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未勝利よりも遅かった重賞・中山牝馬Sにビックリ!!(>_<)

  まったく見るべきものがなかったのが「中山牝馬S」でした。優勝したのがトーセンビクトリー(5番人気)。終始3番手のインをキープ。直線中程で抜け出して外から追い込んだマジックタイム(1番人気)をクビ差振り切り初重賞制覇となりました。

このレースは中山芝1800mの内回り。ポジション取り、小回りということから、それなりのペースで流れるものですが、今回はプリメラアスールが主導権を主張すると、サンソヴァールが2番手で折り合いに専念。その内側にいたトーセンビクトリーも、これ幸いとばかりにガッシリと抑えます。外から好位を狙っていたパールコード(2番人気)もピタッと張り付いて末脚を温存。

その直後のインにはクインズミラーグロ。追い込みのハピネスダンサー、外にウインリバティ辺りまでが好位。出負けしたマジックタイムは中団の外。その内側にビッシュがいます。後方にデニムアンドルビーが追走。

前半の3Fが37秒8、半マイルで50秒2、1000m通過は62秒4。もの凄いスローペースです。ちなみに前日の未勝利戦が37秒2-49秒4-61秒3。

中山牝馬Sは、なんと未勝利よりも遅いペースだったのです。まさに驚きのスローペースでした。その緩いペースで、トーセンビクトリーは3番手の経済コースを走り、追い出したところがゴール前だった。そんな印象が強く残ります。

1番人気とはいえ外から追い込んだマジックタイムは良く走りました。また、5着に押し上げたデニムアンドルビー、6着ウキヨノカゼ。勝ち馬と0秒2差。この馬たちが見どころのあった馬でした。

あまりにもスローの展開で、とくに参考にもならなかった中山牝馬S。この結果はあまり参考にはなりません。当然、1分49秒4も遅い平凡なタイムでした。

浜中騎手は桜花賞TRで何故左ステッキだったのだろうか?

 驚きました。桜花賞トライアル「フィリーズレビュー」のことです。4コーナー手前を外から一気に浮上した1番人気のレーヌミノル。直線に入ると、浜中騎手が手綱をしごきながら内側に寄れて行きます。ステッキを左手に持ったままで、矯正する姿勢が見られません。

好位からインサイドを抜け出しかけて来たジューヌエコールに向かって、横から直接接触するようなシーン。ビックリした北村友騎手が慌てて手綱を引きます。これに頭を上げてブレーキのジューヌエコール。

インコースを懸命にラストスパートのレーヌミノル。態勢を立て直して追い出すジューヌエコール。その時でした。大外から鋭く伸びてきたのが2番人気のカラクレナイ。勢いは歴然。ゴール前であっという間に捉えて初重賞勝ち。

2着はレーヌミノルがそのまま粘りこみ。3番手に内から上がったジューヌエコールをゴール前で一気に捉えたゴールドケープが3着。ここまでが桜花賞出走の権利。

4着にジューヌエコール。直線で致命的な不利を受けながら頑張りました。これまで3勝、デイリー杯2歳Sの勝ち馬で、桜花賞出走は問題ないとしても、この明らかなラフ行為に“降着”という裁定は取られませんでした。 もし、ジューヌエコールが1、2勝馬で、重賞未勝利だとしたら、この4着は桜花賞出走が絶望的になります。 それにしても、浜中騎手はレーヌミノルが直線外から内に斜行したときに、ステッキを右手に持ち変えるなどをして、何故、矯正をしなかったのでしょうか。大きな疑問が残ります。

浜中騎手は昨年秋のマイルCSでも、逃げ切ったミッキーアイルがゴール前で外側に寄れて直後で展開していたネオリアリズム(3着)等を妨害。ネオリアリズムのムーア騎手が手綱を引くシーンがありました。

このいずれものレースが、生憎、私の◎が被害を受ける形となりましたが、今回の明らかな妨害行為は、私個人の見方をすれば降着に匹敵するものだと思います。何故ならば「やったもん勝ち」の風潮は絶対に許してはなりません。

そして、カラクレナイの勝ちタイム1分21秒0は、ここ10年でベストタイムとなりました。まさに桜花賞の目玉的存在です。