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驚異のハイペースで大外から私の◎が強襲!!

 

  アイトーンがいてロードヴァンドール、メイショウテッコン、サラスと逃げ、先行馬が揃った京都芝2400m。ここが大きなポイントと見て◎がルックトゥワイス(5番人気)。ここへ来ての充実度、強烈な末脚はGI級と見て迷わず本命に指名。強敵はこれも器はGI級と見ている菊花賞5着の1番人気グローリーヴェイズ。

スタートと同時に主導権を主張したのがサラス。ロードヴァンドールが続きましたが、外からアイトーンが先頭を奪います。好位4番手にエーティーサンダー、内にアフリカンゴールド。外にガンコがいます。その後にシュペルミエール、2番人気のムイトオブリガード。少し離れて内にグローリーヴェイズ。ノーブルマーズが外にいます。ウインテンダネスから離れてルックトゥワイス。そして出遅れたメイショウテッコン。ダッシングブレイズと続きます。

ところが、向こう正面から3コーナーにかけて、外からメイショウテッコンが仕掛けてスパート。前半の5ハロンが58秒3、1400m通過は1分23秒8。明らかにハイペース。この流れで構わず後続を離して逃げるメイショウテッコン。大きく離して先頭で直線に入ってきたメイショウテッコン。2番手がサラスでエーティーサンダーがアイトーンの外で3番手。内ラチ沿いからグローリーヴェイズが浮上。アフリカンゴールドの外からシュペルミエールも上昇。ムイトオブリガードの外にノーブルマーズ、一番外にルックトゥワイス。 直線ラスト200mでメイショウテッコンが失速。そのとき内からサッと抜け出たグローリーヴェイズ。後続を離して行きます。そして直線大外に持ち出したルックトゥワイスがケタ違いの末脚でゴール前猛追。2番手に上がったシュペルミエール、その外から迫るノーブルマーズ。その外にルックトゥワイス。優勝したグローリーヴェイズに半馬身差まで肉迫したところがゴールでした。勝ち馬から7着のケントオーまで0秒4差。4角で一番外をまわるロスがあったルックトゥワイス。なんとも惜しかったです。

2番人気のムイトオブリガードは6着。14k増の急仕上げが応えた印象です。4番人気のアフリカンゴールドは15着。こういった速い流れの競馬は向いていません。

今年の運勢を占う東西金杯の結末は!?

   中山金杯、京都金杯から今年もスタート。ともにハンデ戦で波乱含みの様相でしたが、中山金杯を制したのがウインブライト。そして京都金杯はパスクアメリカーナ。

ウインブライトは3番人気で昨年の中山金杯で2着。とはいっても58kを背負っていたことから過信は出来ないと考えて、私は△印だったのですが、ゴール前で猛然と外から追い込んで来ました。騎乗した松岡騎手の勝利の雄叫びがスタンドまで届いたかも知れません。

一方で、京都金杯は圧倒的な1番人気に推されたパスクアメリカーナが、勝負どころで好位に進出し、ゴール前で抜け出して初重賞制覇に結びつけました。パスクアメリカーナは昨年の真冬の2月のこぶし賞でケイアイノーテックを圧倒。こういった寒い時は強いタイプのようです。

  中山金杯で優勝したウインブライトから11着のマイネルハニーまで、なんと0秒3差という大激戦。枠順、コース取り、展開ひとつで、また違った結果に繋がった可能性があります。見事な我が国のハンデキャッパーです。

最内からタニノフランケルが飛び出し、同型と思われたマイネルハニーが、どうしたことかついて行けず中団をキープ。これで主導権を取ったタニノフランケルにとっては願ってもない展開。前半5ハロンで2番手以下を離し気味に59秒9。遅いくらいの流れです。

2番手にコズミックフォース。なんと内からアドマイヤリードがストロングタイタンと並んで3番手います。そして中団に1番人気のマウントゴールド。その外で馬体を併せるウインブライト。 ところが、向こう正面にかかると私の◎ステイフーリッシュが動きます。中団の後ろにいたステイフーリッシュ。遅い流れにマズいと考えた藤岡祐騎手が、外から捲るように上がって行きます。3コーナーでは逃げるタニノフランケル、続くコズミックフォースの直後に浮上。背後の内にはアドマイヤリード。一番外から浮上して来た2番人気のタイムフライヤー。それを前に見る形のウインブライトも出撃態勢。 ラストスーパートをかけるタニノフランケル・内田騎手のステッキが入ります。直線坂のところでギブアップ状態のコズミックフォース。 逃げるタニノフランケルに並びかけるステイフーリッシュ。内から迫るアドマイヤリード。一番外はウインブライト。ゴール前、横一線状態の中からタニノフランケルが二枚腰。すぐ外からステイフーリッシュが先頭に立つ勢い。アドマイヤリード、タイムフライヤーも肉迫。そんな時に58kもなんのその一番外から豪快に伸びて来たウインブライトが、あっという間に突き抜けてゴールイン。

2着にステイフーリッシュ。昨年末のGIホープフルS(この時も◎)3着以来の中山が舞台。今回は半馬身差だけ差し込まれました。もう少しインであれば際どい勝負になっていたと思います。7番人気でした。 タニノフランケルが懸命の粘り腰で3着に逃げ粘り、好位置で奮闘したアドマイヤリードが4着。そしてタニノフライヤーが5着。

ちなみに、1番人気のマウントゴールドは少し後手を踏み、中団で動けず12着と惨敗。またダービー好走の4歳馬コズミックフォースが13着。中山のGI勝ち馬タイムフライヤーは5着。エアアンセム(4番人気)が7着と敗退となりました。