fbpx

JRA初のJBC(G1)3連発に興奮!!

      今季、注目のG1「JBCクラシック」、「JBCスプリント」「JBCレディスクラシック」の3連発。初めてのJRA開催。

まずメインの「JBCクラシック」は、結果的には本命サイドの決着となりました。 1番人気に推されたGI連勝中のルメール騎手が手綱を取ったサンライズソアが一気に主導権。その直後に内から懸命に追うシュテルングランツ、その外にテーオーエナジー、テイエムジンソクが並んで追走。中団に内からセンチュリオン、外に3番人気のケイティブレイブ。その後ろにアスカノロマン、2番人気のオメガパフューム。後方にはアポロケンタッキー、サウンドトゥルー。最後方にポツンと私の◎ノンコノユメ。

ハロン11秒台、12秒台。緩みないペースで流れて行きます。そして3コーナーのところで、外からテイエムジンソクが動いて、逃げるサンライズソアに並びかけて先頭に立ちかけます。ところが、4コーナーをまわると、再びサンライズソアが内から先頭を奪取。ここでテーオーエナジーと、テイエムジンソクがギブアップ。

好位に上がったマイネルバサラの外からケイティブレイブが進出。その後ろからオールブランシュ、真後ろにオメガパフューム。ノンコノユメは最後方です。

直線内から再びサンライズソアが先頭に立ちゴールを目指します。そしてこれをマークしていたケイティブレイブが急追。その後からオメガパフューム。ノンコノユメは後方で一番外をまわります。

先頭のサンライズソアに並びかけたケイティブレイブ。そしてグイと先頭に立つと、外からオメガパフュームがグーンと肉迫。そして大外からグングンと鋭く迫るノンコノユメ。

ケイティブレイブがそのまま辛くも押し切って優勝。半馬身近くまで詰め寄ったオメガパフュームが2着。ノンコノユメも詰め寄ったのですが、懸命に頑張ったサンライズソアが3着。半馬身差でノンコノユメ。サウンドトゥルーも追い上げたのですが5着。アスカノロマンが6着。質、量で上回ったJRA組が独占。ハイペースの展開で実績上位の人気馬同士の決着。本命サイドとなりました。 また、珍しいことに各年代の馬たちが上位から並びました。ちなみに5→3→4→6→8→7歳。初めて見る結果です。

来年は、また地方競馬サイドに戻りますが、しばらくJRA側に定着してもいいかなと、語るファンもいました。

やはり、やはりか!ルメール歴史的なGI3連勝!!

秋のGI第3弾「天皇賞」。1番人気がスワーヴリチャード。今春のGI大阪杯を制した馬です。そして昨年のダービー馬レイデオロ。オールカマーを制して臨んで来ました。

この2頭が3番人気のマカヒキを引き離して人気が集中。結果は中団の外に控えたレイデオロがゴール前で力強く抜け出し圧勝。ルメール騎手が右手の拳を握りしめてガッツポーズ。秋華賞、菊花賞、天皇賞と3連勝。

スタート前に馬場入りしたダンビュライトが荒れ気味で、戸崎騎手を振り落として放馬。さすがに疲労が顕著で競走除外の適用。

ダンビュライトが逃げるか、と思われたのですが、除外ということになり、逃げ馬が不在の様相。そこで、外から注文を付ける形でキセキが出て行きます。内から抜群のスタートを決めたヴィブロスが掛り気味に前に出ます。そこへアルアインが2番手に進出。

スタートで出負けしたスワーヴリチャード。外のマカヒキが内に寄れてスワーヴリチャードと接触。このアクシデントが大きく響いた印象です。

1番枠のステファノスが好位のイン。その後ろにミッキーロケット。その外にレイデオロ。これをマークする形でサングレーザーが背後。そして、出遅れたスワーヴリチャード。外にはマカヒキが控えます。

前半の5ハロンが59秒4、高速馬場でもありスローに近いペース。2番手のアルアインも手応えはバッチリ。

ところが、川田騎手騎乗のキセキが、1200m通過あたりからペースを一気に上げていきます。11秒3-10秒9―11秒6。前半の1600m通過が1分33秒2。ロングスパートをかけたようなキセキ。

離し気味に飛ばすキセキの2番手がアルアイン。ヴィブロスとステファノスが並んで3番手。そこへ内にミッキーロケット、外がレイデオロ並んで前を追って来ました。中団の先頭にサングレーザーが浮上。スワーヴリチャードとマカヒキは後方。

直線先頭でしぶとく頑張るキセキ。アルアインが懸命にキセキを追います。馬群の外にだしたレイデオロが猛然と迫って来ました。坂を上がったところで、外から先頭に立ちかけます。また、その外からサングレーザーが肉迫。内には二枚腰で頑張るキセキ。さらにアルアインもしぶとく食い下がり、内から追い上げたミッキーロケットもジワジワ迫ります。

とはいえ、早めに先頭に立ったレイデオロの末脚は確か。そのままの勢いでゴール前を過ぎて行きました。ガッツポーズから勝者の雄叫びを上げるC・ルメール騎手。秋の天皇賞初制覇となりました。

写真判定となった2着争いは外から伸びたモレイラ騎手のサングレーザー。ハナ差でキセキが3着。1馬身遅れてアルアイン。そのあとにミッキーロケットの順で入線しました。

一方で、1番人気のスワーヴリチャードが10着と大敗。3番人気のマカヒキが7着。ヴィブロスは8着でした。

1600m通過が前記したように1分33秒2、1800m通過は1分44秒8。まさに高速決着。したがってラストは12秒0とダウン。とはいえ、過去10年でレコードに続く2番目に速いタイム。1分56秒8は上々のタイムでした。

それにしても、ルメール騎手は凄いジョッキーです。今年はJRA史の記録を塗り替えて行く可能性があります。