度肝を抜いた3連単339万3960円の衝撃!!
事実は小説より奇なり!それは、まさによもやの結末でした。今年、2021年の女王の座を争う注目のGI「エリザベス女王杯」。昨年に続き阪神で開催されました。
それはまさかの結末。その衝撃は10番人気のアカイイトがなんと2馬身半差の劇的なワンマンショー。後方に待機していたアカイイトは4コーナーで外から急接近。内から先頭に立った1番人気のレイパパレを直線捉えると、一気に突き放して2馬身差の独走劇。
2走前、ようやく3勝クラスを脱出。前走の府中牝馬Sが12番人気で7着。さすがに初めてのGI挑戦では厳しいと思われましたが、まるで別馬のようなパフォーマンス。
単勝6490円。馬単13万7500円。3連単が339万3960円!衝撃の配当となりました。
この結末となった要因は2つ。逃げ宣言をしていたロザムールが先手を主張していたのに、シャムロックヒルの団野騎手が手綱をシゴいて先頭を譲らず、3番手以下を大きく離して飛ばします。これを好位にいた1番人気のレイパパレ、これをマークしていた3番人気ウインマリリン、2番人気アカイトリノムスメが早めのスパート。
とくに少し掛かり気味のレイパパレは4コーナー手前で挟まれて躓く不利。ここで気落ちさせまいとルメール騎手は、懸命に前の馬を捉えに出ます。レイパパレの直後にいたランブリングアレーもこれを追ってスパート。さらにアカイトリノムスメも動きます。
そこへ外から一気に仕掛けてアカイイトが肉薄。アカイトリノムスメの外から少し内に寄れたのでアカイトリノムスメの進路が窮屈になる不利。ラチ沿いから抜け出したレイパパレに急接近。苦しくなったレイパパレをアッサリと抜け出すアカイイト。逃げ、先行勢はことごとく失速。これが1つ目の要因。
そして、現在の阪神は良馬場発表とは言え、極端に時計を要する馬場コンディション。このことが結果的2つ目の大きな要因。
ちなみに、同じ阪神で行われた昨年のラッキーライラックの勝ちタイムが2分10秒3。レースのラストが34秒8。対して今年は2分12秒1、ラストが36秒5。なんと2秒も遅い時計なのです。
今年の前半の5ハロンが59秒0。実際は57秒の前後のくらいの超ハイペースだったと思われます。そこにレイパパレを筆頭に人気の馬は壊滅した印象です。
2着は大激戦。どっとなだれ込むようにひと塊でゴールイン。中団に待機した7番人気のステラリアが2着。最内から伸びた後方待機のクラヴェルがクビ差で3着。後方待機のソフトフルート、イズジョーノキセキが4、5着。
レイパパレが6着。アカイトリノムスメが7着。4番人気テルツェットは11着で、ウインマリリンは体調に問題があったのかブービーの16着でした。
阪神は常識では測れないくらいのドラマが待っているような気がします。
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役者が一枚違った!昨年に続き今年も横綱相撲!!
「2連覇出来てすごく嬉しいです。おおきに~!」と、お馴染みの勝負服で、お馴染みの喜びの表情でコメントするルメール騎手。
ジャパンカップの前哨戦とも言える「アルゼンチン共和国杯」(東京芝2500m)。昨年の覇者、圧倒的な1番人気に推されたルメール騎手のオーソリティ。直線坂上から抜け出すと、断然の強さを見せて余裕綽々の2馬身半差のワンサイド勝ち。
強力な逃げ馬が不在、その中で主導権を取ったボスジラ。これに少し掛かり気味になりながら外から2番手をキープした2番人気のアンティシペイト。アイアンバローズが好位で、その後にゴーストと抜群のスタートを決めたオーソリティ。3番人気のフライライクバードがオーソリティを前に見る形。
前半の5ハロンが63秒4。まさにキャンターに近い超スローペース。スタートでダッシュのつかなかったマイネルウィルトスが中団まで上昇。その内にレクセランス。スタートでモタついたサトノソルタスとディアマンミノルは後方で展開。
直線に入りゴーストを捉え先頭に躍り出たアンティシペイト。直後にオーソリティが迫ります。その後にはフライライクバードとアイアンバローズ。外から追い上げるマイネルウィルトス。
坂上でアンティシペイトに外から並んだオーソリティ。勢いが違いました。一気に先頭に立つと後続を突き放して行きます。離されたところにフライライクバードとマイネルウィルトスの2番手争い。そして外からレクセランスとディアマンミノルが伸びて来ます。
悠々と2馬身半差の横綱相撲。57.5kのトップハンデも役者が一枚上。見事な連覇劇となりました。未定ながら、おそらくこの後はジャパンCか登録のある香港ヴァーズ、または有馬記念に向かうものと見られます。※ジャパンCへ出走見込(12日19時現在)
マイネルウィルトスがフライライクバードに競り勝って2着。以下、レクセランス、ディアマンミノルの順で続きました。
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