圧倒的1番人気が中京の雨で失速か!さて本番は?!
菊花賞の前哨戦「神戸新聞杯」。本番に向けて重要な一戦。昨年のコントレイルに続き今年もダービー優勝馬が登場。単勝1.8倍と断然の人気に推されたシャフリヤール。そして皐月賞、ダービーで3着と世代の代表格ステラヴェローチェが当然2番人気。横綱と大関の対決の様相でしたが、折から中京は早朝から雨。午後になると雨が激しさを増し、ダートは水が浮く状態。
道悪馬場で走っていないシャフリヤールは大丈夫なのか。ステラヴェローチェは不良馬場で行われたサウジアラビアRCで圧勝。間違いなく道悪は巧者。
私のイチオシはレッドジェネシス。ダービーでポツンと最後方を走り、直線は馬場コンディションの悪いインを突いて見せ場のある脚。時計を要した稍重のゆきやなぎ賞を独走。馬場の悪化は歓迎だろう、即ちラッキーな雨と見ました。
スタートと同時に飛び出したモンテディオ。これを外から仕掛けてテイエムタツマキ制して先頭。これにシゲルソウサイ、イクスプローション、ワンダフルタウンが好位を形成。その外からシャフリヤールが機を窺います。そしてキングストンボーイ、ステラヴェローチェ、レッドジェネシスが後方で牽制。
前半の5ハロン通過が63秒8。不良馬場とはいえこのペースは遅い。とはいえ各馬一団の展開で、仕掛けどころがカギとなりました。
直線に入り内外に広がる展開。ゴール前あと200m。ここで2番手から先頭に躍り出たのがモンテディオ。シャフリヤールは一番外をまわる展開。
その時でした。インをピッタリと通ったレッドジェネシスが、テイエムタツマキを捉えて内から一気に2番手に進出。
ステラヴェローチェはシャフリヤールをマークしていましたが、鞍上の吉田隼騎手が相手はこれじゃない、と思ったのか、進路を内側に切り替えて、レッドジェネシスとモンテディオの間に入ろうと策します。
ゴール前は内からレッドジェネシス、外からステラヴェローチェの激しい叩き合い。半馬身抜け出たところがゴールでした。3着は少し離れてモンテディオが、外から迫ったシャフリヤールを振り切り3着。菊花賞出走権をゲットしました。
吉田隼騎手の巧みな切り替えプレーに脱帽。もし、シャフリヤールを最後までマークしていたらレッドジェネシスに軍配が上がっていたかも知れません。吉田隼騎手は秋華賞、菊花賞の2冠制覇が目前に迫って来ました。
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読み通り完勝だ!ところがなんと2着をミスった~!!
今年の秋華賞トライアル「ローズS」は、私なりにすごく自信がありました。自信満々で臨んで来たように見えたのがアンドヴァラナウト。前走の出雲崎特別で、独壇場の強さでアピールしたことから、このポテンシャルは間違いなく重賞級と予想。
ローズSで3着以内に入れば秋華賞の優先出走権。確実に権利は取れる。よしんば負けても2着はあるはず。と私は予想。
ところが、私はアンドヴァラナウトの後ろに控える馬ばかりを気にしていて、印上は単騎逃げのエイシンヒテンを、ノーマークにしてしまったのです。そのことでレース前から何かモヤモヤ感でいっぱい。◎のアンドヴァラナウトが早めにエイシンヒテンを捉まえてくれないか、それが早め4角先頭でもいい、早く先頭に立ってくれないものか。私はそう考えていました。
レースは予想通りエイシンヒテンが楽々先頭に立ちます。これに並びかけていくような馬が見当たらず単騎逃げ。一人旅です。前半の3ハロンが36秒3。これは遅い!と判断した追い込みの横山典・オパールムーンが、仕掛けて一気に上昇します。外から2番手に浮上。
その後にストゥーティ、アンドヴァラナウトはそれらを直後で見る形。背後には1番人気のアールドヴィーヴル。オークス4着で2番人気のタガノパッションは、前のアールドヴィーヴルを見ながらの展開。
一方、3番人気でルメール騎手が騎乗のクールキャットはスタートで後手。位置取りが悪くなってしまいました。さらにフローラS以来の登板となった人気の一角、川田騎手のオヌールは、タガノパッションの直後で待機作戦。
前半、5ハロンが61秒2。2番手以下を離し気味に一人旅に持ち込んだエイシンヒテン。快調な逃げ脚。これはマズいと感じたアンドヴァラナウトの福永騎手。直線、馬場中央からエイシンヒテンに並びかけて一気に先頭に立ちました。
2番手に下がったエイシンヒテンも権利奪取で懸命の粘り。そこへようやくアールドヴィーヴルが突っ込んで3着。
強かったアンドヴァラナウト。読み通り完勝でした。秋華賞でも楽しみです。
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