圧巻!これが◎ドゥラメンテのスーパー級破壊力だ~!!
皐月賞が的中しました。◎〇☆の本線で的中しました。2月の共同通信杯を観たときから決めていました。皐月賞はこの2頭しかいないと……。
皐月賞は弥生賞を制したサトノクラウンが1番人気。共同通信杯で接戦を制し、スプリングS2着のリアルスティールが続いていました。
そのリアルスティールに共同通信杯で2着に敗れたドゥラメンテが続く人気。今年の皐月賞は1800万くらいが出走のボーダーラインとも言われて、1650万のドゥラメンテは参戦できないかも、という声があったのですが、直前でもグァンチャーレ、シャイニングレイなどが次々と回避。必然的にボーダーラインが低くなったのですが、なんと本番に参戦したのは15頭。フルゲートが18頭なので、満杯に満たない珍しい皐月賞となりました。18頭フルゲートになって以来、初めての15頭のレース。ビンゴガルー、カツラノハイセイコから数えて36年ぶりの15頭の皐月賞となったのです。
私は共同通信杯でリアルスティールに◎を打ち、ドゥラメンテに〇を打ったのですが、当時、石橋脩騎手が騎乗。出負けしながらなんとか好位置をキープ。ところが、ハミ掛かり悪く、折り合いを欠くような仕草。向こう流しでは、口を割り、頭を上げてイヤイヤしながら懸命に落ち着かせようと苦労する石橋騎手。それで中団の後ろ近くまで後退。それでも、直線は追い出されると外からケタ違いの破壊力。ゴール前は先頭に立ったのです。そこを内から間を割って出たリアルスティールに差し込まれたものでした。
むろん、キャリア1戦で重賞を制したリアルスティールの資質の高さも大したものですが、なんだかわからないクシャクシャのレースで2着したドゥラメンテ。ワクワクするような心躍るものを、私は感じとっていたのです。
よし、皐月賞で狙ってやろう!おそらくM・デムーロかルメールが騎乗して来るに違いない。私はそう考えて本番の皐月賞は臨んだのでした。
今年の皐月賞は強力な逃げ馬がスピリッツミノル1頭だけ。3番枠という絶好の枠を引き当てながら、いざスタートとなると萎縮したのか、前に行けず酒井騎手もステッキを入れながら仕方なく好位追走。ダッシュ力に優れているキタサンブラックが押し出される形で先頭。そこを外からスローを見越した横山典・クラリティスカイが主導権を主張。2番手のキタサンブラックを離し気味に飛ばして行きます。
リアルスティールはスプリングSの反省を踏まえて、今回は福永騎手もスローを見越したのか好位置をキープ。その後にダノンプラチナがいて、その直後のインにはブライトエンブレム。そしてサトノクラウンが続き、その真後ろに一息出負けしたドゥラメンテ。最後方は直線に賭けるベルーフ。
前半3ハロンが35秒2、半マイルが47秒0。レコード決着だった2年前の34秒1より1秒1遅いペース。さらに半分の1000m通過が59秒2。ロゴタイプのときが58秒0。それよりも1秒2遅い平均ペース。
そして、4コーナーにさしかかると後続馬もどっと押し寄せてきました。逃げるクラリティスカイにキタサンブラックが外から並びかけて来ます。そして目標にしていたサトノクラウンを背後に確認してリアルスティールが接近。
一方で、後方待機で進めたドゥラメンテ。4コーナーにかけて内々から中団くらいまで進出。そのときでした。4コーナーで外に出すこと決めたドゥラメンテが、デムーロ騎手が進路を軽く外に促すと、手前がうまく変わらず、外へ大きく寄れてしまいました。それのアオリを食った中に、1番人気のサトノクラウンがいました。
大きく外へ寄れたドゥラメンテ。ここで態勢を整えると、なんと直線大外から最近見たことがない破壊力。あっという間に突き抜けてしまいました。デムーロ騎手もその強烈なパフォーマンスに信じられないという表情。そしてゴール前は流す余裕で圧巻の1馬身半差。2着のリアルスティールの福永騎手も信じられないという表情。ゴール過ぎてデムーロ騎手と福永騎手が馬上で握手。
3着がキタサンブラック。2馬身半差水があきましたが、一旦下がりながら再び盛り返して大健闘の3着。ブライトエンブレムが4着。1番人気のサトノクラウンは不利もあり無念の6着。
時計が1分58秒2、2年前のレコードに0秒2差まで肉薄。ビッシリ追っていればレコード優勝だったのかも知れません。そして、ドゥラメンテのラストが33秒9。信じられないパンチ力です。開幕週なら33秒台前半。まさしくスーパー級の逸材です。歴史に大きく名を刻む名馬に育つ可能性もあります。
母はアドマイヤグルーヴ。数多くのGIレースでその名を轟かせた女傑。そして父がキングカメハメハ。牡馬クラシック初制覇と長年の夢が叶いました。
おめでとう、ドゥラメンテ。私も◎〇☆で3連単的中。予想家として、ファンの一人として嬉しいクラシック、皐月賞となりました。
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◎レッツゴードンキ!4馬身差の驚き桜のドラマ!!
「顔ぶれを見ると強力な逃げ馬が不在。スローで展開する可能性が大。好位で自在に対応できる器用さは魅力。楽しみです」と、私は桜花賞の予想でそう書きました。
まさに、それは予想外のドラマの結末に私も驚きでした。その結果は後続に4馬身差の独走というドラマで締めくくられたのです。
今年のクラシックの先陣を切って桜が満開の下、阪神競馬場で「桜花賞」が行われました。
圧倒的な1番人気は、直前のきさらぎ賞で牡馬を相手に圧勝した3戦3勝、無敵のルージュバック。1.6倍というオッズで他を圧していました。マイナス6Kという馬体でしたが、落ち着きがあり、醸し出す雰囲気は、さすがにクラシック最有力候補、という印象を受けたほどです。
ただし、阪神が未経験で、初めてのマイル戦。前日までの雨の影響も気がかりでした。そこで狙っていたレッツゴードンキは、札幌2歳3着のスタミナ、ステップ台のチューリップ賞が重馬場で3着。阪神のマイル戦を2度続けて走って来ている魅力が、私の脳裏では大きなポイントを上げていたのです。
そして、注目のスタートです。外のローデッドが大きな遅れ。クルミナル、キャットコインもアオリ気味のスタート。
内からムーンエクスプレス、ノットフォーマルが自然に前に出て行きますが、互角に出たレッツゴードンキが3番手。ところが、前の2頭が手綱を引く形を見て、レッツゴードンキの岩田騎手が、外からスーと無理せず先頭に立ちます。ここで、好位グループの馬は妥協。極端なスローペースが始まりました。
一方、1番人気のルージュバックは互角に出て好位をキープできそうだったのですが前の馬が折り合い重視で下がって来ると、真後ろのルージュバック戸崎騎手が手綱を締めます。そのとき外からゾロゾロと前に出て来て、ルージュバックを包み込む形。仕方なく位置取りを下げざるを得ませんでした。
3コーナーに向かうときには後方から数えて4頭目まで後退。前半3ハロンが37秒1。魔の桜花賞ペースとは、よく言われたものでしたが、今年は異常とも思えるくらいのペース。過去10年で一番遅かったダイワスカーレットが優勝した8年前の桜花賞が、3ハロンで35秒7、それよりも1秒4も遅い流れ。半マイルが50秒ジャスト。ここで勝負ありでした。抜群の手応えで先頭を走るレッツゴードンキ。引きつけた逃げでしたが、好位、後続の馬は動かず。
そうこうしている間に、すでに4コーナー。先頭で楽々手応えのレッツゴードンキ。その直後にノットフォーマル。外にアースライズが進出。ムーンエクスプレスの外にレオパルディナ。中団の前にいたイン狙いのクイーンズリング。その真後ろにコンテッサトゥーレも内ラチ狙い。そのまた直後にクルミナル。外にはココロノアイ。その後ろが内にルージュバック、外にキャットコインが並んで前を追います。
抜群の手応えで4コーナーをまわって来たレッツゴードンキ。直線の中程、あと200mで追い出すと、ここから一気に再加速。後続馬を突き放しにかかります。ルージュバックを警戒したのか、岩田騎手も手綱を緩めずそのまま一目散にゴールを目指し、4馬身差に広がったところでゴールイン。ラスト3ハロンを33秒5という素晴らしい二枚腰。圧巻の独走でした。
左手で軽くガッツポーズの岩田騎手。そして頭を左右に振り、自己陶酔のパフォーマンス。まさにワンマンショーの趣きでした。
出負けしたクルミナルが外に出してグンと伸びて2着。最内からコンテッサトゥーレと迫って来たクイーンズリングが、3、4着。
一方で、注目のルージュバックは、4コーナーで4番手。ラスト33秒台の逃げ切り勝ちとあって、まったく末脚が不発。9着に敗退。同じように2番人気のココロノアイも後方で伸びを欠き10着と凡退してしまいました。
関東馬が1、2番人気と、最近になかった桜花賞でしたが、関東馬はノットフォーマルの5着が最高。
さあ、次は東京競馬場が舞台のオークスです。距離が2400mに延びて、かつスタンド前からの発走。どんなドラマが待つのか胸がどきどきします。
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