fbpx

あの馬の鳴き声が聴けるかも!?遂に4代目江戸家猫八師匠が今週土曜に登場!!

1003031  様々な動物の鳴き声で有名な江戸家猫八師匠がTBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」に登場します。以前から番組のゲストに出て欲しいという、リスナーの方や私の熱望もあって、遂に登場となりました。
 昨年、11月に江戸家子猫さんから亡くなった先代の江戸家猫八さんに襲名。披露パーティーでは、多くの支持者や関係者、そして親交のある岡部幸雄・元騎手、横山典、田中勝騎手などが出席。
 先代の江戸家猫八さんと親しくさせて頂いた私は、ご子息でもある子猫さんともお付き合いをさせて頂きました。先代は馬主としても有名。なかでもキャットエイトはオープンでも大活躍。先代の猫八さんは愛馬が出走すると、ほとんど必ず競馬場に足を運ばれて、そして最高の笑顔で応援されていました。たとえ結果が悪くても「一生懸命走ってくれてねー。可愛いですよ」と、最後まで笑顔でした。
 4代目猫八さんは先代に連れられて5冠馬シンザンも実際に見られた方。また先代の猫八さんは競馬新聞がない時代、ご自分で1頭1頭成績を書き込んで、現在の馬柱に似た成績を巻物に書き込んでいかれた競馬フリーク。
 そんな話も含めて、ひとつ馬の鳴き声でも4代目から聴けたらと思います。放送日は3月6日、土曜日、TBSラジオ「アベコーのモリもりトーク」です。19時30分からです。乞うご期待!

開幕週の不良馬場。大波乱の中山記念から学んだこと・・(・・)/~~~

 よもや13番人気のトーセンクラウンが5馬身差の独走を演じるとは、誰が考えたでしょうか!
 それもこれも雨。そう、雨でした・・。土曜日の夜から日曜の朝にかけて、雪混じりの冷たい雨が、中山にどかっと降ったことが、すべての始まりでした。
 この日、中山はスタートから雨の不良馬場。前日の不良馬場にこの雨で、馬場コンディションは最悪!? ダートは水が浮き、ちょっとした浅瀬状態。ただ、芝コースは開幕週とあって、不良馬場と言われるほど泥のハネ返りが少ないように思えたのです。
 こういう馬場状態は予想するほうでも掴みづらく、開幕週とあってなおさら難解さを増しているようでした。私の場合も重馬場かも、と考えて予想は付けてみたものの実際、開幕週でもあるし、どういう状況になるのか、雨の降雨量を推測しながら予想。で、実際は考えていた以上の降雨量。長い間、競馬の予想をしていますが、開幕週の雨馬場、そして重馬場、不良馬場の選定と決断は、難解さの極みです。
 1番人気に推されたキングストリートは武豊騎手を背に2連勝中。しかも、中山が初めてで、重馬場の経験もなし。しかも、最内枠。逃げ、先行馬が多く参戦していて、これまで通り前で進めたい同馬には、内でもまれることは間違いなし。大変な厳しい競馬になると考えて△印。惨敗まであるかも知れないとも・・。
 私の中山記念の見方は、内枠を引いたモエレビクトリーが断固逃げ。何がきても譲らないだろう。サニーサンデー、ドリームサンデー、マイネルグラシュー、シャドウゲイトにショウワモダン。これらの馬がいつでも主導権を奪う態勢でモエレビクトリーの直後で虎視眈々。緩みのない流れ。中山芝1,800mの内回りだけど、逃げ先行よりは差し追い込み型が断然有利とみて、◎テイエムアンコール○アブソリュートと考察したのですが、雨馬場を考えて、内枠で前がつかえるよりは外枠のほうが追い込むにはいいだろう、と考えて、◎アブソリュート○テイエムアンコールにチェンジ。

 さて、レースはシャドウゲイトがスタートで大きな出遅れ。案の定モエレビクトリーが主導権。ドリームサンデー、サニーサンデー、マイネルグラシューが追いかける展開。半マイル通過が48秒8で、5ハロン通過が60秒9。不良馬場。速めの平均的な流れでしたが、息の入らない展開で先行各馬は苦しい競馬。
 内の好位置にいた人気のキングストリートも前に出ようとする力はなく、直線はジリ貧状態でギブアップ。先行馬ではサニーサンデーが良く頑張っていたものの、直線インを突いて後方待機のトーセンクラウンが、抜け出すとあっという間に後続を突き放し、あとは独走状態。直線外から力強く伸びたテイエムアンコールが2着。出遅れたショウワモダンが外から脚を伸ばし3着。内から伸びたセイクリットバレーが4着。ドリームサンデーが5着に善戦。
 期待したアブソリュートは出負けしたものの伸びを欠き10着。昨年、不良馬場の東京新聞杯を優勝した道悪巧者でしたが、見せ場もなしの惨敗。ん? 2走ボケ? 納得できない敗退でした。
 いずれにしても、別定なのにハンデ戦並みの13番人気のトーセンクラウンと12番人気のテイエムアンコールで決着。大波乱となりました。トーセンクラウンは初重賞制覇。大雨がもたらした早春の中山のドラマでした。