアスピリットも南馬場ウッドコースで6F追いを行っていた。
トーエンアルニカは南馬場ウッドコースを1周半回るマラソントレーニングを敢行。3頭併せの真ん中に入り、力強いフットワークで抜け出した。馬場状態が荒れた時間帯だったが、ラスト1F12秒6と終いの伸びは文句なし(調教時計:5F68秒7)。休養明け4戦目でメイチの状態に仕上げている。
中山芝2500mでは昨年のサンシャインS(1600万)でマイネルメダリスト(14年目黒記念1着)、クリールカイザー(14年アルゼンチン共和国杯2着)相手に3着の実績がある。今回は菅原騎手(昨年2勝)からベリー騎手に鞍上強化。確勝を期した一戦だ。
(競馬道OnLineプレミアム予想:原稿より)