17年ぶりに起きた真夏の七夕祭典!!
新星ゼーヴィント秋へ向けて大きくジャンプ!!
小回りコースのハンデ戦。3歳馬にとって秋に向け大きく飛躍を宣言する重要な一戦でした。 この日、福島は雨模様の予報で、馬場状態は微妙な状況。有力と考えていたセーヴィントは、最内枠、追い込み、雨馬場という条件を踏まえて、予想上では〇→▲→△と狙いを少しさげました。ところが、当日は雨が降らず肩透かしにあった印象。
で、熟考の末、狙ったのがダイワドレッサー。とくに印象の強かった一戦が前走のオークス。スタートで寄れるようにして致命的な最後方。そこから終始外をまわり、4角でも一番外。結果はゴール前でシンワライトが抜け出してチェッキーノが猛追2着。このとき大外から鋭く伸びていたのがダイワドレッサーでした。
優勝したシンワライトと0秒4差。まともにスタートを切っていたら、きっといい勝負をしていたのに違いない。私はこう考えたのです。
小回りの福島で前走のような競馬をしていたのでは厳しい。3走前のフェアウエルSではマイル戦なのに4角では3番手にいるではないか。だとすれば、ポンとスタートさえ切れれば好位で十分対応できそうだ。よし、これだ!これで行こう!私はそう決断をしました。
スタートでポンと前のポジションを狙って、石川騎手のダイワドレッサーが出てきました。その内からジョルジュサンク。この馬が前に出てダイワドレッサーが外から馬体を併せ気味に2番手。そして前半3ハロンを過ぎたあたりで、後方にいたミエノドリーマーがひっかかり掛り気味に好位、先頭グループ。そして前の2頭に並びかけて、自ら主導権を主張する形。
本来、逃げると思われたロードヴァンドールが控えたことで、流れは35秒3-47秒2-59秒6と未勝利クラス並みのスローペース。
中団にナイトオブナイツ、ミライヘノツバサがいて、そのインサイドをゼーヴィント。それを見る形でストーミーシー。そして後方にはアーバンキッド。さらにその直後にアップウォーク、ブラックスピネルの人気馬。
4コーナーでミエノドリーマーに並びかけたジョルジュサンクを、ピッタリとダイワドレッサー。なかなか良い手応えです。そして、インの中団からうまく外に出すことが出来た戸崎・ゼーヴィント。中団からナイトオブナイツが浮上。そして後方馬群も追い上げ態勢。
直線中程で先頭に立ったダイワドレッサーを、外に出したゼーヴィントがもの凄い末脚で並びかける間もないくらい、瞬時に先頭に立ちます。勢いから真一文字にゴールに飛び込んで行きました。
2番手で粘るダイワドレッサー。少し若さを見せながらも、しぶとく粘り切り2着を確保。そして、ゴール寸前で後方から猛然と追い上げて来たのがアーバンキッド、その外からアップウォークとブラックスピネル。
結果はゼーヴィントが優勝。1分47秒0はスローペースで平凡なタイムでしたが、キャリア6戦で3勝。480K台の恵まれた体に、ディープインパクト産駒という背景。素質を感じていたという戸崎騎手。まだまだこの夏の成長度は大。秋にはもの凄い馬に成長しているかも知れません。
そして、惜しかったのが◎ダイワドレッサー。石川騎手もコース、展開を考えて、上手に騎乗してくれました。最後は男と女の差かな、とも考えますが、2着の賞金を加算して秋の大一番につながる可能性が出て来ました。
ちなみに、馬連が3580円。3連複が1万3040円。ゼーヴィントが1番人気だったことを考えると美味しい配当でした。
3着の私の〇印アーバンキッドもゴール前の脚は目立っており、さすが齋藤誠師が福永騎手に依頼したことが良くわかりました。 アップウォークとブラックスピネルは出負けして終始外々を走るハメ。あと一段の成長があると夢が動き出します。