やったー!秋のGIは7戦6勝の快進撃!!ご声援ありがとうございました!(^^)!
世界のホースマン注目の「ジャパンC」。1番人気キタサンブラックが圧巻の2馬身半差。強力な同型が見当たらないことから、キタサンブラックが一人旅に持ち込むだろう、という大方の見方。1番枠を引き当てたこともあり多くの支持が集中しました。
私もキタサンブラックは天皇賞をパスし、ここ一本に備えて来たこともあって、最大のライバルと考えていました。
で、スローペースは必至。私は昨年の有馬記念を考えていました。当時もキタサンブラックの単騎逃げ。3番手で展開したゴールドアクターが優勝。同じような位置にいたサウンズオブアースがクビ差の2着。キタサンブラックが3着。
同じようなペースであれば、キタサンブラックの直後で展開するサウンズオブアース、ゴールドアクターにもチャンスはあると見ました。
なかでも、サウンズオブアースは昨年のジャパンCでレース中に大きな不利がありながら差のない5着。今回の直前、京都大賞典で見せたラスト33秒1の破壊力からも、十分勝負になると考えました。
そして予想は◎サウンズオブアース〇キタサンブラック。私なりに結構自信がありました。
そして、抜群のスタートを決めたキタサンブラックが自然に先頭に立つ形。ワンアンドオンリーが2番手。その直後にゴールドアクター、外には武豊キタサンを一本にマークするムーア騎手のリアルスティール。他の馬が何故に来ないのか、ムーア騎手が再三後ろを振り返ります。
中団の内に追い込みのルージュバック早めの位置取り。外に並ぶデムーロ騎手のサウンズオブアース。その真後ろにシュヴァルグラン。後方にはレインボーライン。その後ろにフェイムゲームで、背後にはどうしたのか消極策のディーマジェスティ。
前半の1000mが61秒7。半分の1200m通過が1分14秒2。やはり予測された通りスローで流れて行きます。
ほとんど一団の展開。直線は最内を開けて先頭に立っているキタサンブラック。その真後ろにはゴールドアクター、外にワンアンドオンリー、その外側にリアルスティール。ラストインパクトは開いたインを狙います。ルージュバックがイラプト、フェイムゲームと並んでラストスパート。
その後ろで内に位置取りしていたサウンズオブアースが内から外に持ち出します。その後ろから外をまわるシュヴァルグラン。
ラスト400mで武豊キタサンブラックが、一気にゴーサイン。ここでゴールドアクター、リアルスティールが少し離されました。それを見たサウンズオブアースが外から猛然とキタサンブラックを急追。
キタサンブラックが突き放しにかかった外からサウンズオブアースがグイグイと肉薄。とはいえ、キタサンブラックがセーフティーリードを保って、そのままサウンズオブアースを振り切りゴールイン。武豊騎手4勝目のジャパンC優勝。
サウンズオブアースが2着に入り、一番外から内で粘るゴールドアクター、リアルスティールを差し込んで3着。
一方、人気の一角ディーマジェスティは後方でまったく動けず13着の惨敗。展開というよりも体調が一息、本物ではなかった印象です。同じような位置にいたドイツのナイトフラワーにも伸び負けてしまいました。
なお、海外招待馬で最先着が7着のイキートス(ドイツ)。騎乗したファーガソン騎手は「いい瞬発力をみせることが出来ました。素晴らしいレースが出来ました」と満足顔。この程度の海外の馬は、おそらく来年も勝負にならないでしょう。アゴアシ付きの招待馬。この観光気分は当分続きそうです。
いずれにしても、秋のGIは7戦6勝。〇キタサンブラック◎サウンズオブアース△シュヴァルグラン。心に残るジャパンCとなりました。
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後味最悪!浜中騎手は寄れるミッキーを矯正できなかったのか?!
注目の秋のマイル王決定戦、GI「マイルチャンピオンシップ」は、3番人気に推されたミッキーアイルが逃げ切り勝ちを収めました。2着に2番人気のイスラボニータ。そして私の◎ネオリアリズム(7番人気)が3着。3連複が的中して秋のGIは6戦5勝となりました。
とはいえ、今年のマイルCSは実に後味の悪い結果となったことも事実です。振り返ってみましょう。
抜群のスタートから労せず先頭に立ったミッキーアイル。一完歩遅れたネオリアリズムが2番手に進出。3番手は内からスノードラゴン、中からウインプリメーラ、外からサンライズメジャーが3番手を争います。その直後にイスラボニータ。それをマークする形でディサイファ。直後のインに1番人気のサトノアラジン。外にはヤングマンパワー、それにフィエロが並んでいます。ダノンシャークがいて、その後ろの内にロードクエスト。
前半3ハロンが34秒4。前日の降雨の影響で良馬場でもいくらか時計を要するコンディション。それを考えると緩みのない流れです。
ほぼこのままの形で4コーナーを迎えます。快調に飛ばすミッキーアイル。この走りを見て2番手のムーア騎手がネオリアリズムにステッキを入れます。好位5番手に外から上昇したイスラボニータ。
そして逃げるミッキーアイルに早めに捉まえに出たネオリアリズム。この辺りが11秒6。3番手以下が少し置かれました。ミッキーアイルに馬体を並べたネオリアリズムのムーア騎手が懸命にミッキーアイルを抜き去ろうとします。激しい叩き合い。このときでした、そう、ラスト100mを残した辺りです。
右ステッキを入れて懸命に粘りこむミッキーアイルが、急に寄れて外のネオリアリズムに馬体が接触するような事態。この時でした。直後の内から迫っていたサトノアラジンとその外のディサイファ。さらに外のダノンシャーク。まずサトノアラジンが急ブレーキ。その外のディサイファも武豊騎手が急ブレーキ。挟まれる形でディサイファが口を割り立ち上がります。外のダノンシャークもその煽りを受けます。
ミッキーアイルは右ステッキを入れて、あとは目の前のゴールに向かって懸命に手綱を押します。このときも外に寄れます。そして直線で好位の外に進出していたイスラボニータが急追。この2頭に挟まれる形でネオリアリズム。ゴール直前はムーア騎手も諦めました。
ミッキーアイルがイスラボニータの追撃をクビ差振り切って1位入線。当然ながら審議となりました。
しばらく沈滞ムードの時間が流れて、到達順位の通り確定!とのアナウンス。ネオリアリズム、サトノアラジン、ディサイファ、ダノンシャークの進路を妨害はあったものの着順を覆すものではないとの裁定でした。
つまり、この不利がなくてもミッキーアイルには勝てなかった、という裁決の判断でした。とはいえ、後味の実に悪いマイルCSだったことは確かです。
それに疑問に思ったのは、ミッキーアイルが内に寄れているのに、浜中騎手は右ステッキを入れて、なおかつ手綱を内に引くという動作が見られなかったことです。私の目にはひたすら右ステッキを入れて、懸命に手綱を前にしごいているようにしか見えませんでした。何故、左ステッキに持ち替えて矯正できなかったのか、勝ちたいという意欲は理解できますが、なんとも残念な騎乗でした。
浜中騎手には11月26日から12月18日まで騎乗停止の制裁となりました。
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