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新潟記念のハンデに異議ありと、思ってはみたものの・・

0809041_2  例年、大混戦の新潟記念。今年もメンバー構成から大波乱になると考えて予想したまでは良かったのですが、いやはや想像を絶する結果となりました。
 私はある1頭の馬に注目していました。バトルバニヤンです。4歳馬でまだ13戦のキャリア。前走の1,600万下・日本海Sを優勝。アップルサイダーに首差勝ち。58Kを背負い、関屋記念と同じタイムだったこともあるのですが、新潟記念の56Kはどう考えても納得いきません。下の条件を勝ち上がったばかりで、重賞でまだ1度も5着以内に入ったことがない馬が、56Kはないでしょう。昨年、1,600万を勝ち上がったばかりで新潟記念に臨んだトウショウヴォイスが52K。それが良かったのか2着に健闘。今年はエプソムC4着、関屋記念4着。その馬がバトルバニヤンより2Kも軽い54Kは、どう考えても納得いきません。
  それがハッキリしているのは、準OPの博多Sを独走したダイシングロウ。続く1番人気に推された小倉記念(56K)で2着。この馬とバトルバニヤンが同ハンデというのは、どう考えても不公平。準OPを勝ちエプソムC5着、続く七夕賞が3着と上昇気配のマイネルキッツが55K。バトルより軽いのです。
  何故にバトルバニヤンだけが不公平に見えるようなハンデなのか。バトルに勝たせたくないから? それは常識的にまったくありえない。ということは、逆に見たらハンデキャッパーの方たちが、バトルバニヤンの能力を高く認識。これは圧勝もあるぞ、とした結果の判断と決めました。そういえば、2,000mの春の新潟大賞典だってオースミグラスワンの6着、ラスト驚異の32秒7の神業的脚。金鯱賞では57Kを背負いアドマイヤオーラ、インティライミ級と大接戦。その0809042_2実績を踏まえると56Kも仕方ない、当然とさえ思えてきます。
  で、結果は好位置に付けたものの最後の叩き合いで伸びを欠き6着。時計が1分58秒4で、ラストが35秒2。春の新潟大賞典が1分58秒9でラストが32秒7。春に比べラスト3Fが2秒以上遅いタイム。位置取り、仕掛けのタイミングに問題があったようにも思いますが、馬体重がプラス6K。少し余裕残しだったのかも知れません。
  さて、優勝したアルコセニョーラ。今年復帰してから5戦し、2ケタ着順が4回。七夕賞12着からの大反転劇。初めて騎乗し、自身2度目の重賞勝ちとなった武士沢騎手の笑顔が、夏の新潟競馬場に溶け込んでいました。ローカルで軽ハンデがベストですが、決め手を生かせる展開では、今後の重賞競走でも目を離せません。
  1番人気のダイシングロウ。内目を抑えきれない勢いで、主導権を取ったミヤビランベリを2番手に押し込んで逃げる形。直線はアッサリと白旗ギブアップ。情けなやシンガリ負け。馬券を手にした多くのファンから、あまりの不甲斐なさに落胆と非難の声。途中で任務を投げ出した、どこかの首相とオーバーラップしてきます。
  トウショウヴォイスは8着。アテにならないタイプとはいえ味気のないレース。12着→4着→8着→4着→8着。まあ、上下運動の折れ線グラフですね。Y座標の値でも出てきそうです。ところで、このトウショウヴォイスの小檜山調教師。BIの検量室前のエレベーターから乗り込んできて、
  「馬主席はどうやっていくの?」聞いてきます。ハア?現在の新潟競馬場が出来てから8年目、今まで随分と新潟競馬場は来ているだろうに・・・。大丈夫かな?と心配。
 かくして、新潟記念はアルコセニョーラ、マイネルキッツ、トウショウシロッコで、3連単100万円台のウルトラ配当。今年も大波乱の巻でした。

あの早乙女太一の舞台衣装が西武百貨店で!

0809021_2   日本一の女形、あの早乙女太一の衣装の数々が池袋西武百貨店の特設会場で、すぐ目のまえで見られるのです。0809022_2
   早乙女太一の舞台衣装といえば、超一級品の正絹等の着物に、名だたる画家や染物士が下絵を書き、それを染め上げて、日本が誇る一流の縫製で仕立て上げる、まあ 言ってみれば芸術品。最近ではプラチナ入りの保険付きの超高価な着物を、身にまとって踊る早乙女太一も舞台で観られるようになりました。
   で、その早乙女太一の着物をほとんど仕立てている、和裁仕立士、白石末子氏の展示会「私の針仕事展」が、西武池袋本0809023_2 店7階の大催事場で開催されます。
題して『日本の雅 白石末子の世界』。白石氏独特のタッチで仕立て上げた着物、キルトの数々。思わず見とれてしまいます。
   そこには白石氏が自ら開発した他にはない魔法のミシン「卑弥呼」による和キルトの世界が広がります。私も富山県の氷見に立ち寄った際に、白石氏の工房で拝見して感動したものです。いずれ私の愛する馬たちのキルトを制作してもらえたら最高です。
  現在、東池袋駅0809024_2前の大勝軒本店2階に飾ってあるキルトのタペストリー(道路側から見える)は、白石氏の作品です。
   トップキルター60名による布遊びの世界「私の針仕事展」は、8月29日(金)~9月3日(水)まで。時間は10時から21時。ただし、8月31は午後20時まで。そして最終日9月3日は17時までとなるとのこと。
   初秋の風を感じながら、見事なキルト、早乙女太一の着物の展示会に、この機会に足を運んでみてはいかがですか。